歌詞のあれこれ986 あぁイフやつ

こんな奴には　なりたくなかった
口だけのモンスターに
それでも　なってしまうから
自分自身の意志なんて　所詮　脆いへなちょこ

この前見た　怒り狂った　老人
まず最初に思った　滑稽さとお笑いさ
でも　次第に　湧いてくる
自分の情けなさと自身の薄気味悪さ

あゝいう奴が　ここを　汚す
それは　真実だろう

それだったら　自分は　多分
該当者に当てはまるだろう　四捨五入で

もしもって　感じてしまう
年老いた自分が　社会から捨てられる様
まるで　アリが死骸を運ぶような感じ

そうなったら　嫌だけど
そうなってしまう　運命だと　信じてる

その時　自分自身は　
おちゃらけて諦観できるだろうか？
無理だろ　そりゃ　無理だろ

こんな奴　こんな奴
死んでしまえ　消えてなくなれ
こんな奴　こんな奴
朽ちてしまえ　木っ端微塵になれ

誰にも言えない　
誰かに託けできない

そうやって　回転して　歳をとる
当事者になるのは　もう　知っているよ

あゝイフ奴が　ここを　汚す
それこそ　それこそ

バカみたいに　本質って言葉を多用する
人間には　なりたくはなかったのにな

もし　死んでしまったら
覚えてくれるかな？　
誰かに　いや　皆んなに

くだらないけど　止まらない
こういう　自己肯定感
さっさと　斬り捨ててしまえ

こういう奴に　なりたくなかった
なのにな　もう　なってしまった

舌を打っても　ため息をついても

既成事実だから　みとめるしかない

あゝイフ奴には　なりたくはなかったな

もう覆せない　そういうこと