何であのときこんなことを…
過去を悔やむのは大切なことです。
そうすることで、同じことを繰り返さないようにしたり
自分自身の成長に繋げることができます。
ですが、過去に囚われて身動きできなくなってはいませんか?
ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。
過去を悔やんでしまう場合
主に3つのパターンにわかれます。
①あのとき頑張っておけば……
②誰かを傷つけてしまったかも……
③困っている人に気付かないふりをした……
これらにとらわれ、
まるで鎖で繋がれているようになり
身動きができなくなってしいまう人はよくいます。
確かに過去の後悔というのは
その人にとって大きければ大きいほど
ショックも大きく、立ち直るのには時間がかかり
また動き出すのには勇気が伴います。
なぜなら、また動き出せば、同じ後悔を繰り返すかもしれませんからね。
その場に留まっていれば、同じ後悔を味わわなくてすむ。
人を傷つけたくないなら
最初から人と関わらなければいい。
そんなふうに考えてしまうのです。
私自身も、この後悔に絡め取られて
何年も身動きすることが怖く動けませんでした。
俳優活動をしていましたが
様々な出来事をきっかけに燃え尽き症候群に陥り
やがてうつ状態。
自分を見失い
本当にやりたいことがわからず
何者でもない自分がとにかく嫌で
無力でかっこ悪くて、バカにされていそうで……
だから早く何者かになりたくて
でも何をすうればいいかわからなくて
もし行動した先で、同じように燃え尽き症候群になったら……
でも、何者でもない自分は嫌だ
こんな自分ではダメなんだ
でも………………
考えは堂々巡りでした。
印象深いエピソードがあるので少し紹介させてください。
僕はアニメが大好きで毎日観ています。
その中でもラブライブ!シリーズは大好きで
リリースされる曲は全て聴き
ライブDVDもいくつか買って観ています。
いつか生のライブを観に行くのが夢の一つです!
その中でμ'sの「どんなときもずっと」という曲があります。
その曲の中で
「本気の夢で明日を掴む きっとできるよ君なら
たまにはゆっくり君のペースで やりたいことたち見つめてごらん
その後がんばれ 全力でね」
というものがあります。
当時の僕はこれが聴けませんでした。
なんだか急かされているようで……
やりたいことがわからない自分がダメなようで……
だから流れてくるたびにとばしていました。
やってみたいこと、興味あることがあったものの
再び情熱を失うのが怖かった。
もしそれで情熱を失えば
それまでの時間やお金が無駄になってしまう。
また後悔してしまう。
そう思って中々動けなかったんですね。
以前の私のように
後悔にとらわれ、後悔を怖れて動けなくなる人は多いです。
また、私の専門の一つである本当にやりたことでも
①あのとき頑張っておけば……
という後悔は非常によく出てくるワードです。
心理学に未完の行為という言葉があります。
あなたの中にやり残したことはありませんか?
それが未完の行為となり
ずっと心の中にあるのです。
その未完の行為は見方を変えれば
今もあなたがやりたいと思っていることとなるのですが
人によっては「あのとき頑張れなかった自分が今更……」と
考えてしまうわけですね。
そしてそれが後悔として胸の中に残り続けるのです。
では、そんな後悔とどう向き合えばいいのか?
私が提唱するのは
まずはどんな自分も受け入れてえげてください。というもの。
出てくる考え、感情、それら全てを否定することなく受け入れてあげてください。
「そうだよね」「そう感じるよね」と
親友に寄り添うように自分に寄り添います。
その中で反発する自分も出てくるでしょう。
「このままではダメなんだよ!なんとかしなくちゃ!」と。
そんなときも受容です。
「焦るよな」「でも怖いよな」「また後悔したくないよな」
これを根気強く続けてみてください。
少しずつですが、その気持ちが癒され解けていきます。
そうしたら、今度はその後悔の捉え方を変えます。
後悔という名前から経験にするのです。
どんな過去であろうと、それがあるから今の自分があります。
良い、悪いの判断をするのではなく
今の自分を形作る一部だと捉えます。
そうすることで後悔は癒え
また再び歩き出せるようになっていきます。