事前予想 東京優駿(日本ダービー) 枠決定後追記


・東京優駿(日本ダービー)

東京 芝 左回り 2400m Cコース替わり 3歳オープン 
オークスと同じく実力が素直に出るコース形態。
オークスでもそうだったが、ゴール後ろの観客前スタートで取り乱し暴走気味となった馬がいた。
※結果的に破滅的な逃げで残念ながら負けた。

基本的にはミドルペースを想定する。
オークスよりも2400m経験や2400以上を想定した臨戦過程を踏む馬が多数のため、距離適性以上に最後の脚とかからずに最終直線まで折り合えるコントロール性が必要。
最初のコーナーまでは350mと長すぎず短すぎずの距離でミドルペース想定。
ペースは逃げ馬の存在で大きく変わりそうだが、逃げ馬はほぼ逃げ切れない。
先行から抜け出しての押切もしくは後方からの直線一気で馬券内に入るイメージ。
先行~差し、4番手~13番手くらいの中段くらいからレースを進められる馬をさらに評価したい。
※上記はオークスと同様。
ただ、今回はオークス以上に逃げそうな馬が少なくスローからミドル想定と考えるとオークスよりも前目の3~10番手くらいの馬をより評価していきたい。

皐月賞組を1番に評価。
特に今年はジャンタルマンタルという絶対的マイルチャンピオンがいた。
この馬との力差・着差がどのくらいかで皐月賞組は評価を分けたい。
距離適性の合わなかったジャンタルに通用しなかった馬が、2400mでジャンタルに勝った馬に勝つことは難しいと考える。
次点では青葉賞組を検討したいが今年はレベルが一段低かった。
皐月賞組を最重視しつつ、ばらばらの臨戦過程の馬たちを再度一考して検討する必要がある。


・ジャスティンミラノ 皐月賞レコード勝利馬。
皐月賞だけでなく、その前の共同通信杯でもスローペースからの上り勝負で11.3-10.9-10.8という加速ラップで勝ち切った。
明確な逃げ馬がいない今回の出馬表からも先行好意から抜け出して、脚を使われては後ろの馬は届かない。
Cコース変わりも先行馬には追い風と考える。
枠にもよるが、勝ち負けの1頭。
S+評価。

・コスモキュランダ 皐月賞2着。
皐月賞の印象が非常に強い馬であることは間違いない。
皐月賞自体はペースも流れており、非常にハイレベルなレースだった。
4コーナー回っても買ったジャスティンミラノより外を回して不利な状況。ジャスティンミラノ同様4コーナー手前から仕掛けていき、脚を使ったが届かず。
上り3位の足も使えており、距離適性も問題ない。
東京経験の少なさだけが不安要素。
S評価。

・レガレイラ 皐月賞6着、ホープフルS1着。
皐月賞はポジション取りの差で負けている。
外を回している点、前にいた先行場有利であったが、上り最速で6着は評価したい。
スタートからも遅れて、仕掛けも遅れたことで負けた。
今回手がルメールJに戻ることからポジション取りについては改善できると思う。
ジャスティンミラノがマークされればレガレイラへのマークは甘くなる。
逆にレガレイラもジャスティンミラノを徹底マークして消耗戦になると分が悪い。
枠にもよるが、ジャスティンミラノより外で中目の4~6枠くらいが欲しい。
ここでの巻き返しが期待できる。
A+評価。

・アーバンシック 皐月賞4着。
前走の敗因はレガレイラ同様ポジションの差。
最後の脚も持っているが、少し後ろ目の脚質のため一つのミスが命取りになる。
アーバンシックも枠が非常に重要だが、邪魔されない外枠では内有利のトラックバイアス的に不利。
内だと包まれる+直線で前が空かない可能性がある。
ジレンマのある1頭。
A評価。

・シックスペンス 中山専用特機。
現時点で中山競馬場経験しかないところは割引だが、すべてのレースで先行して早い上りを使えている点は非常に評価できる。
スタートセンスも良く、ぽんと出てからすっと折り合える点は2400mの距離延長も問題ない。
手前替えからのギアチェンジも恐ろしく。皐月賞組以外では高く評価するべき1頭。
ただ、前走のメンバーレベル的には皐月賞には遠く及ばないため、一段下げてAと悩んだがB+評価。
B+評価。

・シュガークン 前走の青葉賞は展開が向いた勝利で素直には評価できない。
逃げ・先行脚質はCコース変わりには合う
鞍上の武豊Jも「偉大な兄と比較するのは…」というコメントもある通り、上位評価の馬へどこまで対抗できるか。
一番勝利への道があるとするなら、逃げてペースをコントロールする事か?
武豊であればそれもできるが、ダービーという大舞台であまりにも一か八かの勝負すぎるため、その手は使わないと思う。
馬場がしぶれば評価を上げたい1頭。
B評価。

・ダノンデサイル 皐月賞除外馬。
京成杯ではアーバンシックを真っ向勝負で負かしており、皐月賞でも高く評価していた。
残念ながら、皐月賞は除外となってしまったが、改めて仕切り直しの一戦。
横山典弘Jの専用特機。
新馬戦から一貫して乗り続けている。
追い込み、先行、追い込み、先行と異なる展開で掲示板内を確実に確保していて、器用さがあり、各コースのペース傾向を考えると単純な「お勉強」レースではなく勝ち方を教えつつ結果が比較的ついてきているパターン。
ダービー連対率の高い典弘Jならここは期待したいところ。
ただ、除外後のレースのため。調教・馬体重はよく確認する必要がある。
また東京・左回りコース経験、好走歴が少ないことから過剰に評価を上げ過ぎない事。
B+評価。

・ゴンバデカーブース NHKマイルカップ4着。
評価が非常に難しい馬。
NHKマイルではジャンタルマンタルに完敗だったがのどの手術明けとしては非常に頑張ったと思う。
ゴール後しっかり伸びていることからも、2000mくらいは問題なさそうだが、2400mまでとなったときに現状のマイルのみの経験はかなり厳しいのではないかと感じてしまう。
府中の経験も豊富でコースが合わないことは無いと思うので、あとは距離適性+調教での走りを確認したい。
現状鞍上が未定のため、そこも不安点。
B評価。

・エコロヴァルツ 朝日杯・共同通信杯・皐月賞と世代トップクラスの馬に敗戦が続いている。
最大の問題は気性面で、共同通信杯でも前半いっぱい折り合いをつけるのに苦労しているような状況だった。
皐月賞では多少改善したように見えるが、結果的に後ろからとなり届かない。
今回手が変わり、岩田康誠Jに代わることから内枠が取れれば一変する可能性を秘めていると思う。
ただ、皐月賞の負け方を見ていると2400mも走れなくはないが、あくまでもマイル前後の距離適性が高いように感じるため、ここは評価を下げる。
B評価。

・シンエンペラー 皐月賞5着。
相手なりに常の好走しており、世代の中でも能力は非常に高いと感じている。
皐月賞でも上の印をつけたが、負け方が不可解。
ジャスティンミラノに並ばれて前に出られると戦意喪失したように後退した。
結果アーバンシックに差され、レガレイラにも首差まで迫られている。
最終直線のポジションから考えるとあまりにも失速がひどい。
2400mで持つかといわれると怪しいと考え、ここは評価を下げる。
C評価。

・ダノンエアズロック 弥生賞7着。
弥生賞は前目のポジションから、まくられてペースを崩したのか大きく負けた。
前走は東京2000mの不利な外枠から、終始外を回ったにも関わらず、直線で抜け出すと最後は流してゴールと強い競馬。
ただ、プリンシパルS自体はレースレベルはそこまで高くなく、G2出走するクラスの馬であればあの勝ち方は素直に評価できるものではなかった。
アイビーSではレガレイラにも勝利しているが、レガレイラとの誕生月は2か月離れている。
このあたりで成長局線的にレガレイラに追い越されていても不思議はない。
ここは評価を下げておきたい。
C評価。

S+ ジャスティンミラノ
S  コスモキュランダ
A  レガレイラ(+)、アーバンシック
B  シックスペンス(+)、ダノンデサイル(+)、シュガークン、ゴンバデカーブース、エコロヴァルツ
C  シンエンペラー、ダノンエアズロック

S+.S→S+.S.A→B+まで6頭

Cコース変わり初週のためトラックバイアスはよく確認が必要。
現時点で判断できそうなのは上記の馬と判断している。

枠確定後再評価
S+  ジャスティンミラノ
S    コスモキュランダ、レガレイラ
A    シックスペンス、ダノンエアズロック、ダノンデサイル
B    ビザンチンドリーム、アーバンシック(+)
C    シュガークン、ゴンバデカーブース、シンエンペラー、エコロヴァルツ

15.ジャスティンミラノ
川田、ルメール、池添Jらがミラノよりうちに入ったことで、閉じ込められるリスクがかなり減った。
気になるのは鮫島Jのショウナンラプンタだが、自力ではミラノが圧倒的に上で真隣で無い分マークも甘くなりそう。
内枠有利が想定されるが、前目から抜群の脚が使えるミラノであれば馬券内は硬いと考える。
勝ち負け。
 
6.コスモキュランダ
包まれすぎず、比較的好きなポジションを取りやすい。
サンライズアース、ジューンテイク、内に入ってくるダノンエアズロックやジャスティンミラノらを見ながらレースを進められそう。
 
2.レガレイラ
Cコース替わりで良い馬場を走りやすく、無理に内に入っていく無理をする必要もない。
重賞以外では内目の枠に入っており、その時は先行していることを考えると少し前にポジションを取って脚を使えれば勝てる可能性は高い。
ルメールJへの乗り代わりもチャンス。
ジャスティンミラノが外に行ったので、無理にマークする相手もいない。
逆に後ろに下がってしまうと封じ込められて牡馬との場角の差で出てこれないリスクはある。
 
5.ダノンデサイル
明確な逃げ馬がいないため、鞍上がどう動くか読めない。
ただ、武豊Jや横山典Jのような大ベテランが奇策を打って逃げた場合は非常に恐ろしい存在。
この枠であれば、後ろに下げることも内に入れて逃げることもできる。
ダノンデサイル自体が横山典Jが一貫して乗っていること、皐月賞を回避したことからもここを狙ってくるのではないか。
 
9.ダノンエアズロック
モレイラJ騎乗が決定しちょうど真ん中の枠で、内のアーバンシック・レガレイラ、外のジャスティンミラノ・シックスペンスらを見ながらレースを進められる。
先行するエアズロックにとってはCコース替わりも追い風。
有力馬を見ながら、先行して勝負に出たいところ。
 
12.シックスペンス
先行したいシックスペンスに十分な枠。
大外だけは嫌だったはず。
内に切り込みながダノンエアズロックを見れるのは大きい。
 
8.アーバンシック
スタートがあまりよくないため、後ろからを想定。
内で包まれるよりは下げて後ろから内を回して大外から勝負できるこの枠は悪くない。
ただ、他の馬たちがより自分の良さを生かしやすい良い枠に入ったので、相対的に下げ評価。
 
4.ビザンチンドリーム
内枠の後方を取りやすい。
アーバンシックやミスタージーティーなど他の追い込み馬よりスムースに内を取れる+外の追い込み馬が自然と外からビザンチンドリームの後ろに入れば必然的にポジションが少し上がり、より前目ではじける脚が使えればチャンスあり。
 
S+、Sの3頭は文句のない枠に入ったため軸にしていきたい。
Aランククラスも鞍上を考えれば組み込む必要がある。
土曜日の脚質傾向により最終判断。

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?