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星よ知るなら、こちらまで (七夕に愛してるを…)

織姫と彦星は今宵、伝え合うのか…

「愛してる」

恋の歌や片思いの歌にあふれる言葉。
そして恋愛ドラマでは、もつれにもつれた末に主人公が言われた日には
「あぁー(;∀; )よかったね…」と外野の私はほっとして、ハッとしてグッときて(俊ちゃんだよ)

この言葉を伝えられたら、この人に自分は愛されてるという事実に溺れることができ、やさしさに包まれ、幸せな気持ちになるだろう。

愛されるって、存在を受け入れてもらって、そして大切に思ってもらえるってこと、かな。

ここのところで、「愛してる」について考察。
私はこの言葉にちょっと気持ちが悪くなってしまう、なんとも悲しい。

このへそ曲がり!素直になれよ!
と、言われるかもしれないけれど…
とても何も信じられなくて、言われてもきっと「愛してるってどうにかしてくれるってこと?」なんて言って、伝えた方は「は???」だろう。

「ありがとう」「ごめんね」「おやすみなさい」これらも空虚に感じる。
聞いても、乗ってるはずの気持ちがキャッチできない。
言っても、どこか義務を感じながら言っている。小さい子どもがいるのに、あり得ない…!

これらの言葉には、とても大事な気持ちが含まれてる言葉なんだよって、きっと子どものときの方がよくわかっていたと思う。

どうしてこんなへそ曲がりになったの?
自分の気持ちを詮索する癖があるから、わかっているけれど。

これらの言葉が飛び交っていたのに、あると思ってた気持ちとは全然違った悲しいことばかりが起こったから。

「ありがとう」には「やってもらわなきゃ困るよ」の気持ち。
言った人の態度やその後の言動でよくわかる。

「ごめんね」「次はしないから」
どんなに困ったことを伝えても、また何度も同じことが繰り返されて、この言葉ってものは何とも虚しいものだろうと、思ってしまうのである。

私、もちろん職場ではきちんと伝えている。
何か伝わるかわからないけどって、心の中で思いながらも。
よく漫画で出てくる、もくもくしてる台詞。

でも、子どもにはよく言うのである。
「言葉にしないとわからないよ」
説明してごらん?という意味で伝えている。
どんな気持ち?
何が嫌だった?
どうしたいの?
言葉ひとつではわからない。

「愛してる」
この言葉に伴う気持ちや、伴う事々ってどんなものなんだろう。
面倒だな。こだわりすぎ!って、わかっている…

だけど、「こう言ったよね?!」なんて問い詰める事などもうしたくない。
心を構えて、傷つかないようにこれらの言葉を受け止めるかとが当たり前になってしまってる。

こんなことを考えていたとき、ある占いで読んだこと。
『言葉にすると、感情が言葉に上書きされてしまう』
言葉ひとつで表しきれない感情。
言葉ひとつにしたくない感情。

何だかスーっと心に入ってきて、心地よかった。
そして『言葉にできるまで、感情を熟成させるときなのかもしれない』ということが続く。

今自分がどんなことを思って感じて、それを相手に伝えるとき、できる限りぴったりの言葉を連ねて話したい。

伝えたこと、伝えられたことが、あっさりと無になってしまうことなんて嫌だから。
しっかりと心のとこまで伝えたい、伝えてほしい。

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