見出し画像

元経理ママが簿記一級よりITパスポートをすすめする理由とは?

経理職としてスキルアップできる資格を取りたい

知識と経験がものをいう経理業務。
資格取得でスキルアップを目指す方いるのではないでしょうか?
経理業務は会計、税務、企業経営など様々なスキルが求められます。
その中でも王道の知識が簿記。
経理職でなくても評価される最強の資格ですよね。
とはいえ会社の経理職が愚直に簿記一級まで資格取得をするのはおすすめしません

簿記一級目指すなら、ITスキルを身につけるほうがはるかにコスパがいいです。
私は元経理部員で、簿記2級もITパスポートも資格保有しています。

この記事ではなぜ経理部員に簿記一級よりもITパスポートをすすめるのか?お伝えします。

現場を経験したリアルな意見があなたの参考になれば嬉しいです!

なぜ経理部員にITスキルをすすめるのか?

私は地方メーカーで経理職を4年やりました。
入出金業務の日常業務から決算対応までいろいろ経験しました。
同僚や先輩などの働き方をみて、
経理部員として評価されるのはどんな社員なんだろう?
とつねに考えて仕事をしてきました。
その中で気づいたことがあります。

会計知識は会計士並みに極める必要はない。
もっと別のスキルが求められている

ただの会計マニアでは企業経理は務まらないことを知ったのです。

その理由について紹介したいと思います。

理由①難易度が違うから


簿記一級とITパスポートでは難易度が全く違います。

合格率 勉強期間
簿記一級 10%前後 500~1,000時間
ITパスポート 50%前後 100~150時間
[参考]https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class1
[参考]https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/statistics.html

合格率も勉強時間も倍以上違うのです。
簿記一級は一年間毎日勉強したとしても、1日あたり1.5~3時間程度の勉強時間を確保しなければいけないほどの難易度です。
一方ITパスポートは頑張れば2,3カ月の勉強で合格できます。

同じ国家資格でもITパスポートはかなり取りやすそうですよね。

理由②経理実務では効率の方が評価されるから

税理士、会計士といった専門職であれば日商簿記1級は必要ですが、企業経理職では簿記一級ほどの専門性求められません。
実際、私の会社では経理部員15名ほどいますが、誰も簿記一級もっていません。
あくまで日常の処理、決算がこなせるスキルが大切です。

簿記一級ほどのスキルは正直オーバースペックです。

一方ITパスポートは実務に役立ちます。

ITの知識があれば業務の効率化を考えることができるからです。

詳しくはこちら↓

私もITの勉強ははじめて業務のムダを洗い出したくさんの改善提案を行ってきました。

RPAにやらせよう

生成AIにきいてみよう

EXCEL関数でやってみよう

ITパスポートを取得する過程で既存のやり方を改善する引き出しが増えたのです。
コストセンターである経理は業務の効率化をするととても評価されます。

【結論】経理職で評価されたいならITパスポートにトライ


以上簿記一級よりもITパスポートを取得をおすすめする理由について紹介しました。

理由①簿記一級よりもはるかに簡単

理由②実務作業で効率性は評価されるから

企業経理にとってITパスポートは難易度のわりに評価されるコスパのいい資格です。
なかなか経理知識だけで、同僚と差を見せることは難しいです。

でもITスキルを高めれば同僚との差みせることできます。

ITパスポートをきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

応援しています!一緒にぼちぼち頑張りましょう!


いいなと思ったら応援しよう!