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-soraka-が”せどり”について思うこと①(副業としてどうなのか?)

皆さまごきげんいかがですか?
今朝、ごはんの後の出かける準備中、階下から「ママー!遊んで~!!遊んでくれたら朝ごはん食べるから!!」というイミフ交渉を3歳に突き付けられました。
-soraka-です。

激動の昨今、「みんな副業しようよ!」という流れになりました。
子育て世代の方、これから社会に出ていこうという若者、そろそろリタイアを考えるベテランの方々。
どの世代も焦りや不安のようなものがあると思います。
みなさん、どうやって今後の人生を生きていこうか?と考え、副業しなきゃいけないのかなと迷ったりしていることでしょう。

私も子育て世代ど真ん中です。
食べ盛りの男の子二人がいます。
将来どんな世の中になるのか、どう育てていけば世の荒波を乗り越えていける子になるのか、育て方に悩みます。

私が「別の収入源を!」と副業を初めてもう二年になりますが、楽しい反面、なかなか大きな数字にはなりません。これはもう自分のやり方が、何か間違っているのだと感じています。

それでも月利で3万~10万円くらいは毎月得ています。

月利について

この1年ほどは、大体平均6万円くらいの月利です。
この数字をどのように感じられますでしょうか。
多い?少ない?

サラリーマン時代だと、手取りが6万円ふえるとなると大喜びですよね。
ずいぶん助かります。

では個人事業で利益が6万円ある、ということはどういうことなのか。

私の感覚ではまっっったく!足りません。はい。


いやいや、お給料もらったうえで6万円利益があればいいじゃないか、なに贅沢言っとるんだこいつは。

というご意見もあるでしょう。
しかし足りません。

だって経費や支払がたくさんあるんです。

  1. 送料

  2. 梱包資材

  3. 固定費

  4. 翌月分の仕入れ

①送料
これはわかりますね。
お客様のところへ送るための送料です。
送料ってすごく高いです。
特に個人でちまちまやっていると、運送会社と交渉もできないので、運送会社からすると”ただただ、毎日たくさん送ってくれる優良顧客”。笑
60サイズ(20cm角くらいの大きさ)で、隣接県に送る場合でも930円程度はかかります。

②梱包資材
商品を傷まないようにするための緩衝材、送り状を貼ったり汚れ防止のために、外装を段ボールや封筒で包みます。
お客様にお送りする場合は新しいものが必須です。
それに切ったり貼ったりするためのはさみ・カッターナイフ・セロテープ・ガムテープ。。。
番外編では、お客様へのサンクスレター用の便せんなど。
大量に買うので1件当たりは大きな経費にはなりにくいですが、チリツモですね。

③固定費
プラットホームに出品する場合は出店料がかかる場合もあります。
仕入れに仕入れサイトを使うなら、その登録料。
また、リサーチにツールを使うことが多いと思いますが、そのサブスク料。
他には、副業でしている場合、夜中にごそごそリサーチしたりするので、電気代、暖房費。。。

④翌月分の仕入れ
せどりは販売を”しつづける”商売です。売れれば新たな商材が必要。リサーチをつづけ、翌月の販売分を仕入れることが必要です。
得た利益はすべてプライベートで使えるかというと、翌月分の仕入れに大体消えていきます。

そもそも右左(みぎひだり)の商売(=仕入れたものをそのまま流通させる商売)、利益はそんなに乗せられるはずもなく、かなりの薄利です。そして得た利益は上記のように様々な経費や支払に消えていく。 とにかく自転車操業な商売なのです。

だから大きな利益を上げようとすると車輪を力いっぱい高速でまわすことになります。つまりすぐに売れる商品を大量に仕入れてガンガン売りさばく。それを高速でやりつづけて利益を積み上げるわけです。

副業としてどうなのか?

「そんな商売意味あるの?しんどいだけで楽にならないじゃん!」といった声が聞こえてきそうです。

正直言えばそのとおりです。

でもね、なんにも得るものなくしんどいだけなのか、といえばそうでもありません。
よく皆さん言われるように、「せどりは商売の基本」。いわば入門編なのです。

私もそうだったのですが、多くの方は「会社員」として働きますよね。すると、大体自分の部署のことをよく知っています。言い換えれば自分の部署以外のことがどうなっているのかよく知らないことがある。
営業なら営業のこと。経理なら経理のこと。総務なら総務のこと。それ以外はよく知らないし、知らなくても問題ない。

会社の数字一つとってもそう。

例えば、
営業は、商品をいくらで販売したら利益が出ることはよく知っているが、自分一人がもしくは営業部全体が年間いくらの利益をだせなければ、会社として立ち行かなくなるのか。
経理は、どの部署がいくら使っていくら儲けていて、会社の所有資産はいくらで、などは知っているが、それぞれの部署でなぜその金額が必要なのかの本質がわからない。
総務は、各部署の経費などは詳しいが、その経費を出すための「儲け」をだす苦労や努力を見ていないので節約の無茶ぶりを言ってしまう。

会社にいると、大きい会社であればあるほど”歯車感”がいなめません。代わりがいるのが会社。他の部署のことは知ったこっちゃない。

ところが、
せどりに限らず個人で商売をすると、すべてを知ることになります。
必然的に。
やらざるを得ない。

そして特にせどりであれば、「商品を安く買って高く売る」という商売の超基本であり、また物理的に「商品」が存在するのでわかりやすい。
「この商品ひとつ」に対して「利益がいくらで経費がいくら」ということが理解しやすい。(フリーランスの技術職の方などは経費がどれにいくらかかって、がわかりにくいですよね)

また、キャッシュフローについても理解が深まります。

せどりは多くがクレジットカードを使って仕入れて、その支払いが来る前に販売し、現金化することを第1目標としますので、「いつまでにいくらのお金が必要」ということに敏感になります。支払えないとカードが使えなくなるので。
キャッシュフローを意識しないと黒字倒産なんてこともすぐに起きます。
利益率が低いので、キャッシュフローの数字を確認するときは鬼の形相です。

そういった意味で「せどりは商売の基本」、入門編なのです。

頼る人は自分だけ。損をしたら自分がつらい。
なので必死に勉強します。
数字は小さいものの、会社のお金の流れがだんだんとわかってきます。
そして「働く」とはどういったことなのか。世の中の流れにも敏感になってきます。世のお金持ちたちがどんなことを考えて、次にどう動こうとしているのか。それによってどんな影響があるのか。
政治・環境・芸能・科学・株・国際社会。いろんなものに興味が出ます。
視点もミクロからマクロまで。
知識はただの知識であったものが、自分の人生に生かせるようになる。

CMひとつみても、
「なぜこんな表現にしたのか」
「なぜこの番組にこのCMなのか」
「この会社はなぜ今CMを流しているのか」
「この会社はどんな会社でこの業界はどんな業界なのか」
など、色んな疑問がわいてくるようになりました。

会社員でいたころは何も考えてなかったな~と心底思いますね。
そんなわけで、せどりは副業の入門編としてやるべきだと思います。
自分の自由になるお金が劇的に増えるわけでもなく、やることは大量で体はつらいですが、やる価値はプライスレス。
やっと「大人」になった気がします。

人生を生きている!って気がしますよ^^

人生の3分の1を費やす”仕事”。
楽しく生き生きと人生を生きたいのであれば、「せどり」はいかが?


-soraka-は現在、無在庫輸入を主にしています。
でも将来的には自分のオリジナルブランドを持ちたいと思っています。やってやれなくはないと思っていますので、どんな風に成長していくか、はたまた成長できるのか?アリの巣を観察するように観察していただければなと思います。
しばらく忘れていても、久しぶりに見たらすごいことになっているかもしれませんよ!

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読んでいただいてありがとうございました!



#せどり #つながりたい #物販

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