箱根予選エントリーメンバー紹介(上級生編)

選手紹介の項目内容
❶出身校
❷5000mPB/10000m PB/ハーフPB
❸大学主要大会実績

また、今回はいつもの内容に加えて、
「個人的現状評価」として、
「安定感」「スピード」「スタミナ」「経験値」「勢い」の5項目を星1〜5個で勝手に評価。
あくまで直近のレースまでを参考にした中での評価なので、夏合宿での成長があれば今後この評価も大きく変わってくると思います。
※「経験値」の項目は、箱根予選その他主要大会の出場回数、結果、同じ立川で行われた学生ハーフの結果を評価の対象にしています。


No.1
安藤風羽
④(あんどう ふう)
❶鹿児島・鹿児島実業
❷14:08.46(大3)/28:44.65(大3)/63:12(大3)
❸24年:全予4組33位、関カレ1万10位、箱根3区4位、23年:箱予172位、全予3組6位、関カレ1万23位、22年:全日本4区17位、箱予123位、全予1組26位、関カレ1万25位

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★★★★
スタミナ ★★★★☆
経験値  ★★★★☆
勢い   ★★★☆☆

箱根での快走が記憶に新しい日大の日本人エース。箱根予選は2年時から出場しており、その2年時はチーム4番手の個人123位とまずまずの走りを見せました。主力として稼ぐ活躍が期待された昨年は、状態が整わずチーム11番手の結果に終わったものの、年明けの箱根本戦では3区4位の快走を見せ、日大ファン以外からも広く名が知られる選手になりました。箱根以降は思うような結果が残せていないレースも多いですが、今年度初戦となった関東インカレ10000mでは、自己ベストに迫るタイムで10位に入る活躍を見せています。エースとしての活躍が期待される今回のレースは、万全の状態ならフリーでタイムを稼ぐ役割を担うことになると思います。重圧がかかる役割にはなりますが、モットーである「レースを楽しむ」ことができれば、その重圧すら跳ね返すことができるのではないでしょうか。私もそんな安藤選手の走りが今から楽しみです。

No.2
大橋優④(おおはし ゆう)
❶岐阜・大垣日大
❷14:41.75(大1)/29:16.28(大3)/64:12(大3)
❸24年:関カレ1万37位、箱根5区19位、23年:箱予136位

個人的現状評価
安定感  ★★☆☆☆
スピード ★★★☆☆
スタミナ ★★★☆☆
経験値  ★★★☆☆
勢い   ★★☆☆☆

昨年の箱根予選で一気に頭角を現した4年生。3年生夏までは、10000m30分の壁を破れずにレギュラーまであと一歩という状態が続いていましたが、夏を越えて迎えた昨年の箱根予選で才能が開花し、個人136位の走りでチームの予選突破に貢献。その後、11月には10000mでも1分以上PBを更新して29:16の好タイムをマーク。箱根こそ希望の山登りで悔しい走りにはなりましたが、今年3月の学生ハーフではチーム2番手になるなど、昨年度は充実の一年を過ごせていたと思います。しかし、最終学年となった今年度はレースの出場が関東インカレ10000mのみに留まり、結果自体も最下位に終わっています。ただ、昨年も似たような過程で箱根予選で結果を残しているだけに、今年も充実の夏を過ごして、良い状態で今を迎えていれば、本番ではしっかり纏める走りができるはず。今年もおそらく集団走での走りになると思いますが、最上級生らしく、集団を支える心強い存在になってほしいですね。



No.3
岡田祐太④(おかだ ゆうた)
❶神奈川・鎌倉学園
❷14:51.34(高3)/30:07.76(大3)/65:38(大3)
❸24年:関カレ3000mSC11位

個人的現状評価
安定感  ★★☆☆☆
スピード ★★☆☆☆
スタミナ ★★☆☆☆
経験値  ★★☆☆☆
勢い   ★★★☆☆

最初で最後の箱根予選エントリーとなった苦労人の4年生。長いブランクを経て、2年時から特別長距離部門の部員として記録会に出場。しかし、簡単に結果は出るものではなく、復帰初年度は10000mでは32分台、ハーフでは67分台と苦戦を強いられます。しかし、昨年の秋から少しずつ結果が出るようになり、10000mでは30:07、ハーフでは65:38にまで自己ベストを短縮。最終学年となった今年度は3000mSCで活躍を見せ、関東インカレでは決勝進出を果たす見事な走りを見せました。今年度、3000mSC以外のレースが奮っていない点は気掛かりですが、夏に大きな成長を見せたからこその今大会へのエントリーだと勝手に期待をしています。年齢で見ると今春卒業した下尾世代と同級生ということで、昨年の下尾世代の活躍に一番刺激を受けた選手だと思いますし、今年は自分が4年生として、チームを箱根路に導く走りを見せてほしいです。



No.4
大仲竜平③(おおなか りゅうへい)
❶沖縄・北山
❷14:26.59(高3)/29:17.16(大2)/64:24(大2)
❸24年:全予2組25位、関カレハーフ19位、箱根10区17位、23年:箱予153位、全予3組27位、関カレハーフ20位、22年:全日本5区18位、箱予176位

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★★☆☆
スタミナ ★★★☆☆
経験値  ★★★★☆
勢い   ★★☆☆☆

高い経験値でチームを引っ張る特別長距離部門副主将。現日大3年生世代で最初に10000m29分台をマークし、1年時から箱根予選を経験しています。更に力をつけた昨年は主力として主要大会にフル参戦。箱根予選でチーム10番手になるなど、爆発的な走りを見せることはできませんでしたが、大崩れしない走りでチームの躍進を支えました。しかし、より一層の飛躍を期待したい今シーズンは箱根後に故障?があったせいか、中々本来のスピードが戻らない走りが続いています。ただ、そんな中でも関カレハーフで19位に入るなど、最低限粘りの走りはできていたので、夏合宿でスピードを戻せていれば昨年以上の結果を残す事も十分に可能なはず。今回は主将の中澤選手がエントリー外の為、副主将として求められる役割も大きくなりそうですが、頼れる4年生と協力しながら、集団走を上手く纏めて、2年連続箱根路出場の目標を達成してほしいです。

No.5
鈴木孔士③(すずき こうじ)
❶新潟・中越
❷14:32.88(高3)/28:47.23(大2)/63:54(大2)
❸24年:全予2組20位、関カレハーフ38位、箱根8区14位、23年:箱予99位

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★★☆☆
スタミナ ★★★★☆
経験値  ★★★★☆
勢い   ★★☆☆☆

昨年度に一気の飛躍を遂げたチームの主力選手。名が売れるきっかけになったレースは昨年の箱根予選。15km以降の凄まじい捲りで、チーム3番手の個人99位と健闘。その後、11月には10000mで自己ベストを1分以上縮める28:47をマークし、箱根予選の走りがフロックでないことを証明すると、箱根本戦でも繰り上げ阻止に貢献する走りを見せました。ただ、箱根以降はレースへの出場は多かったものの、本来の走りが見られることはできず、関カレハーフではゴールに辿り着くのがやっとという状態まで調子を落としました。しかし、個人的に出場すら厳しいと思っていた全日本予選では2組20位とまずまずの走りを見せ、復調をアピール。夏次第では箱根予選で昨年以上の走りができてもおかしくないと思わせる走りでした。今回は状態次第でフリー走も期待したいですが、基本的には集団走での走りを予想します。昨年好走した立川の舞台で完全復活の走りを期待したいですね。



No.6
冨田悠晟③(とみた ゆうせい)
❶滋賀・草津東
❷14:19.56(大3)/28:44.98(大2)/64:07(大2)
❸24年:全予3組28位、関カレ1万22位、23年:箱予124位、関カレハーフ34位

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★★★☆
スタミナ ★★★☆☆
経験値  ★★★☆☆
勢い   ★★★☆☆

スピードが武器の来年のエース候補。1年時から箱根予選にエントリーされていましたが、本格化したのは昨年からで、秋には箱根予選でチーム6番手の力走を見せると、11月には10000mで28:44の自己ベストをマーク。当然、箱根本戦も期待が高まりましたが、残念ながら故障で出場が叶いませんでした。今年度初戦、約5ヶ月ぶりのレースとなった4月の日体大5000mでは14:19の自己ベストをマークし、復調をアピール。次戦の関東インカレ10000mも22位とまずまずの走りを見せました。しかし、快走が期待された全日本予選は3組28位とまさかの結果に終わったのは無念。箱根、全日本予選と期待されたレースで状態を合わせられていない点は現状の課題になりすが、高い走力を持っているというのは疑いようのない事実です。箱根予選は昨年好走を見せ、良いイメージを持っていると思いますし、来年のエース候補として、フリーでも集団走からでも、チームに貯金をもたらす走りを期待したいですね。



No.7
松村謙吾③(まつむら けんご)
❶栃木・佐野日大
❷14:39.33(大2)/29:49.92(大2)/65:19(大2)
❸ー

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★☆☆☆
スタミナ ★★☆☆☆
経験値  ★☆☆☆☆
勢い   ★★☆☆☆

地道な努力で主要大会初エントリーを勝ち取った3年生。粒揃いの現3年生世代の中では、最初から決して目立っていた存在ではなく、1年時の初10000mは31分台、ハーフは69分台からのスタートという選手でした。頭角を表したのは昨年からで、4月には10000mで30:19、11月の上尾ハーフでは65:19の自己ベストをマーク。その後も年内に10000m29分台を2度マークするなど、主要大会メンバー入りまであと一歩に迫るような実力を身につけました。ただ、今年に入り、レースへの出場はなく、先日の日体大記録会で久々にスタートリストに名前が載っていましたが、結局当日走ることはありませんでした。他校を見ても今年1走もせずにエントリーというのは本当に稀なケースだと思いますが、直近で相当状態を上げてきているからこそのエントリーなのでしょう。どのような走りをするか全く想像できませんが、私も他の日大ファンの皆様もあっと驚かせるような快走が見れることを期待したいです。



No.8
山口月暉③(やまぐち るな)
❶鳥取・鳥取城北
❷14:00:31(大3)/29:22.23(大2)/64:59(大2)
❸24年:関カレ3000mSC5位、箱根6区19位、23年:全予2組21位、関カレ3000mSC7位、22年:箱予438位、全カレ3000mSC6位、関カレ3000mSC予選1組7位

個人的現状評価
安定感  ★★★☆☆
スピード ★★★★☆
スタミナ ★★☆☆☆
経験値  ★★★☆☆
勢い   ★★★★☆

3000mSCに強いスピード自慢の3年生。高校時代の5000mPBは14:55でしたが、入学直後から得意の3000mSCを中心に、トラックで大きく自己ベストを更新していました。ルーキーイヤーの箱根予選はチーム最下位に沈むなど、長距離ロードはやや苦手としていますが、今年の箱根6区では終盤に粘りが見られたり、学生ハーフで65分切りを果たすなど、少しずつスタミナ面も強化されている印象です。今年度は得意の3000mSCと5000mで好結果を残しており、3000mSCでは関東インカレで5位に入賞、5000mでは14:00、14:01の好タイムをマークしています。特に、猛暑の中、実業団選手や他大学の実力者を置き去りにして組1着を勝ち取った7月のホクレン千歳の走りは圧巻でした。スピードは日大内のみならず、学生全体で見てもかなり高いレベルの実力を持っていると思います。箱根予選は過去2年悔しい思いをしている分も、今年こそは自慢のスピードと夏合宿で培ったスタミナを融合させ、チームの予選通過に貢献する走りを見せてほしいです。

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