わたしの旅が本当に始まった日。~藍月なくる1stライブ クラリムステラ感想記事~
御機嫌よう。
感想はTwitterで既にクソデカ感情を吐き出しはしたのですが、吐き出し足りないものが出てきたので某ネオンニキの影響で記事に纏めることにします。
※初noteで自己紹介を兼ねているため、前置きがかなり長いです。お前のことは良いからクラリムステラの感想見せろという方は目次から飛んでください。
☆最初に
・そもそもお前誰?
別にわたしの紹介などしなくていいと言えばいいのですが…w
ただ、なくるさんのライブについての感想は既に沢山出回っていますので。であれば、こういう経路でなくるさんを推し始めた人間のライブレポとして読んでもらおうかな、といった次第です。
というわけでまずは自己紹介を。
輝聞 玲瓏です。きもん れいろう と読みます。
藍月なくるさんの比較的新参オタクです。
他にも何故か色々名前持ってるのでそれらも置いておきます。
・アルティア=ハイド(オンゲでよく使う名前)
・エリカ(YouTubeのユーザー名)
・颯束 葉月(さつか はづき、ドラクエ10のツイ垢)
そこいらにいる一般大学生です。趣味はゲームと歌と演劇と考察。
今好きなジャンルは東方、ドラクエ、ProjectMoonなど。
かなり執着が強い性質。考察はこの延長線上でしょうかね。
他に過去語りが必要な場合都度します。
・お前にとって藍月なくるさんって何?
少し前まではASMRの人でした。
初めて知ったのは炭酸ちゃんのASMRです。その後YouTubeで藍月なくるさんのチャンネルを見かけた時に、早々にチャンネル登録しておく程度には好みのお声ではありました。
今は最大の推しであり、誰よりも感謝を伝えたい方です。
認識が変わり始めたのは、YouTubeでRest in Peace my Dearを見かけた時です。初めて聞いた時は''素敵な歌声だなぁ''ぐらいだったのですが。
ふとメロンブックスさんに寄った時に、店内のある区画でRest in Peace my Dearが聞こえて来たので、Indigrottoのアルバムを衝動買いしました。
以降暫くは、買うだけ買って放置していたんですがね。自室の整理をしていた時に、まだ読み込ませていないCDを纏めて入れて、その後に聞き始めました。
当時わたしは、何時如何なる時も、頭の中に音楽が流れ続けることに悩んでいました。
悲しい時辛い時苛立つ時も、試験の時アルバイトの時も、親族の葬儀の時でさえも。わたしの頭の中には音楽が響いて、それに憤りすら覚えていました。音楽が嫌いになりかけた程でしたね。
また、心療内科に定期的に通う程度には心を病んでもいました。''死にたい''が口癖でした。
そんな時に、Indigrottoを聴きました。
「悲しい時は悲しい音を」
この歌詞に深く慰められました。
そして、Rest in Peace my Dearも、明確に癒しとなりました。
そしてなんやかんやあり、2023年3月1日、藍月なくるさんが3Dの身体を手に入れた配信の時に''推す''と心に決めました。
前述の通り、わたしは東方が好きです。中学の時からずっと好きです。
高校の時から、特に「凋叶棕」というサークルの楽曲を聴き続けています。らぷりすの皆様は御存じでしょう、RD-Soundsさんのサークルですね。
Rest in Peace my Dearを知る少し前、わたしがハマっていたのは凋叶棕・「薦」のR.I.Pでした。まあタイトルが類似しているだけではありましたが。
そして凋叶棕を聴いていた、つまりnayutaさんを知っていたんです。
そういえばnayutaさんのチャンネルになくるさんと歌った歌が上がってなかっけ?
「La prière」に至りました。
偶然でしたが、だからこそ運命のようなものを感じました。
わたしは元来、運命論を信じる人間なので。それがなくるさんを推す、より強い切っ掛けとなりました。「なんやかんや」の内容はこんなところです。
・藍月なくるさんの好きな所は?
まずお歌が直接感情を揺さぶってくるところ。今でもRest in Peace my Dearを聴くたびに泣きそうになるし、他にも苛立つ時はKiller neuronだったり、機嫌が良い時はTuliparfeitで更に気分良くなれたり。そういう、わたしの感情を肯定してくれるようなお歌を歌ってくれるのが好きです。
次に配信の面白さ。なくるさんのお話面白い…ほよほよ言ってると思ったらなんだかとってもいい事言ってたりとか…何よりアドリブがお上手。
TRPGプレイヤーというのも好きな理由ではありますが、TRPGの配信は殆ど見ていません。いつか自分がプレイするかもしれないので。
・好きな藍月なくるさんの歌を言え
クラリムステラ以前で話させて頂きますね。
まずここまでの話で、IndigrottoとRest in Peace my Dearは言うまでも無いと思います。
他には夢の呼応やFragile Utopia、DominationにLucid Hallucination。あとはヘヴンリィ辺り。カバー曲であれば、初恋日記がダントツで好きでした。
勿論他にも好き目な曲は色々ありましたが、印象的なのはこれらでした。
他所絡みだと、Collapseが滅茶苦茶好き。チュウニズムを嗜む関係で月詠に鳴るも好きですね。
Endorfin.については完全ニワカです。雷花ぐらいしか聞いたことがありませんでした。
自己紹介はこれぐらいで良いでしょう。
そろそろライブに関する話に移りますね。
☆前日譚
そもそもわたしは生まれてこの方ライブというものに行った経験が1度しかありませんでした。昨年9月のSPLASH the TONE大阪公演だけです。
その時は地元だったので、ほぼ「ちょっとしたお出かけセット」ぐらいの準備で行ったのですが、今回は遠征。
まあ、色々。失敗とかがありまして…
・交通手段の予約
今回の遠征最大の失敗です。いきなり。
わたしは東京に行く時は大体高速バスで行くのですが…今回予約したバスは昼行バス。到着予定時刻はライブ当日の16時40分、東京駅!
アホか???????????????????????????????
はい、かなりギリギリを攻めました。多分宿代とか交通費をケチりたかったのだとは思いますが…事故とか渋滞があったらどうするつもりだったんでしょうね?
しかしこの選択が様々な弊害を生むことを、当時のわたしは何も考えていないのでした…。
まず、現地についてゆっくりする暇がない!!
バスは新宿駅経由で東京駅でした。東京駅までで予約を取っていたんですけど、乗務員さんに聞いてみたら
「新宿で降りても大丈夫ですよ」
とのことだったので新宿で降りました。結果、ライブ会場現着時刻は30分程早くなりました。寧ろ早くなかったらヤバかったかもしれない。
バス降りて、じゃあ早速、新宿駅を#おでかけなくるん…
そんな暇は無い。歩きながらテッキトーに写真撮るのが精一杯です。
急いで乗るべき電車を見つけて、本八幡駅に到着。一安心したのか、呑気に飲み物を買って市川文化会館へ向かいます。
会場には無事到着しました。さあ誰かFFさんと交流!
…もう会場前に行列出来てる!!!?(当たり前)
当然、物販のガチャガチャは売り切れてます。というかそれを見越して、予めフォロワーさんに回しておいて貰ってはいました。セーフ。でもこういうのって、やっぱり自分で回したいので…
フラスタや等身大パネルの写真は辛うじて撮れましたが、ツーショットは撮れませんでした。撮ってくれる知り合いさんを見つけるどころではなかったので。
何より最悪なのは、フラスタ企画の返礼品を取りに行きそびれたことです。
FAKE IDOLクリアファイル欲しかったのにやらかしました。最大の後悔です。
みんな、推しのライブ行く時はせめて当日の昼には自由に行動できるようにしような。
・打ち上げの募集
この記事を見る前からわたしと交流があったらぷりすは御存じだとは思いますが、うさりんさん(@ggggg22169)主催の打ち上げのメンバー募集をしていました。ライブの4日前から2日足らずの間。
急過ぎんだろ……………
しかも2日足らずで30人集まるのかよ………………!?!??
はい、集めました。
そもそもは誰かが募集するやろと思っていたのですが、無いなら無いで…とも思っていましたね。
これがバイスタンダーってやつですか。誰も!打ち上げの募集をしないのである!!
切っ掛けは、スペースで某氏とお話していて、その後「じゃあ…募集するか…。」ぐらいのノリでした。
結果、33人の打ち上げです。せめてもう1週間ぐらい前から募集していればよかったのでは?
たらればですけど、実際
・ライブ当日は日曜日
・お店の都合もある
・段取りも余裕を持って出来る
などなど、もっと前から募集した方が良いのは確定的に明らかなんですよね。自身も打ち上げの有無とかを考えて、帰りのバスを予約してませんでしたし。
他にも、募集を出したわたしが幹事だと思われることも多々ありました。大きな混乱とかは無く無事に終わったので結果は良しでしたが…。
自戒を兼ねまして。これは声を大にして言いたい。
「別にこれまで界隈でそんなに交流してないとかそんなのどうでもいいから打ち上げしたいならさっさと企画して集めろ!!」
次があればさっさとします。
・お手紙
封筒に包んだ私的(?)なお手紙なんて人生で初めて書いたかもしれない。
兎に角お手紙を書きました。これもやっぱり某氏がやっていたのを見て影響を受けました。というかライブに関してやっている6割ぐらいの行動は大体その某氏の影響では…?
まあ写真これだけしか撮ってなかったんですが。
とはいえ、しっかりなくるさんへ伝えたいことは書いたし、デコも初めてにしてはそれなりに綺麗に出来たとは思います。封蠟はちょっと不格好だったけど。
そう、本当に色々。なくるさんに救ってもらったことも書きました。
これずっと伝えたかったんですよ。
皆さん御存じですかね、寿司のガリがなんであるかって。
なくるさんがこの意味で「寿司のガリみたいな存在に」って言ってるかは分からないですけど、少なくともわたしにとっては、嫌な人生の中で出会って、新しい世界を見せてくれた、正に人生のガリなんですよね。
これ、本当に書けて良かったなって。最大限の感謝を書いたつもりです。このわたしにとっての真実を広めたいがために記事書いてるまであります
わたしは感謝で推し活してるので
「藍月なくるさん生きててくれて本当にありがとう」なんだよな、って話でした。
ライブ前の長々とした後悔や感傷に浸るのもここまで。
いい加減、ライブの感想を書くと致しましょう。
☆クラリムステラ当日
・開演前
ホールに入って、席に座って、開演するまでの話です。
ホールに入ったわたしを待ち受けていたのは、深海を模したであろう舞台と待機曲として流れるSettlementの音。ああここがマリアナ海溝なのか、それとも「旅人さん」を待つ深海の歌姫の住処なのか、などと思いながら席に向かいました。わたしの席は2階席の7列目、遠いけど悪くは無い席でした。
席に着いてからもソワソワしっぱなしでした。待機曲のRest in Peace my Dearで既に泣きそうになり、2列後ろのFFさんに「まだ始まってないけど大丈夫???」とTwitterで言われる始末でしたね。
しかしまあ、Fragile Utopiaをバックに放送される注意事項の恐ろしいこと。
何より注意事項を話す声が、淡々と、トーンも低く。まるで守らなければ吊るされたり炙られたりしそうな、そんな放送で思わず身震いしてしまいましたね。まあ実際、守らない輩はそうなってほしいとは思いますが
あとは、ミシュメリアをバックに登場するなくるさんが見てみたいななどと思ったり。
そんなことを考えていたら暗転、ライブが始まりました。
・ライブ開始~夢と現実の境界線、Azura Luno~
配信開始のいつもの音と深海の絵から始まる。
そして…響き渡る神秘的なコーラス。「藍月」の歌が始まる、開闢を思わせる、そんなイントロ。藍月なくるが歌う、藍月なくるの為の賛歌。
そしてそれをライブの一番最初に持ってくる。後日RD卿がTwitterで仰った通り、そこしかない位置ですよねえ。
さて、Azura Luno。わたしがこの歌を知ったのは
ライブ当日に東京行の高速バスに乗る30分前です。
わたしは気に入ったものに対する執着が凄く強くて。例えばそれが歌だと、暫くはその歌を聴く頻度が凄く高いです。そして逆に、新しい歌を聴くことはあまりありません。要するに狭く深い人間です。
Azura Lunoもそうやって、わたしにとっては至極いつも通りの理由で、それまで聴いてこなかった曲のひとつに過ぎませんでした。
バスの待ち時間に聴き始めたのは、単純にライブ前にYouTubeで聴ける曲は一通り聴いておこうと思ったから。ただそれだけでした。
初めて聴いている時。思っていたのは
随分格好良い歌だなぁ…
大体そんな感じです。歌詞の意味などもあまり深くは考えていませんでした。
そしてAzura Lunoを聴き終わった後、メリーメリーゴーランドが流れ始める。聴きながら、ふと思いました。
…さっきの曲、何か聴きなれた感じがするなぁ
んん…?もう一回聴いてみるか…?タイトル…Azura Lunoね
…このイントロに、あの賛歌のようなサビ、そしてコーラス。この感じ、ひょっとしてRDさんか…!?
はい、大当たりでした。作詞作曲RD-Sounds。
別に当てたから凄い訳でもないです。ただ自己紹介で語った通り、わたしが藍月なくるさんの歌に執着が生まれた理由の一つは間違いなく凋叶棕です。
初見の曲で「これはRDさんでは?」と気付く程にわたしの頭に染みていたRD卿の曲調。それで以て「藍月」を冠するこの歌。
これを運命と言わずして何と言いましょう。
その時確信したこと。恐らくこれから先も、ふとした時にRD-Soundsはわたしに何かを齎すのだろうと。必ず何処かでわたしの人生に影響を与えるのだろうと。
薄々ですが、これはライブで歌われるだろうなと思い、そして本当に。しかも最初に。
まだ歌詞は把握出来ていませんでしたが、AメロとCメロで「なくる」を聴き取って、これが自己紹介歌なんだろうと思いました。曲名も藍月ですし。
もうね、今思い出すだけでも心が躍ります。(2月17日午前1時)
そんなAzura Luno、今は個人的藍月なくる歌ランキングでぶっちぎりのティア1になっています。
RD卿と言えば、心無いヤンデレ(NeGa/PoSi*ラブ/コール)とその続編(盲目の笑顔)だったり、道徳が無さすぎる墓標だったりとか。まあ兎に角、「闇属性」のイメージも強すぎるんですけど。
でもRD卿の作る、「キャラクター」が高らかに「己」を宣言する曲。或いは「己の行い」を示す曲。
「誰かの、自らによる、自らのための賛歌」とでも言うような曲。本当に大好きなんですよね。
だからこそ、Azura Lunoを好きになったのも必然なのでしょう。
一曲目から随分長いけどこの調子で大丈夫か?
ぶっちゃけ次から前半終了まではとびとびになるぐらい書けることが無いので許して
・Cosmodiver
なくるさんが銀河を渡ってわたし達の街に来るお歌。
キービジュ1の、「境界線を越えて、まだ見ぬ場所へ」を考えると、まあ来るだろうなとは思っていました。
実際カウントダウン動画の宇宙を泳ぐ概念さんはこれの伏線だったようで。
正直な話、ライブ開始格好良い歌2連続なのは度肝を抜かれました。1曲目は兎も角、2曲目からは少しずつ沈めに来ると思っていたので。
・中略 追想のラグナロク、Oxydlate
恐らく初めから歌われるのは確定していたであろうラグナロク。
序盤に来るだろうなと予想はしていました。何と言ってもその沈ませ具合から来る没入感が凄いんですよね、Ver 藍月なくる。
個人的に好きだったのは、2番サビ前だったかな?沈むように下へ下へと降りていくライトが良かったなって。
そしてその沈んだところに、追い打ちのOxydlate。ラグナロクと続けて来るだろうなとは思ってた。
ある意味、こういう沈み込ませてくる歌が「藍月なくるっぽい」歌っていう感じがあるんじゃないでしょうか。
やっぱりCメロのあの呼吸の止めっぷり(?)には感動しました。期待そのものを打ち抜いてくれたような感慨でしたね。
Endorfin.パートはニワカ過ぎて書けません!!!ごめんなさい!!!
でもでるたさんかっこよかったし面白かった!!MC面白過ぎるし!!
・幕間~Indigrotto、愛と幽世の終着点~
わたしの記事、本命はここからです。
Endorfin.パートが終わり暗転、なくるさんもでるたさんも捌け。
さぁ~休憩かぁ~…と思った途端、スクリーンに現れる藍月なくる概念。黒髪概念コスした質量さんが消えたら概念さんが現れた
ここでやっと察しました。ああ、Indigrottoは飽くまでも概念としての自己紹介なんだなと。
Indigrottoは最初の辺りで歌われるだろうと予想していたので、意外ではありました。
「…でもさ、今質量さんはキービジュ2の衣装に着替えに行ってるんだよね。概念の出番ここまで…なんか嫌な予感gそんなことよりIndigrotto!!!」
過去の概念さんのMCを聴いている時のテンションはこんな感じでした。
実際、Indigrottoを歌う概念さんを見て心が凄く盛り上がるのを感じました。
問題はここから。
段々と間隔が伸びていく短音と薄く聞こえる喘鳴。
そして「さよなら」が聞こえて長音、まるで危篤患者のような…
愛と幽世の終着点。
ライブの始まりは夢と現実の境界線でした。
でもここでJelLaboratoryの最後、いや最期を流すの…?
この疑問こそが本記事を書く最大の切っ掛けでした。
或るヲタクの考察記事、最後までお楽しみいただければ。
・後半開始~Evil Bubble~
誰かの最期は波に飲まれて消えていきました。
静まり返った会場、暗がりに始まる後半戦。みんなが聴いたであろう暗いイントロが響いて、歓声が沸く。
舞台奥中央に鎮座する、キービジュ2の闇アイドル衣装に身を包んだ質量さん。両脇から現れるダンサーさん。
なくるさんが今の方針をとる切っ掛けになったであろう歌。
愛と幽世の終着点という、あまりにも重すぎる曲の後にぶち込まれました。
元々投票では選ばれてなかったのもあり、(いつきさんの方で選ばれなかった曲も歌われたとはいえ)歓喜と驚愕がありました。まあわたしが投票したのTuliparfeitだけどとはいえ、Evil Bubbleだけでは今回の考察には至らない。ただ闇アイドルっぽいライブが始まったな、程度でした。
・Lilith
すーーーーっごく扇情的なお歌。えっちい。
なくるさんが女王様みたいで…ダンサーさんとの絡みきゃわ…って感じで。まぁスクリーンに目を取られ過ぎてあまり見れてなかったんですが
わたしがこの曲を初めて聴いたのは、Azura Lunoと同じくライブ当日でした。
わたしのLilithに対する第一印象は
名前といい内容といい…かなりえっちだな…うーん…
といった感じ。ぶっちゃけ苦手です。
わたしは単純にエロネタとかが好きではないので、初見の時点で拒否反応が出そうなぐらいでした。聴くけども。
藍月なくるに綺麗な幻想を抱いている方がどれ程居るかは分かりませんが、そういう方々もこの曲が苦手なのではないでしょうか?
ですが、Evil Bubbleに続けてこのLilithが出たことで、愛と幽世の終着点の意味を感じたのかもしれません。
別になくるさんは配信でも若干ネタ気味に言ったりはするけど清楚キャラではないんですよね。というかセクシー担当とも言っておられたりするし。
めっちゃバズったEvil Bubbleに続けて、(敢えて悪い言い方をしますが) 幻想を抱くファンを幻滅させるようなLilith。これらを闇アイドル衣装の最初で。
愛と幽世の終着点で消えていった概念さんはつまり夢や幻想で…
これが「藍月なくる」という現実なんじゃないか…
・逆沙華、Killer neuron
殺意コンボ。あるとは思っていました。
ただ雰囲気が凄い!え、なんか和傘持ってダンスしてる!
ペンライトも赤いっぱいで良いね良いね…って感じでした。多分この辺はみんな思ってたんでもって、これまた大歓喜Killer neuron!!
沈め、沈めパートでダンサーさんが歌舞伎の人がちょっと勢い付け過ぎた速さで頭ぐるぐるしてるの!でもちゃんと殺意を感じる勢いで、ああダンサーさんって本当に凄いんだなって。
まあやっぱりスクリーンに目取られ過ぎてダンスあんまり見れてないけど
さて、考察のお時間。
そしてなくるさんのガチ殺意から生まれたKiller neuron。
ここで思ったのは、一体誰に向けた殺意なんだろう?ということ。
勿論、単純になくるさんがライブで歌いたかっただけかもしれない。でもなくるさんなら何か意味があるんじゃないかなって。
言ってしまえば、わたしの考察は
「藍月なくる」が「藍月なくる」の「解釈違い」を「藍月なくる」から排除せんとしたのでは、もしくはその過程をストーリー仕立てにしたのでは?
というものです。
その過程の一環として「藍月なくる」は「藍月なくる」ではない「藍月なくる」を殺そうとする。といった話。
次があの曲…だからね。
そうでなければ、わたしもこんなことは考えなかったかもしれません。
・事故演出、FAKE IDOL
殺意曲が終わり、MCパート。突如、何かが落ちる音と共に暗転する舞台。
果たしてこれを本当に事故だと思った人はどれ程いるのでしょうね。
みんな~~~~!!!
聴きなれた声で聞こえる聴きなれない雰囲気。
そこには、実にアイドル然とした藍月なくる。
アイドルとは、なんでしょうね。
可愛くて、有名で、ファンのことを愛してて…等々、色々な要素があると思います。
でも、それら全てをひっくるめて偶像なのでしょう。
「アイドルとしての藍月なくる」として、完璧な演技だったと思います。本物のアイドルがそこに居たと思う。
ああ、でも。この流れで次の歌は決まっている。FAKE IDOL。偽物の偶像。
これも「藍月なくる」じゃない、作り物。
``自分´´なんてない どれ?分かんない
理想も見失ったわ
正にこの歌詞の通りと言わんばかりの、前後の落差。
この次の曲は何だろうと戦々恐々としていました。更に深い闇を見せてくれるのかと。
ですが、藍月なくるはお人形じゃないんだと分からされました。
…この辺りを後から考えると、「ちょっと救われた気になって」も、「可愛いってその言葉 満更でもない時もそりゃあるよ でもあなたは本当を知らない」も、何だか違った意味に感じる気がする。
これは流石に考え過ぎだと思うけど。
・コンティニュー!、わたしがわたしに至った10の理由
…!?
度肝を抜かれました。
個人的なセトリ予想では、わた10→FAKE IDOLっていう、無慈悲過ぎる予想をしていたのですが…まさかの逆。
そして、FAKE IDOLの後にこの流れだったからこそ、わたしの考察は成り立つと思います。
どちらもその歌単体では、単なる恋する乙女の奮闘記ですから。
少し先の話をしましょう。
アンコール曲が始まる前になくるさんが話されたこと。
「私は元々虚無なんです。でもそこに藍月なくるが発生して、みんなが
私を藍月なくると認めてくれる。それが虚無を満たしてくれた。」
「私は寿司のガリのような存在でありたい。みんなの頭の片隅でもいいから藍月なくるを覚えておいてほしい。忘れないでいてほしい。」
「藍月なくる」が「藍月なくる」として、あの場所で歌った。
だからコンティニュー!とわたしがわたしに至った10の理由が、
あふれだす思いは呪いのように
世界が変わって
目に映る全てが輝きだした気がしたんだ
「ファンのみんなとそのファンを愛する藍月なくるのこれから」
のコンティニューになる。
でもきみは心から その全て抱きしめて かわいいって教えてくれたんだ
たった1回振り向いて! わたしを貫いて!
「迷う藍月なくるに貴女は藍月なくるであると教えた」
藍月なくるが藍月なくるに至った理由になる。
一オタクとして少し傲慢な考察かもしれません。
ですがわたしは「藍月なくる」という存在が、可能な限り限りずっと続いてほしいと思う。
これくらいでについては、語れることがありません。
ただ、歌う前に仰った通り、歌詞と、そしてあの感極まった声が本当に全てなんだろうなと。
・アンコール~クラリムステラ~
これくらいでの後、ぴゅーーっと去ってしまったなくるさん。暫しのざわめきの後、当然のアンコール。
わたしもアンコールを叫びました。叫び続けました。喉ちょっと壊しそうなぐらい。
正直物足りないと思っていました。いや物足りなくはない、ただわたしの大好きなあの歌を聴きたいという欲でしたね、アレは。
そんな思いで、殆ど休むことなくアンコールを叫び続けました。
現れた質量さん。いつものなくるさんの感じで進む物販紹介。
そして…アンコール曲が来る。
まさかの新曲、その背景を語るなくるさん。
Rest in Peace my Dearを期待していたわたしには晴天の霹靂でした。
何よりも、「まだ最期じゃない」と、そう言われたから。
そして、「最期の後は深海まで」と、そう言われたから。
ああ、わたしはまだ「藍月なくる」の続きを見たい。
胸を張って、最期まで生きていたい。心から、そう思った瞬間でした。
藍月なくるさんの万感の想いが込められたクラリムステラ。
本当に、聴けて良かった。
あの場所に居たあの瞬間を、心から感謝しています。
・考察の纏め
様々な夢幻を終着点に至らせた先。今の藍月なくるの原点たるEvil Bubble。作られた存在が「もっと」を求めるLilith。挫折逆沙華、殺意を覚えるほどの苛立ちKiller neuron。そして訳が分からない程のFAKE IDOLを経て…その全てが現実。幾度自身を否定しようとも、それすらも現実。
歌い手だったり、声優さんだったり、VTuberさんだったりする藍月なくる。何処か抜けた藍月なくるも、清楚な藍月なくるも、格好良い藍月なくるも、沈む様な藍月なくるも、セクシーな藍月なくるも、凶悪な藍月なくるも、アイドルらしい藍月なくるも。勿論、質量も概念も。
全て藍月なくるで、これからも藍月なくるは藍月なくるとして生きていく。
クラリムステラというライブは、藍月なくるさんがそれを再認識して、そう宣言するに至る、そんなストーリーだったのではないだろうか。というのが、わたしの考察です。
☆最後に
いかがだったでしょうか。
初めての記事、わたしとしては色々詰め込み過ぎた感があります。読みにくかったと思います。すみません。
ただ、このクソデカ感情を吐き出すためにも、やっぱり書いて良かったなと思います。
だってわたし、病み心あれだけ引き摺ってたと言うのに、ライブ以降生気に満ちてるんだもの。
この思いの丈を、少しでも多くの人達と共有出来たら良いなぁ…と、
この記事を締め括らせて頂こうかと思います。
閲覧頂き、ありがとうございました。