大学受験生の子への接し方
いよいよ共通テスト
こんにちは。ねこさんです。
12月も半ばを過ぎ、いよいよ国立大学を目指す受験生(もちろん共テ利用私大も)にとって、ラストスパートのタイミングになってきました。
我が家は昨年長女が受験したので、その時に経験したことをお話ししたいと思います。
うちの子はとにかく緊張しいで、すぐにお腹が痛くなるタイプ。あと、周りからのプレッシャーをまともに受け取ってしまう性格なんです。手前味噌ですが成績が良く、常に先生やクラスメイトからさすがだねとかできて当然だよねみたいな評価を受けてきました。なので期待を裏切ってはいけないと、自分をどんどん追い詰めてしまうんです。
なので、家族みんなが心がけていたこととは…
1.プレッシャーをかけないこと
決してハッパをかけたりしてはいけません。そんなやり方では高得点取れないよとか絶対NGです。
だらだらと効率の悪いやり方をしてるように見えても、本人なりに考えているはずです。また、もっと頑張りたいと思っていても眠い、きつい、集中できないとか自分に腹を立て情けなくも思っているはずです。そこに畳みかけるような注意はデメリットしかありません。
とにかく我慢して見守るようにしましょう。
2.気持ちを全部受け止めること
この時期は思うように勉強がはかどらなかったり共通テストで失敗したらどうしようなど、ネガティブに考えがちです。
そこに、「不安ならもっとやれば?」などと直球で返してはいけません。本人はそんなこと言われなくてもわかっています。
決して解決法なりアドバイスがほしいわけではありません。「そうだよね、不安になるよね。今が一番きついよね。」とただ共感してほしいだけなのです。きっと大丈夫、なんとかなるよと不安を受け止めてあげましょう。
3.自分の経験を語らないこと
高学歴な親ほど何かと自分の体験談を語りたくなるものです。自分の時はあーだったこーだったと、いいことも悪いことも経験を話す方が本人の予備知識になると思ってしまうからです。
ただ、昔と今の受験環境は大きく異なります。今の40代後半から50代は団塊ジュニア世代で、とにかく競争を強いられてきました。頑張れ頑張れ、もっとやれるとお尻を引っ叩かれ、結果を出した者だけが褒められる日常でした。
一方で、今の若い世代はナンバーワンよりオンリーワンだよ、頑張らなくていいよと育った人たちです。ハングリー精神などわかるわけないのです。
そして受験の内容も大きく変わっています。いわゆる「ガクチカ」などを評価されるため、せっせとボランティア活動したり何か特別な課外活動をしなければならなかったりするのです。ペーパーテスト対策だけしていればよかった自分たちの時代とは違うのです。
自分の武勇伝は胸にしまっておきましょう。
以上、偉そうに長々と述べてしまいましたが、実を言うと多くが私自身の失敗談です。昨年は自分の言動がどれだけ娘を怒らせてしまったかわかりません泣
一番困ったのは、周りから期待されてキツいと言うので、「周りの目なんて気にしなくていいよ。自分が納得すればそれでいいんだよ。」と言ってあげた時でした。なぜか激怒されたんです。え?今のどこがいけなかった?わけがわかりません。
「それはなんのアドバイスにもなってない!気にしてるという現実は無くならないでしょ!そうだね、大変だね、キツいねって言ってくれればいいから!」とかなりキレられました。
なるほど。難しいと思いましたね。アドバイスしちゃいけないんだ。自分の中で複数のパターンを考え、こう言ったらこういうふうに受け取るかもしれないと一瞬でシュミレートしてから返答しないといけない状況になってしまい、かなり大変でした。
夫は下手に地雷を踏まないよう聞き役に徹し、何も意見しないことを貫いていました笑
結局、長女だけが2回もコロナにかかり、二次試験前に人生初めての花粉症にかかりと、体調を崩してばかりでしたが、なんとか無事に志望校合格を果たし、今では学生生活を満喫しています。
本人はもちろん、家族みんな頑張った甲斐がありました。次女の時は反省を活かしてサポートしたいと思っています。
長くなってしまいました。
読んでくださりありがとうございました。
それではまた。