こどもへのまなざし
乳児だった息子を育てているころ必死になって読んだ本がある
「こどもへのまなざし」著者の佐々木先生の語り口が優しく
赤ちゃんを必死で育児していた私は文章のやさしさに触れ
何度か涙したことを覚えている。
もうかなり息子は大きくなっていて本を開くことはないが
時々、思い出すことがある。
この話が温かくで私は大好きでこんなお母さんになりたいと思った。
冬休み中の息子の爪が長く「切りなさい」と何度か言っても切らなかったので渋々という感じで「危ないから切らんといけんよ。次は自分で切ってね」と言いながらも爪を切り、私はこの話を思い出していた。幸せをなんとなく感じながら。
仕事が忙しく、夕方もなかなか「おかえり」を言ってあげられない。欲しいものも行きたい所も充分満たしてはあげられない。でも、日々の中で温かい接し方をできればそれだけでもいいんだ。精一杯の子育てをしよう。どこか私の中で支えとなっている。