【蓮ノ空ラブライブ!大会】叶い続ける夢
はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶりです。味噌メガネといいます。
突然ですが、虚構の住人になりたいと思ったことはありますか?
それは例えばヒーロー/ヒロインとして悪と戦うバトルの世界だったり、幾人もの異性と恋の駆け引きを楽しむラブコメディの世界だったり、はたまた自分以外誰もいない世界だったり。
人間、歳を重ねる度に現実を知ってそんな幻想は捨てたり、折り合いをつけたりしていきます。それでも、例え虚構の住人になれなかったとしても、虚構に胸を踊らせ、熱中する人はそれこそ星の数ほどいるでしょう。
筆者もそんな人間の1人であり、これまで様々なコンテンツに熱狂してきました。
そして、様々なものに熱を上げてきた筆者が今1番熱中しているものこそがラブライブシリーズ初のバーチャルスクールアイドル、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブです。
この記事をご覧の方はほとんどご存知だと思うので詳細は割愛しますが、リアルタイムで高校生活を過ごし、時に笑い、泣き、喜び、怒り、迷い、悩み、前を向いてラブライブというスクールアイドルの最高の舞台へ向かっていく彼女達の青い春は、青春というにはやや遅く、さりとて社会に出ている大人でもない、大学生の自分にとっては手を伸ばせば届きそうだけれども届かない、現実が足元を捉えるからこそ、眩しく感じ、それでも目を離さずにいられないような、【AURORA FLOWER】乙宗梢の特訓ボイスからワードを借りるなら、「永遠の輝き」という言葉がふさわしいものです。
そんな輝きを作る9つの星の中で、筆者が1番目を離せなかったのが、乙宗梢です。これまでの活動記録、特に103期8話「あの日のこころ、明日のこころ」や15話「夢を信じる物語」などを通して描かれてきた、憧れの背中を追って、自分にはラブライブ優勝しかないのだと切実な願いを抱えながら美しくも不器用にもがき続ける彼女の姿が大好きで、彼女にとって最後のラブライブである今年度のラブライブでの優勝を筆者も願い続けてきました。これまでラブライブシリーズを応援し続けてきましたが、ここまでラブライブで勝って欲しい、いつか笑顔でこれまでの歩みを肯定して欲しいと思ったのは乙宗梢が最初で、きっと最後です。
更に、この記事を執筆している2025年1月13日現在で最新の活動記録である104期10話「Believe your love. Believe your live」の乙宗梢を通して、今の彼女は「優勝だけじゃない」からこそ、優勝して欲しい、その願いが強くなったのは筆者だけではないと思います。
そういった感じで気持ちが最高潮の状態で迎えた「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRI TRI UNITY!!! 神奈川Day.1」、自分は幸いなことに現地で参加できました。
ずっと現地で回収できていなかった眩耀夜行で連番者と崩れ落ちたり、ファンファーレ!で優勝したり、KNOTでDOLLCHESTRAのカッコ良さに心臓をぶち抜かれたりなど大満足の状態で迎えたアンコール。今年度のラブライブ大会の振り返り後に突如始まった「ラブライブ決勝大会」の活動記録、あまりの衝撃に混乱している間に始まった圧倒的な迫力で蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんですら惹き込む瑞河のパフォーマンス、そして満を持しての蓮ノ空の「AURORA FLOWER」。怒涛の勢いで色々起きすぎて会場の照明が付いたあとも暫く動けませんでした。
そこにあったのは、これまで誰もが画面越しに、フィクションの中の出来事として見ることしか出来なかったラブライブ決勝大会の会場でした。
特定のスクールアイドルを応援しに来たのに他校のスクールアイドルの圧倒的なパフォーマンスに目を奪われ息をのみ、そして、本命の大好きなスクールアイドルのパフォーマンスで最高に盛り上がる。シリーズの中で何度かラブライブ決勝大会に来た人々は描写されていましたが、自分がその1人になるなんて思いもしていませんでした。
しかし、思いもよらぬことだったとはいえ、冒頭で述べた通り私にも虚構の住人になりたいと思ったことはあります。特に子供の頃はそれこそ夢と言っても間違いではないほどに憧れていたでしょう。今回の神奈川公演での体験はそんな過去の私の、そして同じような夢を抱いた人々の夢が叶った瞬間でした。
蓮ノ空は、「夢を信じる物語」。そして、乙宗梢の得た答えは、夢は叶い続けていたのかもしれない、というものでした。それは作品の中だけの話ではなく、今この瞬間を生き、リアルタイムで私たちと感情を共有してくれる、彼女達の物語こそが、私たちが信じてきた夢という名の虚構を叶え続けてくれているんです。そして、夢が叶い続けているからこそ、私たちは今この瞬間に紡がれる彼女たちの物語に胸を震わせ、笑い、泣き、応援したいと願うのだと思います。
3rdライブ神奈川公演は、そんな蓮ノ空の性質が如実に現れたものでした。このライブで受けた衝撃、感動は、きっと何年経っても色あせることなく永遠に輝き続けるでしょう。
26日のプレーオフで3rd神奈川公演に参加出来なかった方々ともこれ以上の感動を共有できますように。
とりあえず今はライグラを頑張りたいと思います。
ラーニングサボってたせいでスコア伸びないよ〜😭