ゼロの世界とものの見方
最近 数学にハマった私。
中学数学の本を買ってこんなセカイがあるんだー!!と思った。
中学の頃は祖母が英語教師だったのもあって
もっぱら英語が得意だったのだが笑
あれから7年経つのに。
脳は成長し続けるんだなー。
大人になると自由度が増すけどそれは心の世界も同じなのかもしれない。いろんなものを見て感じて豊かになるというか。
さてさて。
数学おもしろい!
と思ったのがこの例だった。
(増補改訂版 中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる /小杉拓也 ベレ出版)から。
0という数字、ありますよね。
実は、0には3つの意味があるんです。
0の3つの意味
☆何もないことを表す0
☆位に数がないことを表す0
☆基準を表す0
1つめの意味は「何もないことを表す0」です。
例えば、所持金が100円だったとして、
その100円を使ってしまうと0円。
つまり所持金はなくなります。
こういう意味での「0」です。
2つめの意味は「位に数がないことを表す0」。
位に数がないことを、空位ともいうそうです。
例えば、308という数は、十の位に数がないので、十の位に0を書きます。
また、5010という数は、百の位と一の位に数がないので、それぞれに0を書きます。
つまり、308や5010の中にある0は、「位に数がないという意味」を表してます。
3つめの意味は「基準を表す0」です。
正の数、0、負の数を、数直線で表すと
"0''を基準として、"0"より大きい数が正の数で、
0より小さい数が負の数です。
0が正の数と負の数を分ける基準となっていますね。
さて、この"0"という数字には3つの意味が在る、ということを知り、その内容が分かれば、
"0"がなんだか今までとはちょっとちがった感じに見えませんか。
(私はその感覚が学ぶことの真髄だと思っています。)
このように、1つの対象物でも自分には知らない面が在る、ということが
世間の色々な出来事からも言えると思います。
自分はこう。とおもっていたことが、
他の人から見ると全く別の世界に見えていたり。
世間では常識と言われていたことが一歩、
日本を出てみると、海外では通用しなかったり。
人間界では当たり前の感覚が仏の世界ではそうじゃなかったり。笑
ものごとは多面的であり、人間がこの世界で支え合って生きている以上は、それぞれの考え方があるのだから、人に自分の意見を押し付けることは
実は、できないのでは、ないでしょうか。
数学の世界に一歩、
足を踏み入れてみると数字たちは実にやさしく、
人間のこう在るべき、という姿を立ち戻って見せてくれる存在なのではないかな、と感じます。
私は勉強が得意な方ではありませんでしたが、
人間は勉強したら、人にやさしくなれる。というフレーズを何処かで聞いたことがあります。
人は賢くなると他者への思いやりが湧いてくるのかもしれませんね。
ものごとは 意味が1つで無いことが多々あり、
それが実は当たり前なのではないでしょうか。
ここまでお読みいただいて、
数学の世界と、この現実の世界のことで何か
共通点を見つけられたり、感じることがあれば
幸いです。
お読みくださり、ありがとうございました。
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