あなたが欲しいと思っているものは何?
嫉妬は辛い感情です。
心がモヤモヤしたり乱れたり
落ち着かなかったりイライラしたり……
「なんであいつなんか……」
なんて声が聞こえてくることもあると思います。
できれば、感じたくない感情かもしれませんが
嫉妬心と上手く向き合うことができれば
自分が欲しているものを教えてくれるきっかけにもなったりします。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。
そもそも嫉妬心とは何なのか?
簡単に説明します。
嫉妬とは、自分が持っていない能力や魅力を持っている相手に抱き
相手の価値を下げたり、排除しようとしたりします。
恐らくほとんどの人が
今まで生きてきた中で、誰かに嫉妬し、また嫉妬されてきたと思います。
それだけに嫉妬という感情は日常生活に溶け込んでいます。
では、人はなぜそもそも嫉妬するんでしょう?
それは「うらやましい」から。
恋人が欲しいと願う人はカップルに嫉妬し
仕事で成功したいと思っている人は成果を上げる人に嫉妬します。
しかし、正攻法では敵わないと感じたり
自分が努力することを怖れて
嫉妬心を原動力に相手を陥れる行動に移ります。
これに近い言葉で「羨望」があります。
羨望の場合は、相手を引き下げるのではなく
自分が向上することで、相手に近づこうとします。
例でもあげたとうに、
嫉妬心とは自分が欲しいと思っているものを
すでに持っている、もしくは叶えている相手に抱く感情なんですね。
恋人はいらないと思っている人は
カップルをみても嫉妬しません。
仕事で成功したいと思っていない人は
成果を上げた人に嫉妬することなく素直に「おめでとう」と言います。
だから、嫉妬心を使い相手を引き下げる行為にするのではなく
自分自身を見つめ直して、本当に欲しいと願っているものは何だろう?と
考えるきっかけにすることを私は提案しています。
また、心理学の投影の法則を使うと
嫉妬するということは、あなたにも実現可能なんですよ
という証明にもなるんですね。
(自分の心の中を外の世界に映し出すこと)
つまり、自分の中にあるものしか
相手に対して見て取る、感じ取ることはできないんです。
私は大谷翔平選手がピッチャーとバッターの二刀流で
活躍する姿を見て嫉妬することはありません。
ですが、一人で複数のことをやるということに関しては
嫉妬(本来は羨望、あえて嫉妬という言葉で表現します)します。
つまり、私の中には野球で二刀流を実現することの
関心や意欲は全くないが
一人で複数のことをやるということに関しては
意欲や興味があるということになります。
もしも二刀流に嫉妬するとしたら
その人も自分次第で実現可能ということでしょう。
ですが、そのためにはそれ相応の努力が必要になります。
時には周囲から馬鹿にされたり、否定されるかもしれません。
そんな状況でも目指し続ける勇気がなくて挑戦を諦めてしまう……。
だから、自分が向上するのではなく、
相手を引き下げるんですね。
この嫉妬をうまく活用すれば
本当にやりたいことを見つけるヒントにもなります。
自分が嫉妬するもの……
つまりそれは自分が欲しいものということです。
なので、それを手に入れて満たすにはどうすればいいのか?
そうすることで今の自分を見つめ直し
自分らしい幸せな人生=ライフワークに繋がったり
本当にやりたいことが見えたりもします。