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問題が問題にならなかった例外を探す

人間関係のトラブルが起きたとき
何かストレスを抱えることが起きたとき

少し立ち止まって「例外」を探してみてください。

そこに、あなただけの問題解決のヒントが隠されています。



ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。



例外とは……
いつもなら問題やストレスになるはずの出来事が
なぜか気にならなかったときのこと

例えば……
「いつもはイラッとするはずの上司の発言がなぜか気にならなかった。」


というような場面のことを例外と呼びます。

問題やストレスというのは
出来事自体はゼロフラットな状態で
その人の心が「これは問題!」「これはストレス!」と
認知している状態のことなんですね。

だから、私たちの認知次第で、問題やストレスにもなるし
なにもないただの出来事にすることもできます。

ですが私たちは数百の価値観から日常で起きる様々な出来事に善し悪しを無意識のうちにつけてしまいます。

その結果、何かトラブルやストレスを抱えてしまうんですね。


また、問題というのは
本質が変わらないという特性があります。


環境を変えても、その人自身が変わっていないため
同じ問題が繰り返される。
というケースは往々にして起こります。

浮気性の人が浮気が原因で恋人と別れて
その後新しい恋人ができたとしても
その人の本質(浮気性)が変わっていないから
また浮気を繰り返してしまう……というようなイメージですね。


さて、そんな問題やトラブルは生きていれば極力避けたいもの。

そこで、ときに「例外はありませんでしたか?」と
訪ねることがあります。


いつもなら問題やストレスになるはずのことが
気にならなかったとき。

つまり、その例外を意図的に維持できれば
問題として認知していたことが
問題ではなくなることを意味しています。

例外は三つの手順で見つけていきます。

1、最近の例外

2、例外の内容

3、例外の経緯

それを知るだけで、セルフコントロールがしやすくなります。


まずは、いつもならストレスを抱えるはずの出来事が起きたのに
何事もなく過ごせた。
という日がここ最近でなかったかを探します。

最近にしているのは、より記憶が鮮明に残っている可能性が高いからです。
そのほうが、そこから得られる情報量が多いので
より、自分自身にフィードバックすることができます。


最近の例外が見つかったら、その内容を探ります。
「いつもイラッとする上司の発言が気にならなかった」
「真面目に仕事をしないあの人の態度が今日は気にならなかった」
「いつもなら電車が遅延するとイライラするのに今日は気にならなかった」


最後に、そこに至る経緯を探っていきます。
つまり、「いつもなら気にするのになぜ今回は気にならなかったのか?」

「今日は美味しいイタリアンのランチを食べられて気分が良かったから」
「同僚に話を聞いてもらえて気持ちが楽になったから」
「いつもより早起きできて時間に余裕が持てたから」

そこに、あなたにとっての問題解決のヒントが隠れています。


自分の心を満たすことをしていれば
あまり気にならなくなるから、意識的に自分を満たしていこう!

誰かに自分の気持ちを聞いてもらいとすごく楽になる。
もしストレスを抱えそうになったら聞いてもらおうかな

自分の時間に余裕が持てると、焦りがなく寛容になれる。
ナイトルーティンを見直して朝の時間をもっと確保しようかな


と、その人にとっての改善策(解決策)が見えてきます。


今や本やネットで、心理学的な改善方法はいくつも存在しています。
科学的根拠に基づいたものやスピリチュアル的な方法まで。

ですが、それらが全ての人に合うわけではありません。

Aさんには効果があっても、Bさんには効果がないことはよくあります。

例外を見つけることに
「自分にとって効果があるのはどういう傾向があるのか」を
知ることもできます。


ぜひ、自分にとっての処方箋を見つけるきっかけにしてみてください。

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