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景色の色がかわったのは、どうしてだっけ?


こないだ、LINE友だちになった
Mさんと、お茶をしてきた。


私を推しだと言って、
LINEを交換してくださいと、
お話したいから仕事先に伺ってもいいですか?と。
LINEしてても、ちょっと陰キャで
表現がおもしろくて、
低飛行で、
安心してやりとり。
お子さん小さいし、
また生まれてくる子もお腹にいるし、
返事は何日経ってもいいですよーで
お互いに同じペース感覚だなって
無理なくできた。

私を推しだなんて、思う節があるわけない。
実は、思うことがあった。
今でも、ほんとにそうなのか
わからないけど。



仕事場に来て話したい程ならと、
お茶しよーってことに。

なんだろ、何か話したいんだろな…
きっと、そうじゃないかな。
Tさんのことだろうか…?
でも、半年も前から私はもう
すっかり気になる人の枠から
外へ送り出して
変わり者の知り合い
(何だかんだ友だちでもない)
と思っているところ。
もうメールもしないし、ドキドキもしない。

待ち合わせ場所について、
互いに緊張しながら
脇汗だ脇汗だと言いながら
地元は~とか、子育てのこととか、
旦那さんのこととか、家族のこととか。
とくに話し逃れすることもない雰囲気で
無理にテンション上げたりもしないで
話していれたと思う。
話題には
Tさんのことも。

また少し、不思議度が上がった笑

私にしたように、かはわからないが、
とにかくどの患者さんにも
誤解させてもおかしくないような
対応をしているらしい。
ホストのようだという。
だから、局の人たちも含めて
みんな振り回されてます、と。
私(Mさん)もです!と。

MさんとT先生は
大学が同じで、1学年違う。
Mさんの旦那さんも同じ大学で
Mさんとは2学年違うのかな?
いずれ、男性が年上で。

Mさんは友だちめっちゃ少なくてーって。
でも、同じ大学だった同級生で
何でも相談できる子がいると。

旦那がTさんなんですけど


私はですねわりと、
びっくりしても
顔や態度に出さないでいられる方で…
きっと表は何らかわらなかったはずです、
が、
知らなかったはずのことなので
多少なり驚くのが正解ではなかったか…?

頭の中は何か、何かが砂のように
ササーーーっと崩れていくような感覚があり、
顔の中?がひんやりしてた。

そして、ちょっと話がちゃんとは
聞けてなくて、
変な相づちしてたのかな?
いや、思考を意識を、
なんとか話についていかせようと
頑張っていた。

話してる途中で
あれ、あ、わかります?
って聞いてきた。
まるで「どうして驚かないんですか?」
と聞いてきてるみたいに。

平常に聞いてる体の私は、
ちょっと息苦しい気がしながら
「え、そのお友だちの旦那さんが
             Tさんですよね」
という。
あ、はい、そうです とMさん。
ここでどんな気持ちや思考が漂ってたかは
人それぞれ違う感じかたがあるだろうな。

私は、Mさんの憤りなどを
そこで感じることはなかった。
ただ、このことを私に知らせることは
今日の要点だったのかもと思った。

その後も、何ら気まずいわけでもなく(私は)
話は続く。
Tさんはほんとに何でもできるし、
ポジティブだし、すごい人だとMさんは話す。
だけど、ずっと一緒にいるのは疲れるし、
イヤですね、とも話す。

すごい人だよね~
たしかに~(疲れるね)
もうさ、なんかカリスマって感じだよね~
笑いながら、私も話す。

もうそんなに?って思ったくらいの
結婚年数だった。
子どもは、まだ、ですね…
と、少し控えた声でMさんが話した。
できにくいのかもだし、そのつもりがないのかもだし、わからない。


去年、私とTさんがお茶したとき
結婚の話になった。
あまりに趣味や関心が多くて
休む暇なんかなくて、
休むってしたくないとまで話してたところ、

「結婚したら、
なかなかそんなに色々できないですもんね~
子ども生まれたらそれこそ難しいですよね。」
「だから、今の時代、結婚はしなくてもいいし、子どもが欲しいならしたらいいと思う」
そんなことを、私は話した。

結婚してること、話すとこじゃないかなと思う。
だって、完全に、私は相手を未婚だと
思ってるじゃない?
それなのに話さないのはたぶん
私がTさんに好意があるとわかっていて、
その気持ちをここで蔑ろにしないため、では?

好意に気づいていなければ、
普通は
俺、結婚してるんですよ~
って、言うでしょ。



この日の帰り道
運転しながら
すごいなーびっくりしちゃったなー
って、
でもさー、もう関係ないしな。
どっちでもいいよね。
ほんとに不思議な人だなー
って。
どうして、何か言い聞かせてるんだろ
どうして、ちょっと泣きたくなってるんだろ

自分の気持ちが穏やかではないことが
どうしてなのか、わからなくて。

あのね、去年見ていた景色ぜーんぶが、
まったく違う景色になってしまって。

いや、私だって既婚者で、
何ら言えたりしないんだけど、
結婚してると話せるタイミングが
いくつもあったのに、
教えてくれないまま、
思わせ振りなことがいくつもあった。
私がそう勝手に受け取ってたかもだけど。

夫婦がどんな様子かわからないけど、
お茶に誘ってきたり、
1時間もメールやりとりしたり、
なんか全部後ろめたさが添えられたのかな?
結局、匙を投げたことだし、
大それたことはないと
思っているわけだけど。
早くに既婚者だと知っていたら
あんなに悩まないで済んだのに。

Tさんは既婚を教えないまま
私をからかっていたような、
そんな気がしてる私。

曖昧な幾つかのことを自分に問いかけた。
私の気持ちを
穏やかにはしない要因はこんなこと?


楽しいのがいいよねー
そんなポジティブ思考で、いろんな人に
明るく親しく、やさしく接することは
君はいいのかもしれないけど、
それでちょっと迷惑だなって
思う人もいるよね~

これは、Mさんにも話した。
そしたら、笑ってた。
あの手紙書いちゃったことも話した。
まあ、おばちゃんとして、
若者のやさしさに感謝したいなと思って、
なんていう話しにしたけど。



お茶したあと、
昨日処方してもらった薬をもらいに
Tさん勤務中の薬局へ。
Mさんも一緒に。
お茶してきたよーって言ったら、
え~いいなあ、とか
○○さん(私)、今日休み?とか、
△△のお店(私の勤務先)に行っちゃおうかな~
とか、、

あーこのひと、結婚してたんだー
って、どうしても思いながら
笑った。


Mさんは、私を責めたり、非難したり、
そんなことは少しも思ってなかったと
私は思っている。

あんな風なTさんと暮らす、
Mさんの友だちのことを、
知らせただけだったんだと思う。
あとは私の問題?
どう落とし込むかは、私のはなし。


ほんと、いろんな人がいて
どう感じたり、どう応じていくかも色々で
おもしろくもある。
こんなことは、おもしろい。
ほんとに悲しいことを、私は知ってるから
こんなことは、おもしろい。

「ねえ、ほんと、
精神科に通ってる人に
やさしい言葉とか、かけないでよね!!」

ずっと思ってたけど
今ここで、本気で言える。
まあ、言わないけどね…笑

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