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いつか思いを寄せたかった父のこと③ー2(終)

前回、初見の専門用語を颯爽?と使って、
あの小難しい本を読んだゾッていう
成果をなんとか残そうとしたけど、、

ジークムント・フロント氏…
今回本を読んで、初めて知りました。
その理論には賛否両論があることも。


『父親はなぜ必要なのか?』
という問いについて、
この人の理論をもとに書かれていたから
それによるなら、、
幼児期の発達段階での必要性。
強くは、そこなんだと理解した。

その後にも少なからず
影響していくんだろう。

場合によっては
いない方がいい場合も、
必ずしも血の繋がりがなくても
いいのではないかと思う。

人は置かれた環境で
如何様にも“やれる”のだと思う。
ポジティブも、ネガティブも含めて。

そこで出会う人や、見るもの、
体感するものが様々にあって
そこで何を感じるか、
何を学ぶか、
そんなことの方が必要で、大切。




本に書かれていたことで
最も私が読み込んだところも、、、、
書いちゃう。
(くどめの文章…閉じるなら、今だよ)

“女性は仕事より家庭を優先させるべき”

昭和の時代、
一般的に誰もが認めていたこと
そして、
“赤ちゃんの愛着の責任は母にある”

そして※エレクトラコンプレックスの形成
ー女児に備わった劣等感の形成ー
(まだ言ってる!!笑)

※次回参照
(③-1誤って削除の末、再掲載したので💦)


4歳頃、両親が離婚した我が家において

私には、憧れるべき父がいない
異性である父からの愛情がない

(同性の母の愛情は、自分の願望を
乗せたものであることも多いという。
異性である父の愛情はそういう意味で
親から子への純粋な愛情といえる、、
らしいのだけれど)

憧れるべき父が不在なことで、
美化された男性を夢見るけれど、
理想化が過ぎて
一向に望ましい男性など現れない。

異性である父が去ったことで、
異性から愛されることに
自信がない。

母の願望をのせた“愛情”により、
いつの日にか、
女児は母の期待にこたえなきゃ、
母の歩調に合わせなきゃ、
母に嫌われないようにしなきゃ、
そんなことを無意識に刷り込み始める。
無意識のうちに。


自分は、母のためにいなければと思い込む。
母のために、母のために、、
そして自分のために。

ー母は、私が女性的になることを嫌っていた。
 それは、嫉妬心だと思っていたけど
 もしかしたら、自分のことを愛する存在を
 失いたくなかったのか?

 男性ぽくいなきゃと振る舞っていた私を
 いつまでも望んで、
 父の代わりに
 自分を愛してほしかったのだろうか?
 父からの愛の代用としても、
 一向に満たされなくても。

 お互い愛されたいばかりで。
 こんなお母さんでごめんね、
 生まれてきちゃってごめんね、
 そんなことばかりが
 行き交っていたような。
 自分で自分を愛するなんて
 バチが当たると思っていたんだから。

 ただただ、愛を乞う
 愛とはなにかわからない。
 ただただ、
 誰かに抱き締めてほしかった、
 だけかもしれない。 

 父がいないことは
 どちらかというと、
 母への影響のほうが
 大きかったかもしれない。

去った父も、
私に偏愛だった(と私が感じた)母も、
だれも悪くない。
そういうことも、あるのだ。
今なら、わかる。
遅いけど、あれもこれも仕方ない。




母を愛せなくて、
(愛せない理由があったかもしれないが)
ギャンブルと、借金まみれで、
外面だけがいい父が
もし“私の父”のままいたとして、

「父親は必要だ」と
言えない、ぜったい。

だけど、もしいたら
何か違っていたのかな、
と思ってはしまう。



もし、母や子どもに愛情を持ち、
子育てを母だけに委ねることをせず、
育児に加わる勇気をもった父親なら

「父親は必要」だと言える。
いたほうがいい、ぜったいに。

結婚して、子どもをもつと決めたなら
案外シンプルなこのことを
携えていてほしい。



今だって
赤ちゃんについての責任は母にあって、
こどもの話し相手やその欲求に応えるのも
母親で。
(令和の今、男性も大いに応えていると思っている)

そのうちに女性は
子の責任を担い、子育てに没頭するうちに、
母親であることを利用して、
自己を正統化する(ことがあるらしい)
“あなたには母親にはなれないでしょ?”

このことは、
男性が父親になる権利を奪ってしまう、、
一因になるという…

ー実は、少し思い当たるとこが
 あるような気がした。
 赤ちゃんを目の前にして
 何もかも、自分でやらなきゃない気がして、
 早くうまくできる方法を自分で見つけなきゃ
 いけない気がして。
 不安だったのだろう。
 躍起になって、旦那が入る隙を塞いで
 しまっていたかもしれない。

「父親」になる権利を奪われ、
やがて、男性は育児を
母親に委ねることを選ぶ。

自分は社会で収入を得て、
それでもって父親になることを選ぶ。

男性が父親として育児に加わっていくとき、
目の前に現れた赤ちゃんに
不安で、育児に没頭している妻に、
何ができるのか、
何をやらなきゃないのか
わからないけど、
「一緒に育児していこう」と
妻に寄り添う勇気が
必要になるのだろうか。

更には未だ尚、
育休休暇をとる勇気、
これも必要になるのではと思う、、
近い未来に、もう少しいい制度が
固まりますように。



母と絶縁させてもらって、
旦那(年下)に無関心、という境地に到って、
風変わりな年下男子に振り回されて、
(私が勝手に??笑)

これまで、
育ったとこが甘えちゃいけない環境だからか
甘えかたがよくわからなくて。
だからだろうか…??

年上男性は苦手で。
(中学の出来事もあるかな)


でも、アプリ始めて、
どーしたって
年上の人からメッセージくるわけで
年上男性と関わることができた。
(すぐに下書きにした話でしたが…笑)

年上の男性、大丈夫だな、、
と思い始めた。


誰かに甘えることができるのが、
こんなに心地いいとは
知らなかったなー

更にそんな風に思わせてもらえたことが、
余談ですが、ありました。
そんな今です。

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