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フジテレビ・中居 正広氏 問題からフジ・メディア・ホールディングスの株価を考えてみる(その2)
おはこんばんちは
加藤大です
株価の急落
月曜日から下がると思ったフジ・メディア・ホールディングスの株価は上昇を続け本日、中居正広氏が引退を発表してから暴落。
株価は一時10%近く下落し、最安値は1766円まで落ち込みましたね
外部投資家からの圧力
米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が、中居氏をめぐる騒動に関して、フジHDに2度目の書簡を送付。企業統治の欠陥を指摘し、全メディアを対象とした会見を要求している
第三者委員会の設置
日本弁護士連合会の指針に準拠した独立性の高い調査委員会を臨時取締役会で決議
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最初からやってればね。こんな大事にならなったでしょうに。中途半端なことしたもんだから、、、
設置される第三者委員会は、弁護士3人で構成され、公認不正検査士の竹内朗氏が委員長を務める。3月末までに調査報告書を提出する予定で、視聴者、スポンサー、投資家らの疑問や懸念に対する説明責任を果たすことを目指している。らしい
メディア業界への影響
フジテレビの遠藤龍之介副会長(民放連会長)は、同社の企業風土について「傲慢だ」との声が以前から聞こえていたことを認め、今回の事態は「かなり根源的な問題」であると述べている。
今後の対応
27日午後に、メディア各社に開かれた形式での記者会見を開催することを決定し、透明性の確保に努める姿勢を示している
フジメディアホールディングスの財務分析
総資産と純資産
フジメディアホールディングスの総資産は1兆4,488億円で、前期比4.79%増加している。純資産は8,696億2,800万円で、2.46%の増加を示している。
資本構成
株主資本:7,227億6,500万円(前期比2.16%増)
利益剰余金:4,268億8,000万円(前期比6.3%増)
有利子負債:3,213億5,300万円(前期比22.13%増)
セグメント別業績
2025年3月期第2四半期の業績は、全体として若干の増収増益となっている。特にメディアコンテンツ事業が好調な結果を示している。
財務戦略
不動産収入などの多角的な収益源により、事業の安定性を維持している。企業の財務基盤は比較的堅調で、継続的な成長の兆しが見られる
財務の詳細分析
収益構造の特徴
フジメディアホールディングスの収益構造は、メディア・コンテンツ事業が売上高の74.5%を占めているものの、利益面では都市開発・観光事業が54.0%と大きな割合を示している。
事業セグメント別の利益内訳
メディア・コンテンツ事業:営業利益30億円(42.6%)
都市開発・観光事業:営業利益38億円(54.0%)
その他事業:営業利益2億円(3.4%)
成長戦略と資本政策
同社は中期グループビジョンにおいて、2030年度までに政策保有株式を純資産比20%未満に縮減する目標を掲げている。過去6年間で約700億円の株式を縮減しており、資本効率の向上に取り組んでいる
株主還元
配当政策は連結ベースの配当性向40%を基本とし、2025年3月期は年間50円(前期比2円増)を予定している。また、自己株式取得も積極的に実施しており、2024年度は150億円の取得を計画
財務の安定性
圧倒的な財務力を持ち、現預金や有価証券、不動産などの資産は1兆3,000億円以上に達する一方、負債は6,000億円程度と、財務基盤は非常に強固
結論。前回の記事では800円で結論づけたが1,000円でもいいかもな思い始めた。悩ましい。とりあえず、投機目線で売買はしないつもり
加藤大でした