コンフォートゾーンに居続ける事は安心・安定的な環境をもたらすが、心の充足感はあまり得られない
これは私が結婚し、育児や親の死を乗り越えた後に襲ってきた気持ちであるのだが、大変な状況を乗り越えた後に
やってくるのは『虚無感』である(悟りの境地に近い)
やりきったというか、やりきれない気持ちを全て使い尽くしたという、老人のような立ち位置である
その状態でいると、専業主婦という立場(まさにコンフォートゾーンである)にどっぷりと浸り続けようとしてしまう
日々の育児・家事などから、何かを新しく始めようとしたり、挑戦することが億劫になってしまう人は多い
あるいは、自分が『何をしたかったのか』『何の為に生まれてきたのか』という答えの出ない問いに
延々と悩まされて、立ち尽くしてしまうのだ
毎日平穏な日々は過ぎていくが、時は止まってくれない為
自分もどんどん歳を重ねていってしまう
つまり先に待つ『あの世』が近づいてきているのだ
歳はとっていくのに、心は常に何かを探し続けている
それは自分の感覚でしか分からない『真実』であり、それを見つけて実行することが
これまで生きてきた『意味』や生まれてきた『理由や価値』になり得ることは分かっている
その行動するということが、おそらくコンフォートゾーンからの脱出である
慣れ親しんだ環境を後にして、不安定な環境下でさえも、心が躍動するものへと突き進んでいく
それが分かった時におそらく心の充足感は得られている
今の私はこの段階にきている
やりたいことが定まらないのは、既にある概念の模倣はあまりしたくないという自分の心からの欲求だ
これからの時代はオリジナリティを追求していく必要がある
他人の模倣をしても、情報の波に埋もれていくだけだ
自分にしか見出せないオンリーワンの境地
そこに辿り着く為には、日々降りてくるインスピレーションや新しい物事に挑戦していく意識、過程が必要となる
正解のない問題である為、見通しがつかないことではあるが
引き寄せられた情報や人々から、日々様々なものを吸収し、自己発見・自己理解を深めていきたい