親父のエギング塾29 アクションをミックスさせる
今日はエギのアクションについて話してもらいます。
皆さんはエギにどんなアクションをさせているんでしょうか?
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はエギのアクションについて話して欲しいんだ。
親父はどんなアクションで釣っているの?
【アクションを組み合わせる】
親父:
俺のアクションのメインは2段しゃくりなんだけど、それだけで釣っている訳ではないんだ。
エギング界ではヤマラッピさんが有名だけど、彼の代名詞はエンドタップジャーク。
でも、彼もエンドタップジャークだけで釣っている訳ではないんだね。
クロ:
ふむ。
じゃあ、どうやって釣っているの?
親父:
色々なテクニックを組み合わせて釣っているんだ。
例えば
・一段しゃくり
・二段しゃくり
・スラックジャーク
・ショートジャーク
・エンドタップジャーク
これ以外にも色々なテクニックがある。
クロ:
ふむ。
親父:
で、これらのアクションを自分の好きなように組み合わせるんだ。
例えば、俺の釣り方はこう。
① 二段しゃくり
② 二段しゃくり
③ 着底
④ 二段しゃくり
⑤ ショートジャーク
こんな感じ。
クロ:
2つのアクションしか使わないの?
親父:
そうじゃないよ。
基本がこうだってだけで、その日のアオリイカの活性によって組み合わせは変わる。
例えば
① 二段しゃくり
② ショートジャーク
③ ショートジャーク
④ 一段しゃくり
⑤ ショートジャーク
のように。
クロ:
なるほど。
組み合わせはその日のアオリイカに合わせるって事なんだ?
親父:
そういう事。
ある一定の組み合わせをやたら好む場合があるんだね。
だから、どういう順番で、どういうアクションを組み合わせるか、アオリイカの反応を見ながら変えて行くんだよ。
クロ:
なるほど。
【活性が高ければ逃げる演出を】
親父:
例えば、アオリイカの活性が高いなと感じれば、俺の場合は【逃げる】アクションを多めに入れるんだ。
クロ:
どうして?
親父:
アオリイカにやる気がある場合、餌は逃げた方がいいんだね。
やる気に火がつくと言うか、冷静さを失って、何も考えずエギに一気に飛びついてくるイメージ。
クロ:
なるほど。
親父:
だから、アオリイカの活性が高いと感じたら、俺はこうする。
① エギを派手に動かす
② ショートジャークを多用する
クロ:
ふむ。
親父:
① エギを派手に動かす
エギを派手に動かすってのは、エギを大きく瞬間移動させるって事だね。
小さくエギを動かすのではなく、出来るだけ派手に大きく動かす。
これも一種の逃げる動きなんだ。
② ショートジャークを多用する
これはまさに逃げる動きだよね。
ショートジャークがはまった時は、これでしか釣れないって時もあるくらいだよ。
だから、アオリイカの活性が高いなと感じたら、俺はショートジャークを多用して様子を見る事にしてる。
クロ:
なるほど。
じゃあ、活性が低い時は?
【活性が低い時はネチネチと】
親父:
活性が低いなぁと感じたら、俺の場合はエギをネチネチと操作する。
クロ:
ネチネチ?
親父:
そう。
エギの移動距離を抑える為に、スラックジャークを多用する。
そもそも、どうしてネチネチ攻めるかと言うと、活性の低いアオリイカは餌を追いかけてくれないんだね。
だから、ショートジャークのような逃げるアクションとは相性が悪い。
クロ:
だから、スラックジャーク?
親父:
その通り。
スラックジャークならば、エギの移動距離を抑える事が出来るし、ネチネチ攻める時には最適。
だから、こんな感じ。
① スラックジャーク
② スラックジャーク
③ ショートジャーク(回数少な目)
④ スラックジャーク
クロ:
なるほど。
でも、ここでショートジャークをはさむ意味は?
ショートジャークは逃げるアクションでしょ?
親父:
そうだね。
これは変化をつけてアオリイカの目先を変える為に入れるんだけど、追いかけて来てくれないからね、だから、しゃくる回数を減らして移動距離を小さくするんだね。
クロ:
なるほど。
移動距離は抑えたいけど、ワンパターンのしゃくりにはしたくないから、かぁ。
って事は、ショートジャークの代わりに違うアクションを入れてもいいって事?
親父:
うん、その通り。
そこはその日に効果のあるアクションを探してくれればいいよ。
クロ:
そっかぁ。
段々分かってきたよ。
【アオリイカに合わせる】
親父:
アクションってね、別にどんな順番でどんなアクションを入れてもいいんだよ。
でも、大切な事は、アオリイカに合わせるって事なんだ。
その日のアオリイカが好むアクションを、好む組み合わせと順番で、そして、好む強さで入れてあげる。
それがすごく大切なんだ。
クロ:
なるほど。
考えた事もなかったよ。
親父:
実際、みんながしゃくっている様子を見ていると、決まったアクションを決まった順番、決まった強さでしかしていないよね?
でも、その日のアオリイカはそれを好まないかもしれない。
クロ:
確かに。
親父:
だから、もっと柔軟にやって欲しいんだね。
色々なアクションを色々な順番、そして強さで。
そうする事で、様々なアオリイカに対応する事が出来るから。
クロ:
なるほど。
親父:
いたずらにアクションを増やすのではなく、色々な使い方をしてみて欲しい。
そうすれば、アクションなんてそんなに増やす必要なんてないから。
クロ:
うん、分かったよ。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① アクションを組み合わせる
② 活性が高ければ逃げる演出を
③ 活性が低ければネチネチと
④ アオリイカに合わせる
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