「僕の大好きな妻!」#4を観て

 ネタばれがあります。視聴予定の方はお気をつけください。

 今回は発達カフェに行って、知花ちゃんは自分の居場所と友だちが増え、夫の悟くんは発達障害者に「定型(発達)の人間に発達(障害)が理解できるわけない」と言われ、あきらめたらそこで終わってしまうと、改めて発達障害と向き合う覚悟を決めた回でした。

 発達障害者役の俳優さんたち、細かい仕草とか発達障害者特有の雰囲気がちゃんと出ていて、みなさん研究・観察して演じられてると感心しました。

 軽度知的の娘は小さい頃から、友だちは定型発達の子ばかりでした。軽度知的や発達障害の女の子が近所にいなかったというのもありますが、娘の普通にできないことを責めずに、フォローしてくれる子たちと自然と友だちになっていて、恵まれてるなあと思っていました。

 発達障害のサークルに行っていた時もありますが、そのサークルの子たちと仲良くなることはありませんでした。

 娘に同じ軽度知的の友だちができたのは、高等支援学校でした。同じ中学の特別支援級の後輩で、娘にすごく懐いてくるのに、なぜか邪険にしていた女の子です。理由を聞いても「嫌なの」としか言わず。

 でも、その子は娘に冷たくされても諦めず、同じ高等支援学校に入学してきました。そこで徐々に打ち解けたようです。高等支援学校では、男の子の友だちも何人かいました。

 就職してからは、転職してきた定型発達の女の子と馬があって友だちになりました。その後、娘が軽度知的の後輩と引き合わせて、3人でよく遊んでいます。

 定型発達の子は娘の話を聞いているとかなりの天然らしく、同じアイドルやアニメが好きで、 軽度知的の娘たちとも話が合うようです。方向音痴な娘よりさらに方向音痴らしく、娘が道案内したり、会社ではパソコンの使い方を教えたこともあるそうで、お互いに苦手なことをうまくフォローしているようです。

 娘を見ていると、友だちが定型発達か発達障害かは関係ないと思います。一緒にいて楽しい。ただそれだけ。

 知花が大好きだから、発達障害を理解したいという悟くん。知花ちゃんだけでなく、他の発達障害者も理解しようとするのは、人間としての器の大きさか漫画家の好奇心か。

 でも悟くんのような人ばかりだったら、もっと優しい社会になるのは間違いないと思います。

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