投資関連注目記事2025(1月第3週)
基本的に週末、一週間分の新聞・雑誌等から、気になった記事をピックアップ。三行以内にまとめて、素人投資家ならではのゆるくて偏見だらけな視点で、思いついたことを自由気ままにコメントしていきます。
尚、具体的な企業名も度々登場することになりますが、記事になった時点で既に株価には反映されているものと認識しており、購入を煽るものではありません。
・ニデック、TOB巡り牧野に回答
牧野フライスの特別委は、TOB計画について通常の方法を逸脱した「不誠実な手法」と批判。ニデックは「誤った認識や理解が多く含まれている」と反論。その上で「追加の情報提供依頼があれば真摯に対応する」とした。
1.18 日本経済新聞
異例の買収提案であり、ニデックと牧野でかなりの温度差を感じるけど、海外ではこのような買収事例は少なくないとのこと。企業価値を上げることが大前提であれば、これまでの日本が生ぬるかったと考えるべきなのでは。
・日産、中国IT系2社と協業
日産自動車が、中国企業2社と電気自動車(EV)の電力を送電網に接続する「V2G(ビークル・ツー・グリッド)」で提携したと発表。V2G技術を使うと、域内で電力が不足する時間帯にEV利用者が売電収入を得られる。
1.17 日経MJ他
日産は英国などでサービスを始める予定で、欧州市場でも順次拡大する計画で、中国でも事業機会を探るとのこと。
・SCREEN、京都に新工場
SCREENホールディングスが約100億円を投じ長岡京市で生産用地を取得し、建屋をクリーンルームに改修。2027年にも中・小口径ウエハー向け半導体製造装置の新工場を稼働する。パワー半導体やIoTデバイス向けに供給する。
1.17 日刊工業新聞
パワー半導体の需要はEV市場の停滞などで調整局面だけど、将来的には市場拡大を見込んでいるようだ。
・マンション転売過熱
中古マンション市場で完成後間もない「超築浅」物件の売り出しが増加。東京・大阪で築1年以内に売りに出された物件は10年前の3倍を超える。投資家が転売益を見込んで短期で売買。中古マンション価格上昇の一因に。
1.15 日本経済新聞
不動産市場にも転売ヤーが横行するようになったのか。
住友不動産が新築後5年間の転売を禁止という条項を盛り込むなど、実際に住みたい人が買えるように転売目的の購入を制限する不動産会社も。
・キャノン、メディカル拡大
キヤノンが、売上高に占めるメディカル事業の割合を将来的に現状の2倍以上となる30%に引き上げる方針。16年に東芝から買収して以降、売上げ高は堅調に推移するものの、メディカル事業利益率は5.7%と伸び悩んでいる。
1.15 日刊工業新聞
これまでの流れから事業全体の中でメディカルの売り上げ比率を上げることは難しくなさそうだけど、肝心の利益率はどう上げていくのか?
今後の動向を注視していきたい。
・商船三井、LNG船で総合力発揮
昨年に比べコンテナ船市況は減速するが、大きな赤字になることはないと考えている。ポートフォリオの入れ替えで、伝統的な海運事業の比率を下げ、海洋事業、不動産事業、不動産事業などの安定利益事業を増やしていく。
1.15 日刊工業新聞
最近アジアの海運株が下落しているけど、ガザ地区停戦合意でも商船通航を邪魔する動き(即ち海運業績を後押しする動き)は容易になくならならず、紅海での商船通航再開には時間がかかるだろう。
・千葉船橋駅前に「3億ション」
大和ハウスがJR船橋駅(千葉県船橋市)前で建設中の複合タワーマンションの最高価格が、少なくとも3億円を超える見通し。地上51階建ての約193メートルと、同県の建物で階数・高さともに最高となる予定。
1.13 日経MJ
完成は2028年3月の予定とのこと。
総武線の電車の中から見えるイトーヨーカドーの印象しかなかった、あの船橋駅前に3億ションのタワマンとは・・・。
・トヨタ生産 一部移管
トヨタ自動車が、2030年をめどに愛知県東部の三河地区に集中している国内生産体制の再編を計画。年間生産300万台体制は守りつつ、現在は約220万台を生産する東海地方から、東北と九州にそれぞれ20万台規模の生産を移す。
1.13 読売新聞
トヨタ取引先の部品や素材メーカーなどへの影響が相当大きく、東北や九州地区にとっては地域経済の活性化などありがたいニュースなのでは。