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人材育成力

11月に入り、秋らしい爽やかさを感じる日が増えました

出張で関東から関西へ、あるいは広島へ新幹線の車窓から眺めると、多くの緑が目に入ってきます
稲刈りが終わった後の田園、畑、河川
日本はどこまで行っても平和です

一方、国際報道は日々、戦争で荒廃した街や肉親を失って悲しむ、争いとは無縁の人々の存在を伝え続けています
その土地で生まれ、その民族に生まれたというだけで、悲惨な境遇を免れない人たち

気の毒に思いながらも、
同時に日本に生まれた幸運を感じ、そして安堵し、大変な苦難のうえにこの平和な国を築いてくれた先人たちのおかげと感謝します
また、社会の一人として、この平和を維持する責任も痛感します

国力の基は経済力、経済力の基は産業力、
産業力の基は人材力、人材力の基は教育力

一番の根っこは教育
日々、各校の先生たちと関わる際に心しています
では、人材力はどうすれば高められるのか

人への投資、人的資本経営、リスキリングといった言葉を、毎日のようにニュース、新聞記事で見ます対象は主として産業界です
組織視点で表現すれば、今改めて人材育成力を高めることの重要性が再認識されているということ

国力低下の真因が、人材育成力の低下にあるということに、社会全体が気づいてきた、ということかもしれません

しかし、この人材育成力
何をもって人材育成力がある、と言えるのか可視化することさえ、容易ではありません

・一人あたり研修時間
・一人あたり研修費
・提供される教育プログラムの種類
・受講証明

記事で見かけますが、これらは何らかの提供されるメニューがある、受講した人がいる、ということしか示していません
実際に人材育成効果があったか、についての指標、根拠にはならない

ならば、どうすればいいのでしようか
読者の皆様もお考えください

このことは、学校教育システムにおいても同様です
“履修主義”から“修得主義”へ
以前から提起してきましたが、未だ課題認識も取り組みも途上にあると感じます

根っこの「教育力」段階で未解決の課題が、そのまま社会全体の「人材育成力」の本質理解と対策実行を妨げているのではないか

着眼点も、戦後復興からの高度成長を成し遂げた先人たちに学ぶ必要がありそうです
ゼロからの再建を成し遂げた原動力は?
当時の先人たちにあって、現代日本人の多くが失ったものとは?

本日の問答はここまでです
では、どうすればいいか、未来形で、実践したい取り組みを考え続けたいと思います

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