書評 スローシャッター 田所 敦嗣(著)
“僕が今まで出会った人たちへ、、
出会えた事にありがとう”
この本は、自己啓発本では無いはずなのに、もっと分かりやすく書評出来るはずなのに、一週間この書籍に思いを馳せた結果、感想にならない感想が僕の中に残った。
読んだ自分の中にある感想を掴むのに、表現するのに、こうやって伝えるのに、すごく時間がかかったけどコレが最大限の感想。
歳のせいなのか、後悔を振り返っても
「あの時もっとこうしてたら…」
と、思う事が少なくなり
「だからこそ今の自分がある。」
と、思える気持ちの方が断然強くなった。
あきらめでも、無理強いな前向きさでも無く。
過ぎ去りし日々は撮り返しのつかない心の中だけの写真。
それを悟った時、
「今を生き、今眼の前にいる人や物事と真剣に向き合う覚悟が生まれる」
そして、何気ない毎日も味わい深く眼と心のカメラを使って「スローシャッター」で撮りたくなる。
著者の温かい人柄を感じる文章はもちろん、装丁やその中身に載せられた暗室の独特なニオイを醸し出す写真、著者本人を含めた取り巻きのSNS投稿、メイキングの話題までも、その全てが一体となって「熱く生きようぜ!」と心に「ゴング」を鳴らす「現在進行形」のルポルタージュタージュ。
…だから何なのか?
ただのスゲー良い本。
※TOP写真は僕のとっておきの思い出=スローシャッター
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