ああ、憧れの推し活
テレビで中高年の女性が推し活をしている姿を見ていて
(?)
と、なる時があります。
ほとんどは好意的なんだけど、たまに(え?なんかバカにしてない?)と思う演出が。
面白く見せようとしているんだろうけど、そこに作り手の(こんなコトやってるおばさんってどう?)という意識が透けて見えた時にイラッとします。
取材させてもらっていて、失礼すぎる。
なんで、イラッとするか。
それは…
私が推し活に憧れているから。
良いわー!推し活をしている人たち。
憧れです。
夢中になれるものがあって、そこに全力を注ぐ毎日、サイコー!
職場にも推し活をしている男性がいます。ライブのチケットを取って(それだけでも抽選というドラマがあるのさ)、休みの申請、宿の手配をして当日を迎える様子は本当に、いきいきしていて楽しそう。その時に風邪をひいたりしないよう、健康管理も万全です。
あっしは推し活をやろうにも、燃える対象が見つからないんスよ。
県内でライブがあれば、必ず足を運ぶアーティストはいるけど、ファンクラブに入っていないし、遠くのエリアまで行ったことは無い。
楽天イーグルスを応援して、全試合をネットで見て一喜一憂しているけど、ここ数年、球場へは行けていない。
これじゃあ、駄目。
あれも食べたい、見たい、眠い、本も読みたい、と興味があちゃらこちゃらに散っているようでは駄目なのです。
普通の生活をしていても、気持ちは推しの為にあって、日々推し活パワーをためているのが望ましい。
なので、自分の好きな人やモノを見つけて、爆進している人はすご~い、羨ましー!のです。
ライブへの参加の仕方もプロデューサー目線だったり、旧ジャニの推しをやっている友人はデート気分だったり、自分なりの楽しみ方があって善き!
なんとか、ならないか?私。
ならない〜。
もともと、何かに長期間夢中になれないし、仕事以外では体力が無いのか、若い頃から休みにはヘロヘロになっていて出かけられなかったし。
はっ!
気がついてしまった…。
私はトコトン、推し活に向いていないのでは?
好きなコトがあったり、友達とイベントで盛り上がっていても、気がつくと一歩引いて俯瞰で成り行きを見ている。
レジャー体力が少なく、出不精。
何かに熱中している途中で、どういう作用なのか急激に恥ずかしくなる…。
我ながら、つまんね〜ヤツ。
先日、若い男女がアクリルスタンドと共に楽しげにお茶会をしているのを見かけました。
スッと通り過ぎましたが、私の瞳の奥には、ニューヨークの楽器店でトランペットを見つめる少年のような憧れがあったと思います。
(例えが古すぎて伝わりにくい)
人生の勝ち組負け組という言い方は大大大嫌いですが、推しがいて、毎日をその為に生きている人は(私から見て)勝利者なのです。
何度でも言います。
羨ましい。
ある日、突然恋に落ちるように推しに出会い、そこからは推し活に邁進するなんてドラマチックことは、無いかな〜?
まぁ
そんな運任せを言っているうちは(推し)は見つかりそうにありません。
(全く関係の無い余談)
TBSのドラマ「海に眠るダイヤモンド」で軍艦島を蘇らせるシーン、素晴らしくて鳥肌が立ちました。
技術に頼りすぎる映像はあまり好きでは無いのですが、今後のドラマの内容に関わらずあのシーンは歴史に残るかも知れません。
今週は選挙だけど、放送あるのでしょうか?