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街の自動車整備工場の店主から聞いた話です


  • この店主との出合い
    昨年11月に7万キロ走行した愛車のATF(オートマの作動油)の交換をお願いして訪問したのが最初でした。

  • お店の印象
    とにかく駐車場にも工場内にもたくさんの輸入車が入っていて、一見の私も工場に迎え入れてそれぞれの車の修理状況などを説明してくださいます。ディーラーの工場などは、作業依頼者を工場に入れない雰囲気があり、まったく違います。

  • 今回の訪問
    4月の車検時にエンジンオイルの交換をしてもらいましたが、それから15000キロ走行しており、10万キロに達した区切りにエンジンオイルの交換に伺いました。

エンジンオイル交換後の店主との雑談が楽しかったです。

  1. オートマのトランスミッションのトラブル
    工場内には県外ナンバーのドイツ車が入庫しており、店主によるとデュアルクラッチトランスミッション内にあるセンサーの不調が原因だと分かったそうです。バラバラになったトランスミッション内のその部分を指して教えてくださいました。ちなみに、知り合いの方の紹介で故障車をわざわざ県外からキャリアカーで運んで修理を頼まれたとの事でした。ヨーロッパの人は壊れたら直すのが普通、日本人の様に壊れたら手放すのはおかしい。と店主。何とも潔い。

  2. エンジンの設計者や技術者の流出
    2030年までにすべての生産車を電気自動車に切り替えると宣言したヨーロッパの多くのメーカーでは、その時期にエンジンの設計者や技術者の多くが会社を去ったそうです。ところが最近情勢が変化し、エンジンのあるハイブリッド車などを残す動きがありますが、それを担うエンジニアが居ないので、以前のような高性能なエンジンが作られないだろう。設計図だけあってもエンジニアがいなければモノは作れない。店主いちいちごもっとも。

  3. 電気自動車をめぐって
    日本でも欧米の動向にならい、国も補助金を支給して電気自動車の普及を図った。いや今も推奨しているのかもしれないが、明らかに電気自動車はエコでは無いと店主。ドイツ高級車を扱う某ディーラーでも、富裕層にあたる方がリース契約で購入した電気自動車をリース契約が切れる時期に手放し、再び電気自動車に乗る方が居ないという事でした。経年劣化や充電の煩わしさに嫌気がさすからではないかとの見解。そもそも補助金頼みの政策に問題有り。店主、舌好調!連休中のSAの充電設備の前で電気自動車の所有者がケンカしているのを見て「時間と心に余裕がある人しか電気自動車は乗れない」と実感したそうです。


2024.10.12 愛車10万キロ走行

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