離婚しようよ①
子供の誕生日旅行で大きな喧嘩をした。
もう早くこの人と離れたい、でも子供もいるし今じゃない、耐えろ、でも限界。
そんな気持ちを抱えながら当たり障りなく過ごす毎日には限界がいつかくる。喧嘩の度に堰を切ったように溢れ出す、もう無理だ。
旅行中ではあったが、宿泊先から自宅に帰ってしまおうと何度も思った。しかし翌日は子供の為のテーマパークに行く計画があった。そして宿泊日当日、わたしは仕事を終えたその足で向かっていた。疲れはピーク。夫は休み。その辺りの配慮がない計画も悲しくなった。子育て中のフルタイム勤務後はHPがほぼ0なのだ。
結局、誕生日の上の子供と夫がペア、わたしと下の子は空気のように扱われた1日になった。悲しくなった。こんな思い出を作って楽しいのかな?
今となっては別行動してればもう少し楽しめたかもなと。(笑)
そこから数日間の大型連休があり、その間夫は不定休の仕事の為フルでワンオペな日々。
職場の女の子と一緒に遊べる施設にいったり、1人で年子幼児を連れ色々なところに遊びに行き、休日を凌いだ。
当時のわたしはまだ視野も世界も狭かった。1人で2人を2段ベビーカーに乗せ遊びに外に連れて行く、ちょっとしたお出掛けさえ大掛かりでとても重労働に感じてしまっていた。
電車に乗るのも億劫で、近くの公園に連れて行くのがやっと。
そんな当時のわたしは、連休なんて来なくていい、嬉しくないものであった。
そんな大型連休中、やはり今は子育てのために夫婦共に協力していかなくてはならないと改め、夫と話し合いの場を設けた。
話し合いの直前に職場で仲良くなった女の子と飲みに行かせてもらう機会があった。誕生日旅行の愚痴を聞いてもらった際、今までは夫の愚痴を言っても、最後には、「でも、〇〇なところもあるしなぁ」といいところで締めくくられていたはずだったが、ついにいいところが一つも思い出せなくなってしまっていた。