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親父のエギング塾 その3 エギングに必要なのは2つのアクション
今日はエギングの基礎的な考え方part2になります。
親父はエギングに必要なのは2つのアクションだと言います。
どういう事なのでしょう。
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー
ロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はエギングの基礎的考え方part2なんだけど、親父はエギングには2つのアクションが必要だって言うよね?
今日はそれにはついて話して欲しいんだ。
親父:
なるほど。
うん、了解。
クロ:
じゃあ、よろしく。
【エギングには2つのアクションが必要】
親父:
エギングの基礎的考え方part1では、反射について話したよね。
エギを瞬間移動させたり、追いかけさせたりする事によって、アオリイカの反射を利用する、と。
そうする事によって、アオリイカのやる気を引き出し、釣りやすい状態を作る。
クロ:
うん、そうだったね。
親父:
でもね、それだけではアオリイカを釣る事は出来ないんだ。
クロ:
そうなの?
親父:
アオリイカを釣るには2つのアクションが必要なんだ。
それは
① 【アオリイカの反射を煽り釣りやすい状態を作る事】
② 【エギを捕食しやすいよう隙を作る事】
なんだね。
クロ:
エギを捕食しやすいよう隙を作る?
親父:
そう。
アオリイカが興奮するだけじゃダメなんだ。
アオリイカを興奮させつつ、興奮したアオリイカがエギを捕食しやすい状況を作ってやらなければならない。
この2つのアクションが揃ってはじめて、アオリイカは釣れるんだね。
クロ:
なるほど。
親父:
ちなみに、クロはどうやったらアオリイカに隙を作れると思う?
クロ:
じーっとエギを動かさないとか?
親父:
う~ん、それじゃ半分しか正解をやれないな。
ちなみに、どうしてそう思ったの?
クロ:
だって、捕食するならエギが動かない方が捕食しやすいでしょ?
親父:
うん、そうだね。
だから、半分正解。
クロ:
でも、これ以上は思いつかないよ。
教えてくれる?
親父:
クロが言う通り、エギは動かない方が捕食はしやすい。
だから、半分は正解。
でも、それでは足りないんだ。
クロ:
ふむ。
親父:
何が足りないかと言うと、コレ。
アオリイカがエギをもっとも捕食する瞬間は、エギがゆっくり微動だにせず沈んでいる最中
エギが動かないだけなら海の底でじっとしていても、エギは動かないよね?
でも、それはアオリイカがもっとも好む状況ではないんだ。
クロ:
沈んでいる最中じゃないとダメって事?
親父:
そういう事。
クロ:
なるほど。
親父:
つまり、アオリイカを釣る為には、
① 【アオリイカの反射を煽り釣りやすい状態を作る事】
② 【エギをゆっくり微動だにせず沈める】
この2つが必要って事なんだね。
クロ:
なるほど~。
段々分かってきたよ。
【絶対にエギを動かさない】
親父:
でも、実際に現場で見ていると、沈めている最中にエギを動かしている人がすごく多いんだね。
どうして動かしてしまうかと言うと、ラインを軽く張っている人が多いんだ。
ラインを張っていると、身体の動きがラインを伝ってエギに伝わってしまう。
結果、【エギをゆっくり微動だにせず沈める】が出来ていないんだね。
クロ:
なるほど。
本人はエギを動かしているつもりがなくても、無意識のうちにエギを動かしてしまっているって事か。
親父:
そういう事。
でも、エギを動かしてしまうと、アオリイカはその微妙な違和感を感じ取って、エギの近くまでは来るけれど、抱くまでには至らないんだね。
クロ:
それってもったいないね。
親父:
その通り。
すごくもったいない。
だから、エギを動かさない事は鉄則として覚えておいて欲しい。
クロ:
了解。
【エギをゆっくり微動だにせず沈めるには】
親父:
さて、ここで問題が一つある。
クロ:
ん?
問題って?
親父:
① 【アオリイカの反射を煽り釣りやすい状態を作る事】
② 【エギをゆっくり微動だにせず沈める】
この2つのアクションによって俺はアオリイカが釣れると言った。
クロ:
そうだね。
親父:
でも、実際に弟子にやってもらうと、思うようにアオリイカが釣れないんだ。
クロ:
どうして?
2つのアクションをやっているんだよね?
親父:
うん、やってる。
クロ:
なのに、釣れないの?
2つのアクションだけでは釣れないって事?
親父:
そうじゃないよ。
2つのアクションで十分釣れる。
クロ:
じゃあ、どうして?
親父:
理由は簡単。
弟子たちのエギは、海の底からあまり浮いていなかったんだ。
つまり、エギを静かに微動だに沈めてはいるんだけど、エギが海の底付近にあるから、沈めようにも沈む為の距離がないんだね。
だから、アオリイカがエギを抱こうとしても、エギがすぐに着底してしまって、抱き切らないんだよ。
クロ:
なるほど。
エギを沈める為には、エギを浮かせて沈む為の距離を確保する必要があるって事か。
親父:
その通り。
エギを沈める為には、その準備としてエギを浮かす必要があるんだ。
クロ:
なるほど~。
当たり前だけど、意外な盲点だったよ。
親父:
そういう意味において、エギを浮かせやすい2段しゃくりというテクニックは、ヤマラッピさんのエンドタップジャークや、重見さんのスラックジャークに勝るとも劣らない素晴らしいテクニックなんだね。
クロ:
そっかぁ。
親父がどうして2段しゃくりを使うか、色々腑に落ちてきたよ。
親父:
考え方については説明したから、次回からは2段しゃくりの説明に入ろうかな。
クロ:
うん、了解。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① エギングには2つのアクションが必要
② 絶対にエギを動かさない
③ エギをゆっくり微動だに沈めるには
質問・感想お待ちしています。
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