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私の右眼

 今日、3ヶ月に1度の眼科の定期検診でした。昨年11月に両眼とも人工レンズに替えて9ヶ月が経ちます。術後は順調な回復でした。が、しかし、今の私の目は左右に違いがあります。術後7ヶ月を迎え、右眼に違和感を覚えました。なんとなく霞むのです。特に老眼鏡を使用した後の右眼の疲れとでも言うのか、なんとなく変な感じ、少しの不安感が出始めました。試しに手で左眼を覆い右眼だけで部屋の中を見渡すと、あれもこれも霞んで輪郭がぼやけるのです。慌ててお医者さまに診てもらったのが6月のこと。右眼の視力が1.5から0.8に落ちてました。それでも、検査用眼鏡、あの片方だけの丸いレンズをはめ込む、あのジェラルミンのケースに黒いスポンジで大切に保管してますと言わんばかりの、ずらーと並んでるあのレンズで視力検査をすると矯正で1.5まで見えました。ランドルト環1.5とはかなり下の極小のランドルト環が見えるのです。先生曰く、確かに裸眼では視力が出ませんでしたが、矯正で1.5まで見えるので特に問題はないでしょう。と、その日は終了となりました。

 それから、2ヶ月後の今日、別のトラブルが発生してることに気づきました。どうやら乱視の症状があった模様。そうそう、視力そのものは左眼1.5右眼1.0でした。
 人工レンズに替えた後、3ヶ月に1度の検診を1年かけて行うのは、どこの眼科でも当たり前のようです。次回は手術からちょうど1年の11月に診てもらいます。この間、特に変化がなければいいのですが…
 今更ながら、見えてることの有り難みを実感しております。私の場合、白内障が理由で人工レンズに替えたのではなく、緑内障発作を起こしやすい状態との診断でした。一人目のお医者さまの説明で、白内障と緑内障、いっぺんに言われて話がチンプンカンプンで、かかりつけ薬剤師さんにそのことを相談したらセカンドオピニオンを受けてみないかとの的確なアドバイスを貰い、今の先生に行きつきました。
 同じ説明でもゆっくりと丁寧に患者の理解と納得ができるまで、根気よく説明する、それをインフォームドコンセンスといい医者にはその義務があると、随分前にそういった潮流が来たように記憶してます。

 ふと思うのは母のことです。
私が小3の頃、引っ越した先が田舎でその分空が綺麗で、星がたくさん見えました。母とふたりで習い事の帰り道かなにか、夜空を見上げた私が星がキレイだねとつぶやいたら、あろうことか母は「お星さまが見えるの?」と驚いてました。私はそのことに驚きました。母は近眼で星なんて全然見えないと…


悲喜交交の内

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