自分を幸せにしない感情
もし、あなたが今、幸せを感じていないなら
もしかしたらそこには
「罪悪感」が潜んでいるかもしれません。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。
罪悪感とは、私たちと非常に密接な感情で
あらゆる問題の影に潜んでいることが多いです。
そもそも罪悪感とは何か……
罪悪感とは「自分を幸せにしない感情」のことです。
罪悪感を強く持っていると
自分が穢れた存在のように感じます。
そしてこんな穢れた自分が幸せになっていいはずがない!と思い
自分をどんどん辛い状況へと追いやってしまうのです。
ですが、これは無意識下で起こっています。
人の意識というのは、認識できる顕在意識はわずか5%しかありません。
私たちが認識できるのはわずか5%なんです。
そして認識できない意識=無意識は95%をしめています。
罪悪感もこの95%に潜んでいるので
中々感じ取れることができないんですよね。
だから、幸せになりたい!と思って色々行動を起こしても
うまくいかなかったり、自分が不幸になる方を選んでしまったりするんですね。
もちろん、意識上では「こっちのほうが幸せになれそう!」と
思って選択しています。
でも、罪悪感は巧妙に罠をはり、結果自分を苦しませようとするんですね。
例えるなら、幸せになりたいと思って恋人作りに力を入れるとします。
素敵な男性と出会い、お付き合いすることに。
しかしその男性には浮気癖やギャンブル好きなどの多くの問題を抱えていて
自分が幸せになるはずが逆に苦しませる状況にしてしまうんですね。
そんな自分をみて罪悪感さんはこう言います。
「ほら、あなたが幸せになんてなれないのよ」
まさに、罪悪感さんの思うつぼ。
じゃあ罪悪感をなくせば幸せになれるのでは!?
と思うかもしれませんが、残念ながら罪悪感を無くすことは不可能です。
私たちは生まれたときから罪悪感を抱いていると言われています。
子は無条件で母親を愛しています。
ですが、そんな大好きなお母さんに痛い思いをさせてまで生ませてしまった。
また、少しずつ成長していく私たちは最初のうちは
自分一人では何もできず、親の力がなければ生きていくことはできません。
そこでも、大好きな親に何もできない無力感や申し訳なさといった罪悪感をいだくとも言われています。
その総量はさして大きくはないでしょう。
ですが少なからず、そういった感情を抱いています。
なので罪悪感を無くすことは不可能です。
それに、もし罪悪感を無くしてしまっては
人は尊厳を守ることができなくなってしまいます。
もし罪悪感がなければ、人を傷つけても、物を盗んでも心は全く痛みません。
私たちは罪悪感があるからこそ、他者の気持ちを慮り
人としての尊厳を守ることができるのです。
でも、その罪悪感が強すぎると
私たちは自分を幸せにしない選択ばかりを無意識に繰り返してしまうのです。
ではどうすればいいのか……
罪悪感は無くすのではなく、上手く付き合っていきましょう
という提案をさせていただいています。
先ほども少し話したように
罪悪感とは全てが悪という感情ではありません。
それによる恩恵もあります。
なので、上手に付き合うことができれば
人生を好転させていくことができます。
罪悪感を癒す一つの方法が感謝です。
感情とは層になっていて
一つの感情の下にはまた別の感情があって
それが地層のようになっていると言われています。
そして、その最下層にいるのが「愛情」です。
感情の一番深いところには愛情があるのです。
つまり、そこに手を伸ばすことができれば
それよりも浅い層にある感情も包み込むことができるのです。
愛情に近づくために効果的なのが「感謝」です。
1日の中で、感謝できることはどれだけあるでしょうか?
少し視野を広げてみてください。
当たり前だと思っていたことにも実に多くの感謝が隠れています。
感謝というのは罪悪感を癒してくれます。
すると、少しずつ生きづらさが解消されていきます。