検査技師ってどこにいる🔬
臨床検査技師の職場についてざっくりと説明していきます!
検査技師って何してるの?と興味を持ってくれた方、これからどこで働くか考えている学生さんなどのお役に立てると幸いです🐤
“国家試験に合格し、いざ臨床検査技師として働く”
となった時、就職先としては主に3つの選択肢があります。
1つ目は病院勤務です。
ただ一口に病院といっても、病院の規模や配属によって担当する業務は大きく異なります。
たとえば病床数が多く2次救急、3次救急まで受け入れているような大きな病院では、検査項目も多く各部署にたくさんの技師が配置されています。そのため頻度の低い検査や珍しい症例を勉強できる機会が多いです。一方で、技師数が多い場合自分の部署以外の検査にはなかなか関われない可能性もあるため、就職活動中の方はその病院の教育方針をよくリサーチしてみてください◎
病床数の少ない病院や入院をとらない診療所では、基本的な検査項目以外は外注に委託することが多いです。技師数も少なくなるので1人1人がどの検査も満遍なく担当する事になります。
クリニックや開業医の場合、診療科が決まっているためそれに特化した検査を行うことになります。専門性の高い検査を行う為、大きな病院である程度経験を積んだ人を募集している所も多いです。
そして病院勤務の場合大抵夜勤があります!
病院の規模にもよりますが、1人か2人体制で対応する事が多いです。救急外来がほとんどないような病院では電話待機の場合もあるようです。夜勤中は普段担当していない分野の検査も行わなければならないので、新入職員は大抵半泣きで走り回って初めての夜勤を終えます🌚
また、呼吸器内科などのクリニックでは睡眠時無呼吸の検査で夜勤があるところもあるようです。
そして2つ目は企業での勤務です。
これに関しては本当に様々な分野があり、職種も研究職、開発担当、営業職など多種多様です。検査技師といえば病院勤務と考えがちですが、学生のうちに色んな企業を調べて選択肢の幅を広げることをお勧めします!!
3つ目は公務員としての就職です。
保健所や科学捜査研究所で勤務するには各自治体の公務員試験を受ける必要があります。公務員試験では検査の知識はもちろん、一般教養も問われるので専用の対策を早めに取りましょう!
またこれらの採用はあまり人数が多くない為、毎年募集があるとは限らないので要注意です。
次回は病院での検査の概要をご紹介!