クリスマスにいじわるはお空でお仕置きを
クリに翻弄されたクリスマスイブ。
(まだ予測ラインナップに入ってくるよな…!)
けれど、そんなことはメルヘンだと思えるくらいの日になった。
長男と旦那が、大暴れした。
◇
大暴れの少し前。
ケーキ作り、せっかくだから、子供らにも手を掛けてもらいたいと声をかけた。
次男は昨日から苺をスライスすると、包丁使いたい旨だったので、早速取り掛かり、誉め誉めされて、満足してリングフィットに戻っていった。
沼ってるので体がムキムキしてきて、自然とボディビルダーのポーズを見せてくるようになった。
6歳、肉体美の虜……
長男は
「んー、いいかな(やらない方)。」
「あ、でも…まあ、やる。」
あまり乗り気じゃない。
私「無理には大丈夫だよ。」
長男「やる。」
そう言うなら、あまりウキウキしすぎないテンションでやっていこう。
私「じゃあさ、スポンジにクリーム塗ってくれる?」
このくらい?
んーもう少しかな。
とか言いながら
あ!袖にクリームつくよ!
って言ったのが、たぶんびっくりさせて、イライラスイッチを押した模様…
テーブルに落ちたクリームに
ヴァーー!って怒る。
やばいな、と思いつつ
私「じゃあ次は苺乗せてってくれる?」
少しして、できた!と。
やってもらったスポンジは下の段だったので、まるごとの苺は使わず、スライスのを使ってもらいたかったけど、まるごとが乗っていて。
「これね、上にスポンジ重ねるから、高さあるのは上の方に使うんだよ。」
説明足りなかったよな、まるごととスライスを分けとけばよかったよな。
ありがとうっていって、こっそり直せばよかったのに。
後から思う。
長男「アーー💢早く言えよ!!」
私も疲れが貯まっていた。(続いたワンオペと久々のスポンジケーキ作り。楽しいんだけど)
私「じゃ、もう、やらなくていいよ。」
長男「あーもうムカつく!食べない。ケーキなんか作んなきゃいいのに!!」
「はぁ、なんでいつもこうなっちゃうんだろ…」
呟いてしまった。
長男の「なんでいっつも俺のせいなの?俺ばっかり責めやがって」が始まる。
ムキムキ次男を呼び寄せ、最後の果物を飾ってもらう。
生クリームが少し緩くて、あーぁ…な気持ちを助長した。
その後、お腹の調子が悪い私がトイレへ入った途端、部屋からどなり声が…!
旦那と長男の声が代わる代わる聞こえる。
そのうち、旦那がMAXキレた時の声。
長男もヤバい、だいぶキレてる。
旦那の悲鳴が響く。
「やめて~!やめて~!もうやめてよ~!」
文字にするとお笑いぽいけど、異様な様子。
旦那は普段から声が高めだけど、女性のように叫んでいる。
大の父親なのだから、攻撃してくる長男を落ち着いて収めてほしい、ほんとは。
これはレベル的に結構デンジャラス。
部屋に戻ると、長男が旦那の体に物凄い早さでパンチを連打していた。
北斗の拳のアチャアチャ~みたいなパンチを再現したように見えた。
グーがいっぱい見えた。
その手は真っ赤。血じゃなくて、何度も当たって。
旦那はヒデブーなはずだ。
私は動けず、固まって、白い灰になって崩れそうだった。
原因は言い合いになって(ここは些細なこと)、そのうち落とした携帯を旦那が拾って「返さないよ」って隠し持ったらしく。
旦那が殴り返さなかったことは、よく我慢したと認めるけど。
そりゃ、長男怒るよ。
旦那、いつもそう。いじわるでしかない言動をして、人を傷つける。
今までも、何度もここを指摘してきた。
子どもにそんなことをしてはダメだと。
言わないでほしい。
そんな気持ちはどうして生まれるの?
旦那は何度も言う。
ごめん、わかってる、もうしない。
言葉は文字でしかない。
そんな旦那が言った。
「クリスマスなのに…」
サンタさん。
プレゼントはいいから、この人をそのソリに載せて、連れていってくれませんか?
(乗せて?載せて?)