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江ノ島観光(アイランドスパ/ホテル)

今回は神奈川県の海沿いではほぼ真ん中に位置する陸繋島であり、都心からわずか1時間程度のアクセス良好な場所でありながら、景勝地や昭和レトロな商店街などの魅力的な場所満載な観光地・江ノ島に行ってきましたので、その模様を記事としてまとめていきたいと思います。



なぜ江ノ島に?

「灯台下暗し」といいますか、私これまで所用で藤沢市を訪問したり素通りしたことは度々あったのですが、藤沢市のアイコン的存在?ともいえる江ノ島には行ったことがありませんでした。

そして今回江ノ島に行こうと思い立った他ならぬ理由は、「飯田グループHDの株主優待券」です。1,000株以上の保有で運営するレジャー施設などのクーポン券5万円分が支給され、その対象施設の1つが江ノ島ホテル及びアイランドスパというわけです。

まあいきなり「飯田グループHDの株主優待券を…」などといわれても、よほどの株オタクでなければ通じない話だと思いますので、そこは後回しにするとして、とりあえず個人的に良かった観光スポットを紹介していきたいと思います。

江ノ島の観光スポット

①江の島弁天橋

江ノ島へのアクセス方法としては遊覧船もありますが、車で入島する場合は言うに及ばず、小田急線・江ノ電いずれの駅からも徒歩数分に位置し、玄関口ともいえるこの長い橋(389m)を渡って入るのが一般的。観光スポットというよりは、居酒屋でオーダーせずとも出てくる「お通し」のようなものでしょうか。

10月中旬でも昼時はまともに日差しが当るのでかなり暑かった

尤も江ノ島の「お通し」は無料なのですが、将来的に観光客が爆増するようであれば「入島料」という話も出てくるかも知れませんね。

天気が良ければ、かろうじて富士山らしき面影が見られるスポットでもあります。(この橋から富士山がはっきり見渡せるかのように映っている写真を見かけますが、あれはおそらく画像補正されたもの)

②弁財天仲見世通り

江ノ島に入ってすぐに現れる青銅の鳥居をくぐると、江島神社までの細道にはレトロな旅館や飲食店、土産物店などが立ち並んでいます。

これは早朝の様子、これが数時間後には雑踏と化す

雰囲気はとてもよろしいのですが、細い参道は多くの観光客でごった返しており興ざめ。もう少し落ち着いて散歩したかった。

ピーク時はこんな感じ 夕方はいつもこんなに酷いのか?

③江の島エスカー(360円)

一見アトラクションのようにも思えますが、ただの上り一方通行のエスカレーターです。最初の1区間だけはきれいな映像が楽しめますので、アトラクション気分を味わえなくもないです。

チケットを買い求めるのにも行列だったが、ここは思いのほか早く進んだ

江ノ島シーキャンドル(展望台)までは、石段で上っていくこともできますが、その後、さらに稚児が淵や江ノ島岩屋を廻るとなると、アップダウンが激しく、長い石段を何度も上り下りすることになります。

そこで登場するのが、通常石段を登ると頂上まで約20分かかる道のりを、約4分に短縮することができるというこのエスカー。

360円払って体力を温存しておくか、勢いそのまま上っていくか。
体力を使う前に脳を使うことになるのですが・・・

今日の気分は、アスリート派? エンジョイ派?
今回の旅行は、コスパ重視? タイパ重視?

これらを自問自答しながら決断に至るわけですが・・・

こういことは事前に決めておくことをお薦めします。

些細な意見の食い違いで同行者と仲間割れとなっては、せっかくの楽しい旅が台無しになってしまうし、1人旅でもインバウンド客の多言語が飛び交う人混みの中、思案するのがストレスになることは容易に想像できましょう。

因みに、エスカー+シーキャンドル+江ノ島岩屋のセット券1,100円をチョイスすることもできます。

プロジェクションマッピングの様な映像が見られるは最初の一区間だけ


④江島神社

江の島の入口・弁天橋から弁財天仲見世通りを上った先に鳥居があるのが、日本三大弁財天を祀る江島神社(辺津宮)となります。※残りの2つ(中津宮・奥津宮)はさらに奥に点在。

弁財天仲見世通りを上った先にある江島神社(辺津宮)の鳥居

(辺津宮)の鳥居を分岐点に、エスカーなどに道がわかれるので、ここからの混雑は多少落ち着いてきます。

江島神社(中津宮)へ向かう途中にある絶景スポット

所々で立ち止まって景色を楽しんだり、大道芸人のショーを楽しんでいる人もいましたね。

展望灯台付近まで来ると、昭和レトロな雰囲気から一転してリゾートっぽくなる場所も


⑤江ノ島シーキャンドル/展望灯台(入館料:500円)

江ノ島のシンボル的存在といえそうな展望灯台で、夜のライトアップも綺麗です。

近くで写真を撮り忘れてしまった江ノ島シーキャンドル

この日は休日ということもあり、混雑回避のための入場制限をしており、整理券を受け取ってからエレベーターで昇るまで約30分待ちとなりました。

展望フロアからの眺め、函館の景色に見えなくもない。

入口で入場人数制限していたこともあり、ここは比較的落ち着いて景色を楽しむことができ満足。

⑥稚児ヶ淵

断崖と大海原の絶景を楽しむことができる景勝地で、波打ち際まで近づくことができる場所となります。

近くに遊覧船べんてん丸の乗り場もあり、江の島弁天橋まで直接戻ることもできたようだ

よくよく考えたら、シーキャンドルからここまでかなりの階段を下って辿り着いたわけで、この後同じ道のりを上っていく羽目になろうとは、この時点では知る由もありませんでした。
事前にちゃんと地図を見ていれば気付きそうな事なんですけどね。

かながわの景勝50選にも選出されているとのこと


⑦江ノ島岩屋(入場料:500円)

江ノ島の入口・江の島弁天橋から見て島の最も奥深くに位置する海食洞窟で、稚児ヶ淵のすぐそばにあります。

岩屋の中でも少し渋滞

まあここは日本全国に類似スポットは数多存在するので、特段のサプライズがあるわけでもないのですが、この日は10月中旬とは思えない程暑かったので、ちょっとしたクールダウンとなりました。

飲食店や食べ歩きスポットが点在するが、復路での利用をおススメする


島のほぼ中心にある、シーキャンドル(展望灯台)⇔稚児ヶ淵/江ノ島岩屋への往復は、往路が下りで復路が上りとなります。

途中飲食店やら土産店を通り過ぎることになりますが、できれは上りの途中(=復路)で休憩がてら利用するのがよろしいかと思います。

以上、江ノ島の観光スポットでした。

江ノ島ホテル(アイランドスパ)

最初に紹介した通り、今回は飯田グループHDの優待券利用の旅となったのですが、その対象ホテル(江ノ島ホテル)とスパ施設(アイランドスパ)についても簡単に紹介していきたいと思います。

島の入口すぐ左に位置する江ノ島ホテル

この江ノ島ホテルにはスタッフが常駐しているわけではないので、チェックインなどの手続きは、少し離れた(江ノ島に入ってすぐ右)アイランドスパのフロントで行うことになります。

これがスタンダードのツインルーム、2人だとちょっと狭い

スタンダードのツインルーム室料に夕食・朝食をつけると45,000円(2名分)となるので、割高感は否めないですね。

優待券は50,000円分あったのですが、あっという間に消費できてしまいそう。

部屋の窓から見える景色、海よりも駐車場がよく見えた(苦笑)


宿泊中は何度でもアイランドスパの利用が可能で、フロントで部屋のカードキーを提示すると、その都度タオルを渡してくれます。

大浴場の利用が前提だからか、部屋にはシャワールームしかありません。

江ノ島ホテルから徒歩2,3分の場所にあるアイランドスパ

アイランドスパは変則的な靴箱のカギ(ロッカーキーにも流用)と、やや年季の入ったロッカールームが印象に残った以外では、浴場が広いのに人がほとんどいなかったこと。

経営大丈夫か・・・?  ちょと心配になってきた。

そして、夕食は2つのレストランから、海鮮中華料理の吉祥楼をチョイス。

アイランドスパに隣接する海鮮中華料理店

ホームページの料理写真を見ると本場の中国料理っぽく、店内の案内表示も中国語だったのでガチ中華(いわゆる和製中華ではなく中国人好みの中国料理)と思いきや、しっかり日本人好みの味付けで美味しく、店内スタッフも全員日本人(あるいは日本語が相当堪能な中国人)でありました。

グーグルマップで調べた限りでは、江ノ島の中で朝から営業している飲食店は皆無で、朝食は島外から持ち込むか、ホテルの朝食BOXをオーダーすることになります。

朝食BOXは、チェックインの際あらかじめ時間を伝え(8時か9時)部屋まで届けてもらう運びとなります。

これが2,700円/人の朝食BOX(あと水がついていた)・・・ 美味しかったけど、高い!

ホテルの地下フロアに、コーヒーなどが飲めるフリードリンクスペースがあったので、そこまで持ち込んで食べることとしました。


総括

冒頭で述べた通り、私にとって江ノ島は今回初めて訪れた場所でした。

読み返すと、些か不平不満の多い記事となってしまいましたが、満足度はかなり高ったです。私は人混みが苦手なので、率直にいって所々辟易としてしまう場面はありましたが、江ノ島は行ってよかった場所でした。

今度どこへ行ってみようか? 
と、思った時にまず参考にするのが知人・友人などの旅行体験談ということも多いと思います。

私は以前、6年間程東京に住んでいた時期があったのですが、「石垣島へ行ってきた」とか「バリ島へ行ってきた」という話は何度となく聞いた覚えがあるのですが、「江ノ島へ行ってきた」という話は聞いた覚えがなかったんですよね。

東京からでは近場すぎて自慢にもならないということなんでしょうか。
(そういえば、この付近に住んでいるという人もいたな・・・)

ということで、この記事が江ノ島旅行のきっかけとなってくれれば、このうえない喜びであります。




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