過去への未練

今考えるとなんてことなかったな私の学生時代。
なんかもっとわるいことしとけば良かった。
はみ出せばよかった。
静かな問題児になれば良かった。
先生たちに反抗しとけば良かった。
大人になってから、学生時代に煮えきらなかったものが、ふつふつと湧いてくるようになる。
時間が経つと、どろどろしたものだけが、浮いてくるようになる。
今になると、あの頃怖かったクラスメイトの男子も女子も大したことなかったなって分かったし。
今ならもうあの人たちにおどおどしないし。
びくびくしよった自分がバカみたい。

嫌いな女子の敵になるくらい、可愛い女の子に早くなればよかった。
クラスの雰囲気に合わせずに、浮世離れした子になればよかった。
毒気のある可愛い子になって悪いことすれば良かった。
でも、可愛いから悪いことしても、みんな許してくれると。先生も皆んなも。

学生を卒業してから、学生の心を取り戻したくなる。
あんなに学生が嫌やったのに。
学校っていう場所は嫌いやけど、学生っていう肩書きみたいなものはほしくなる。
なんか遅れてやってきた反抗期みたいなのが最近ずっと心にある。

やけ、復讐じゃないけど復讐みたいな理由で、高校卒業した時に「みんなの知らない所で幸せに生きる」って決めた。
私の居場所、誰にも知られないようにSNSで繋がってない。小中高全員と。

でもたまに思い出してほしいとか思う。

ふと

「あー、あの子今どこで何してんだろう。」とか
「どんな人生送っとるんやろう」って。

1秒でもいいけ私のこと思い出す時間があったらいいな。
告白してくれた2人の男子には特に。
それと初対面で「可愛い」って言ってくれた男子も。
学生時代に惚れた女の子のことたまには思い出してよね。
私がいた学生時代に思い耽てね。
会いたくなっちゃったりしてもいいよ。
再会した時に、また好きになってもいいよ。

絶対にあの頃みたいに優しくしないけど。

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