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親父のエギング塾その22 釣果を安定させる方法
今日は釣果を安定させる方法について訊いてみたいと思います。
確かに親父はいつもコンスタントに釣っていますが、どうやって釣果を安定させているのでしょうか?
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日は釣果を安定させるコツについて訊きたいんだ。
親父:
なるほど。
せっかくアオリイカを釣りに出かけるんだから、出来ればたくさんのイカを持って帰りたいよな。
クロ:
そうそう。
だから、よろしくね。
【いつもと同じように釣る】
親父:
釣果を安定させる一番のコツは、【いつもと同じように釣る事】なんだ。
クロ:
いつもと同じように?
そんな簡単な事でいいの?
親父:
う~ん、言い方が悪かったかな。
あのね、釣りに行くと、風の強さや方向、あと潮の速さなんかも毎回違うよね?
クロ:
確かに。
親父:
つまり、ほぼ毎回状況が違うんだよ。
で、風や潮があるとエギはどうなるんだったっけ?
クロ:
沈まない?
親父:
そう、その通り!
風や潮の影響を受けると、エギは思ったように沈んでくれないんだったよね。
でも、エギの沈み方が状況によって毎回違ってしまうのって致命的なんだよ。
例えば、45度で沈むエギが、風や潮の影響で15度でしか沈まない。
これじゃあ、アオリイカは釣れないよね?
だって、メーカーの設定したエギの沈降角度45度は、一番釣れると思って設定した角度なんだから。
それが、風や潮の影響で15度になってしまえば、釣れないのも当然。
クロ:
確かに。
親父:
つまり、【いつもと同じように釣る事】とは、風がどれだけ吹こうが、潮がどれだけ速かろうが、エギをいつもと変わらない沈降角度とスピードで沈めてあげるって事なんだね。
クロ:
あ~、なるほど、そういう意味だったのか。
親父:
だって、俺たちには風や潮は関係あっても、アオリイカには関係ない事でしょ?
アオリイカは自分の興味のある餌しか捕らないんだから、俺たちエギンガーは、どうやってアオリイカの前に魅力的なエギを差し出すかを考えなきゃいけない。
つまり、エギのアクションとエギの沈降角度だね。
これをいつも一定にしなきゃいけない。
クロ:
なるほど。
で、具体的にはどうするの?
【シンカーの使用とラインメンディング】
親父:
まずしなきゃいけない事は、その日の状況にアジャストする事なんだ。
例えば、45度で沈むエギが15度でしか沈まない日だったら、後の30度分、シンカーを足してやればいい。
そうすれば、他の人のエギが15度でしか沈まなくても、あなたのエギだけは45度で沈んでくれる。
結果、どうなる?
クロ:
自分だけが釣れる。
親父:
その通り。
つまり、状況が悪い日であっても、あなたの釣果は安定する訳だ。
クロ:
なるほど。
親父:
あと、ラインメンディングも重要。
風が吹くとラインが膨らむ。
ラインが膨らんだまましゃくっても、エギは理想的な動きをしてくれないんだね。
つまり、アオリイカにとって魅力的な餌には見えないんだ。
だから、きっちりラインメンディングをして、いつもと同じようにエギを動かしてあげる必要があるんだね。
クロ:
そっかぁ。
そう思うと、どんな状況であれ、エギをいつも通り動かして沈めるって邪魔くさいんだね。
親父:
その通り。
ほとんどの人は何もしないでエギを投げてしゃくってる。
だから、状況によってエギの動きも沈降角度もバラバラなんだよ。
クロ:
それが、釣果が安定しない理由かぁ・・・。
親父:
そうなるね。
クロ:
他にはある?
【フットワークを軽く】
親父:
これは釣りのスタイルだから余計なお世話かもしれないけど、俺の場合は釣れないと判断したらすぐに場所を移動するんだ。
クロ:
親父は確かにそうだよね。
親父:
どうして場所移動するかと言うと、釣れない場所に長くいても時間の無駄だと思うからなんだ。
釣れないなら、どんどん場所移動した方が時間の無駄がないと思わない?
時間は有限なんだから、どんどん釣れる場所に移動した方が合理的。
クロ:
確かに。
親父:
ただ、初心者のうちは判断が出来ないんだよ。
クロ:
判断?
親父:
そう。
その場所に本当にアオリイカがいないのか、それとも自分が下手なせいで釣れないだけなのか。
その判断が出来ない。
クロ:
なるほど、その気持ち、すごくよく分かるよ(笑)
親父が場所を移動するって言うと、え?って思ったりするからね。
親父:
これは経験を重ねて行くと分かるようになるよ。
釣れる場所ならしゃくれば確実に釣れるんだから、しゃくって釣れなければアオリイカが居ないんだって思うようになる。
クロ:
何だか傲慢だね(笑)
親父:
そうかもな(笑)
でも、場所移動する事で釣れる事は実際に多い。
だから、釣れない場所で粘るより、自分なりに釣れないと思えばどんどん場所を変えた方が釣果は安定すると思うよ。
クロ:
そっか、なるほど。
他にはある?
【時合いを逃すな】
親父:
やっぱり時合いを逃してはいけないね。
アオリイカはどの時間帯でも釣れる訳ではないから、ちゃんと時合いを計算した上で釣行した方がいい。
クロ:
親父はいつもしてる?
親父:
俺はしてないな(笑)
俺の場合は釣っている行為そのものが楽しいし、釣れない時間にどうやって釣るかを考えるのも楽しいからね、時合いはあまり考えない。
でも、そうやって一日中釣っていると、やっぱり時合いは大きく影響しているんだなって実感する。
クロ:
そっかぁ。
確かに時合いを逃すと釣果は上がらないかもしれないね。
親父:
そう。
だから、今日言った事を全部きちんと守れば、きっと釣果は安定してくるよ。
渋い日であっても、渋い日なりに釣果が上がるようになると思う。
クロ:
そっか、了解。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① いつもと同じように釣る
② シンカーの使用とラインメンディング
③ フットワークを軽く
④ 時合いを逃すな
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