C I J 第49回定時株主総会
今回は、国産大型コンピュータの基盤システムや国家的大規模システムの開発など、さまざまな情報システムの開発を手掛ける独立系2次請けシステム開発企業、C I Jの株主総会レポートをお届けします。
C I J 株主総会(本社セミナールーム/横濱ゲートタワー17F)
9月19日(木)10:00~ 出席:約40名
監査報告に続いて事業報告(ナレーション)
数年来、安定して微増傾向でバランスシートも問題なし
第7次中期経営計画の説明(資料をモニターに写し社長が口頭で)
M&A等の推進により、毎年売上を15億、営業利益を1.5億増やし、最終年度(2027年6月期)に売上300億円の数値目標としている。
関心事項に関する説明(資料をモニターに写し社長が口頭で)
・特別損失の計上について
→3年前にM&Aで連結子会社化した3社の、収益の伸長が計画を下回ったことから、のれん全額(約3億円)を減損。
・人材確保・インセンティブについて
→譲渡制限付株式報酬制度の導入など。
・AI活用リスクへの対応
→データ漏洩、事実とは異なる生成、著作権に関わるものなどが考えられるが、現在ガイドラインを作成しているところ。
・サーバーセキュリティ対応
→ISO/IEC 27000の定義に基づいて運用? よく聞き取れなかった。
・知名度向上のための取り組み
→「ホテル売掛マイスター」のテレビCMの放映を開始。
質疑応答
・従業員の処遇改善について(ベースUPは何%か?)
→ベースUPは7%。年収公表は差し控える。
奨学金返還支援制度などを取り入れている。
・生成AIの活用イメージ
→まずはリスクを検証する必要がある。
当社の製品コールセンター、当社社内規定の読み込ませなど、社内で活用をはじめ、いずれは社外へ展開していければ・・・
・来年50周年を迎えるが、株主が参加できるようなイベントは?(要望)
→中期経営計画の目標達成が、株主への一番の報いになると考えている。
・取締役にNTTデータ、日立出身者が多いが売上の比率は?
→グループ合算でそれぞれ、NTTデータ(25.5%)、日立製作所(23.5%)。
約50分で終了
以前は横浜駅前のシェラトンホテルが総会会場だったが、2年前の本社移転に伴い、本社セミナールームという狭い会場に。またこの時期にありがちな冷房が効きすぎているということもなく、コスト意識が高いとみえた。
4826 C I J(9/19 終値)
@433 配当利回り 2.77 %
PER 19.53 倍 PBR 1.72 倍
財務体質健全でキャッシュフローも安定、増配傾向。
購入してから3回位株式分割もあり、株価は順調そのもの。
200株以上の保有で、保有株数に応じて株主優待(QUOカード)のオマケも。
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