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しあわせとモクテキについて、おかんと話したこと

エネルギーが落ちる日がある。
とんでもないヘマをやらかしたとか、
ちょっとした一言で誰かを傷つけたとか、
どうしようもなく自分を責めて
落ちこみまくる日。

あるいは、何をやっても上手く行かず
良かれと思ったことで誤解され
ネガティブのループに入ってしまう日。

運命統計学的にいえば、
12日あれば、3日は「運が弱まっている」と感じ
12ヶ月あれば、3ヶ月、
12年あれば、3年は、
なんとなく「落ち気味」と感じるものだという。
実際、ダメな日はとことんダメで
「人生終わりだ〜」と凹みまくるが
数日経てば、そんなこともケロっと忘れ
「なんか今日、ツイてるかも!」
と、上機嫌になったりする。
なので、落ちたエネルギーはそのままなわけじゃない。
そんなふうに自分に言い聞かせる今日だった。

話は変わって。
昨日の晩、いつになく真面目に
母親と人生の目的について語り合った。
今後の人生、どう生きるか、
それは、どんな目的で?
そんな話だ。
私がああだこうだと話していたら
おかんが唐突に、こう訊いてきた。

「目的って、自分の幸せのためじゃダメなの?」

…………全然、ダメじゃないよ!!!
むしろ、自分の幸せのために生きてるはず。
だけど、「ダメなの?」と言ってしまうということは
自分の幸せを追い求めることに
ほんの少しでも、申し訳無さがあるのかもしれない。
おかんは、戦後間もない頃に生まれた人だからだろうか。
おかんもそうだけど、
「自分の幸せ」に対して、自分も素直になれているだろうか。

昨年末、韓国の名優がある事件により
自ら命を断つという悲しい出来事があった。
年末の演技大賞授賞式のスピーチは
皆、彼のことを思わせる言葉が多かった。
なかでも何人かが「俳優自身の幸せ」について語っていた。
とても印象的だった言葉があるので
一部引用したい。

俳優は“喜怒哀楽”を表現をする職業で、自分たちが幸せでなければ視聴者の方々にもそのエネルギーがうまく伝わりません。だから、最善を尽くして、いつも幸せでいてほしいという言葉を俳優の仲間たちに贈りたい。

(2023 APAN STAR AWARDS 大賞授賞スピーチより イ・ジュノ)

先日のnoteでも書いたが、ドラマ『サムダルリへようこそ』では
それぞれが我慢している間は、誰も幸せになれなかった。
それぞれが愛し合い始めて、ようやく周りも幸せになれた。

母親が幸せでなければ、家族は幸せでない。
子どもが幸せでなければ、親は幸せでない。
自分自身が幸せでなければ、周りも幸せになれない。
そんな話を、おかんとしていた。
だから、まずは自分が幸せになろう、と。
自分が幸せを感じるのは、どんなときか考えてみよう、と。

そんなわけで、エネルギーが落ちる日もあるが
落ちっぱなしではない。
自分を責めるより
自分が幸せになることを考えてみよう。
そんなことを思った1日だったなぁ。

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