なぜITアレルギー?IT音痴のワーママが基本情報技術者試験を受けてハッと気づいたこと
わからないがわからない
理系エンジニアの人にITの質問をしたところ、こう言われたことがあります。
文系の私とエンジニアの理解の溝はなんなのでしょうか?
文系と理解とでは知識のベースが違うので仕方がないかもしれません。
ただIT技術なしでは生きていけない今、IT苦手だからですまされないのも事実です。
私は学生の頃からIT音痴でしたが、30歳からITの独学をはじめ、基本情報技術者試験に合格しました。
この経験をもとに文系にとってITのなにがネックなのか?紹介したいと思います。
もしあなたがITに長けていてまわりもみんなITの猛者であればこの記事を読む必要はありません。
ITについて悩みどうしていいかわからない方向けの記事です。
文系でITできないと落ち込んでいても大丈夫です。
私もたくさん悩んで、自分ってセンスないなと落ち込みながらもやっていくうちにわかりました。
ただただちょっと考え方がずれているだけです。
文系出身の言うわからないがわからない理系のみなさん、理系出身のわからないに悩む文系のみなさんの参考になれば嬉しいです!
ITといってもかなり領域は広いです。(広すぎです)
今回は基本情報技術者試験の出題分野別に文系者の理解レベル(〇・・・大丈夫、△・・・頑張ればデキル、×・・・難しい)とどうすれば理解できるのかについて紹介します。
※あくまでも私の個人的な感覚です。
基礎理論【×】
情報分野の基本知識分野です。
パソコンが動く仕組みの分野です。
電源を入れればすぐにPCが使えるのが当たり前なので、文系者はこのあたり深く考えたことありません。
とくに、超基本中の基本の2進法、8進法、16進法でお手上げです。
大体ここで意味がわからなくなり、勉強をやめてしまいます。
10+1=11
と7歳から習ってきたのに急に考え方変えろというのは激ムズです。
残念ですがこれはもう慣れです。
公文式のようにひたすら手を動かして慣れるしかありません。
大人になってから永遠と計算ドリルやるようなもんです。
ハード系【△】
CPUやらプロセッサなどです。
ガジェット好きの方ならこの分野なじみあるのかもしれません。
私はガジェットにまるで興味がないため超苦手でした。
ここは参考書や本で頭に入れるよりも実物見た方がいいです。
できるならば実際の基盤見せてもらってください。
かなり理解が高まるし、興味が持てます。
もし基盤なんてみれない場合でもネットで画像検索してみてください。
ネットワーク【×】
ネットワークは本当に難しい。
ハード装置以上にイメージが掴みづらいです。
かつ基礎理論の知識がベースになるのでダブルパンチ。
ここもやっぱりいかにイメージできるかがポイントになると思っています。
できれば一度サーバー室のぞかせてもらってください。
難しければ家のルーターでも構いません。
目にみえないネットワークをいかに自分なりにイメージするかがポイントです。
セキュリティ【△】
フィッシング詐欺
ランサムウェア
サイバー攻撃
ニュースなどで耳にすることがあり、なじみのある分野かもしれません。
そして当事者意識を持ちやすいため興味を持ちやすい分野。
セキュリティの仕組みの話になるとかなり難しいですが、おおよその概要であれば文系の人でもいけます。
プログラム開発【〇】
どういう風に進捗管理して開発を進めていくか手法の話です。
プロダクトマネジメント系の話ですが、手法自体は業務のプロジェクト管理に似ているため文系の人でも問題ないと思います。
そしてこの分野は文系の仕事の進め方の勉強にもなるので、試験をうけなくても知っておきたいことです。
今より仕事の効率よくなりますよ!
経営/法務【〇】
マーケティング
会計知識
知財法務
労働関連
コンプライアンス
文系職の業務の分野です。
このあたりは文系者にとっては余裕だと思います。
理系の人でこの分野どうしても点数とれないと言っていて、
まさにわからないがわからない状態でした。
やっぱりなじみあることはみんな抵抗なくできるみたいです。
アルゴリズム【?】
これは人によると思います。
プログラマーの講師の方曰く、プログラムが書けてもアルゴリズムがまるでできないプログラマーがいるとおっしゃっていました。
ここは知識というよりも考え方です。
論理的思考力ができるか否かの話だと思います。
人によってはものすごく難しいと感じるかもしれませんが、
基本情報技術者試験の勉強をしていちばん身につけたいところだと思いました。
他の分野は結局は知っているか知っていないかの話。
でもこのアルゴリズムに関しては、頭をフル回転して考える力が問われるのだと思います。
アルゴリズムめちゃくちゃ面白いです。
ぜひ自分が納得するまでアルゴリズム突き詰めて学んでほしいです。
以上文系の筆者からみたIT分野の難しいポイント紹介しました。
理系の人に情報系出身でないからも全然知らないとよく言われるのですが、
理系の人のいう"知らない"と文系の人のいう"知らない"はかなり差があります。
パソコン、スマホ。
ソフト領域といえども結局は機械。
工学的な知識があるのとないのとでは理解力がまるで違います。
(物理工学って大事だなと30過ぎて感じています。)
でも学生の頃物理工学を学んでいなくても、今ではどれだけでも自発的に学べます。
いかにわかりにくいIT分野をイメージできるか?
ここがいちばんのポイントになると思います。
頑張ってください。
応援しています!