真夏の夜の夢、オリンピック

オリンピックが終わりました。
素晴らしかった。

興奮、よろこび、かなしみ、熱狂、時々怒り、そして感動。

普段は薄暗い心で生きている私もピュアに応援。3年分の澱（おり）が浄化される日々でした。

🥇メダルの数は目安

年齢を重ねるにつれ、メダルへのこだわりが薄れています。願うのはアスリートの満足。
メダルを取れなくても、思うようなパフォーマンスができてオリンピックを楽しんでいれば（良かった〜）と思います。
期待をされていて、結果が出なかった選手が「応援してくれた方に申し訳ない」なんて言っているのを見ると（頼むから謝らないでくれ！）と心から思います。メダルの数が増えて嬉しいのはそれだけ喜んでいる選手がいるという目安だから。

それにしても、何の関係の無い私でもこれだけハラハラするのだから、ご家族はどれだけなんでしょう。そう思うと、どの国の選手も失敗しないで！と願っていました。ま、日本選手と闘っている相手には（間違えろ〜、失敗せ〜、こけろ〜）と思っていましたが…。

🥈姉と兄の様子が変だ

パリオリンピックが始まった日、姉と兄と一緒にいました。兄は関東に住んでいるので久しぶり。
開会式の日ですから、なんとなくオリンピックの話。
その後、LINEで話していてもスポーツの話。
…なんだ？この２人。
私はテレビやネットで流れている薄い情報しか持っていないのですが、姉兄はちょっと違いました。
今の情報はもちろん、競技や選手の的確な分析。今、キャスターや解説をやってるいる人は机上でしか知らないオリンピックの歴史もジジババなのでリアタイで見ていて、それを織り交ぜた話。
私は間の手で（なるへそ）を繰り出すしかできない。
もしかして…以前からうっすらと気付いていたけど…姉と兄、あなた達、スポーツヲタクですね。
我が家では（昔の）アニメと（80年代までの）日本音楽好きの私がヲタクポジションだったけど、姉！兄！ジャンルは違うけど私以上のヲタクじゃないか！
スポヲタでも姉兄の傾向が違っていて、テレビの解説より２人からの情報が面白かった。
世界中のスポヲタが燃えまくって、周りの情報薄い人がいろんな言語で（なるへそ）と言った日々だったんだろうな。
私はオリンピックで一段落した感じがあるけど、2人はパラリンピックでオリンピックと同様の、いや、近年はそれを上回る盛り上がりになります。

🥉プープー族は黙る

楽しく盛り上がるのは良いけど、頑張った選手を責めるような内容を誰もが見られるSNSにあげる人がいるのは残念です。
私が（今週は頑張った、週末はのんびりしよ〜）とほぼ毎週末、高カロリーの肴で酒を飲み、（体を休めて来週に備えよう）という言い訳を自分にしてオナラプープーゴロゴロムダ寝をしている時にも、食事に気をつけ、身体が壊れるギリギリの鍛錬をしている人の内のほんのひと握りだけ出場できるのがオリンピック。
そんな神レベルの人たちが大会で何をしようが、プープー族の私は責めるような事は言えない。
友達や家族と（昨日のあの試合はどーなの？）と話すのは良いけど、選手も目にするSNSにあげるのは…。
うちのスポヲタ2人が身内のLINEでも選手を貶める事を殆ど言わないのは選手への尊敬が強いからだと思います。

私も「ありがとう」と「おつかれさま」しかありません。

ふっ…。
普段は心の澱を溜めて、上等とは言えない私もオリンピックで浄化されて、良い人みたいな事を言っちゃってます。
オリンピックは私にとって、除夜の鐘のようなモノかも。

最後に「皆、気をつけて！」

オリンピックが終わると街でランナーをよく見かけるようになります。多いのが40代から50代の男性。
気持ちはわかる、奮い立つ気持ちは、わかる。
けど、この猛暑に久しぶりのジョギングは危険です。
決して無理はしないで欲しい。

お！オリンピックの浄化がまだ効いているみたいな発言ですな。
さ、パラが始まります。
プープー族はクーラーの効いた部屋でスポヲタの解説を楽しみながら応援します。

（冒頭の画像は初めて花火の写真を加工したら、グズグズになってオモシロかったのでそのまま載せました）