食品製造会社で発生する課題の解決案を考えてみた
こんにちは！私は食品製造業の会社で働いています。今回、自分の会社で発生している課題について考察してみました。考察は
①私個人ではなくチーム単位で影響があるもの
②デジタル技術を活用して解決できそうなもの
の２つに絞って行っています。
考察した課題3選
①廃棄報告に手間がかかる
②登録業務の負担が大きい
③体調チェックの管理がめんどくさい
各課題の評価マトリクスは下記の通りです。
①廃棄報告に手間がかかる
商品を製造していると廃棄はどうしても発生してしまう。さらにそれが取引先の不良品等が原因の場合、数量を数え、画像を撮り、現場から事務に報告し、メールを送り、対応の確認をし、、、と非常に手間がかかる。どうしても発生してしまう課題なので少しでも楽をしてもらいたい。
How：解決法
①：商品番号の入力・画像撮影をセットにしたフォーマットを作成。
（アプリ化or受付用LINE Bot作成）
②：①で報告されたデータを社内システムに自動入力。
③：①で報告されたデータの編集から取引先へのメール報告までを自動化。
②登録業務の負担が大きい
新規商品が始まる際、その商品を自社システムに登録する業務が必ず発生する。平常時ならばその数は多くないが、繁忙期に差し掛かる前などは相当数の商品登録が必要になることもあり、登録作業に追われ、他の業務への影響も出ることがある。また、登録はミスが許されないため作業者への負担も大きくなってしまう。
How：解決法
①メールで送られてくる印刷票の保存から印刷までを自動化。
②自社システムへの入力を自動化。
③入力後、チェック者へチェック依頼を自動で送るようにする。
③体調チェックの管理がめんどくさい
このご時世ということもあり、弊社では毎朝会社の入り口で体温を測るようになっている。これを管理者が毎日チェックするのだが、記録が紙に書かれているため非常にめんどくさい。また、食品会社ということもあり平時から現場への入場には体調チェック表への記入が必要であったが、これも紙に書くようになっているため同様にチェックがめんどくさいのだ。
How：解決法
①：体調記録のためのLINE Botを作成。スマホを持たない人のために入口にタブレットを設置（簡易的な入力アプリの作成）。
②：①で集計したデータをエクセル化し、その日の当番の管理者に自動でメール送信されるようにする。
まとめ
今回のアイデアはRPA（Robotic Process Automation）を利用した自動化がどこまでできるのかという問題はありますが、LINE Botの作成など簡単にできるものもあるので導入は比較的容易にできるかもしれません。
補足
知人からのフィードバックで「もう少し掘り下げるか、自分の独自性があればいい」とのこと。実際に作業にあたっている方からお話を聞いたり、どんな仕組みなら使いやすいと思うか、ヒアリングも積極的にしていく必要がありそうです。