** 音楽で語る内なる声 ** 大江 光 出生図を読む
谷川俊太郎さん著書「風穴をあける」の3テーマ(読む書く・人・武満徹)の「人」に登場する大江光さん(音楽)について述べた場面。
印象に残った箇所をいくつか引用。
谷川さんと大江光さん(作曲家)との繋がり、大江さんの出生図と曲作りを始めたタイミング13歳時のプログレス、トランジットを読みました。
最も重要な意識の骨格でもあるアングルとの関係ではないので(出生時刻が不明)、傾向として解釈しています。
度数は全てサビアン度数。
◆ ◇ ◆ 大江光 音楽で語る内なる声 ◆ ◇ ◆
縁のある相手、惹きつけられる理由に、軸の重なりやスクエアがあることは過去記事にも書いています。占星術の法則は、サビアン度数の一致や同度数(度数は同じ・サインは違う)がとても重要。
互いの出生時刻が不明なので軸は太陽-地球軸とドラゴンヘッドーテイルを見ました。
◎チャートは5種類から。
---- 谷川俊太郎さんと大江光さんの軸、天体の関係 ----
✦ 大江光 ✦
出生日:1963年6月13日
出生場所:東京
情報元:Wikipedia-大江光
✦ 谷川俊太郎 ✦
出生日:1931年12月15日
出生場所:東京
情報元:Wikipedia-谷川俊太郎
①太陽軸同士の重なり(出生時刻によって一度以内の誤差)
・谷川:太陽射手座22度ー地球双子座22度
・光:太陽双子座22度ー地球射手座22度
②軸形成(冥王星と土星)とヘッド-テイルの重なり
・谷川:冥王星-蟹座21度と土星-山羊座21度
・光:ヘッド-蟹座21度ーテイル山羊座21度
③ 互いの固定宮の軸形成でグランドスクエアを形成。
・谷川:セレス-蠍座19度とカイロン-牡牛座19度
・光:冥王星-獅子座19度とカイロン-水瓶座19度
時刻によりサビアン度数一致の可能性は
光さんのダークムーンリリス牡羊座15〜17度
谷川さんのトゥルーリリス牡羊座15〜17度
*追記* 光さん-ミーンリリス(サイデリアル)天秤座13度と谷川さん-ミーンリリス(ドラコニック)牡羊座13度でオポジションの同度数でした。
谷川さんの中で、言葉にできないもの。
光さんと共感する部分もあったのではと。深い深いところで。ダークムーンリリスの一致の可能性もあるので。
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光さんの曲が感情に語りかけるような情緒的なのは水エレメントが多いことと関係すると思います。5種チャートを調べてみると…..
太陽は1つ、地球は1つ、月は1つ(時刻によって2つ)
ブラックムーンリリスは4つ、カイロンは3つ。音楽に関係する小惑星のレウコテアは3つ、エウテルペは2つでした。
これらはトロピカルとドラコニックに集中しています。
曲を作り始めた13歳時*のプログレス、トランジット
後に作曲家となる光さん。その扉が開かれたとも言えるタイミングの13歳。正確な日時はわからないので13歳誕生日(1976年6月13日)設定のプログレス、トランジットを読みました。
★プログレス太陽のシンボルテーマ
プログレスの太陽はトロピカル-蟹座4〜5度、サイデリアル-双子座11度、ドラコニック-魚座14度。
太陽(サイデリアルとドラコニック)のサビアン度数は第3グループ(11度〜15度)で、この行動的なグループのテーマを読むと興味深いものでした。
双子座と魚座の第3グループのテーマを引用しますね。
★出生図と進行天体の関係
◎ 出生図の太陽(トロピカル)-双子座22度とトランジットの天王星(ドラコニック)-魚座22度はスクエア。
※ ドラコニックのトランジットは早いので6月下旬には天王星は1度進みます。
追記:トロピカルチャートで太陽(プログレス)蟹座4〜5度と天王星(トランジット)蠍座4度はトラインでした。
◎ 出生図の太陽(ドラコニック)-魚座1度とトランジットの海王星-牡牛座1度はセクスタイル(60度)
※ 出生図の金星(ヘリオセントリック)は牡羊座30度〜牡牛座1度。
◎ 冥王星(トランジット)-水瓶座27度と金星、水星(プログレス)は誤差が1〜2度で合致するタイミングで。その冥王星は、出生図のフォルスと出生図のドラゴンヘッド(サイデリアル)とグランドトラインを形成。
チャートの画像が
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トランジット冥王星の水瓶座27度のシンボルテーマ
音(金星)で語る(水星)。
古代の陶器が、音符や音、曲とも解釈できますね。時の流れと関係ないもの。古代の陶器(時代に振り回されないもの)に思いを吹き込み表現する。
13歳の1976年12月頃はプログレス(ドラコニック)の金星と水星は少し進み水瓶座27度に位置していました。その間は出生図のドラゴンヘッドとフォルスとグランドトラインを形成。
トランジットの冥王星と水星、金星が接近した期間は限られていますが、13歳の誕生日のタイミングと重なっていました。大きな力を持つ冥王星。プログレス太陽(意志、人生の方向性)のサビアンシンボルが示したように原動力になったのかも知れません。
言葉で伝えることができない(そこは関係ないのかも)光さんにとって曲作りは自然な流れ(11歳でピアノレッスンを始める)だったと想像できるけれど、誕生日時にはその意識も芽生えていたのではと思いました。
★ 追記 ★
トランジットの金星と水星は
出生図の太陽と金星水星と1度差で重なるときでした。
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谷川俊太郎(著書)「風穴をあける」
まだ途中で、気になることが出てくるとストップ。なかなか読み終わりません(苦笑。
、、、が、こうして占星術と照らし合わせて読む楽しさもあるのでやめられませんね!