ぶ~け1993年2月号を読んでいたところ、読者ページ「ビーズガーデン」に、ちょっと気になる投稿を発見しました。
この投稿について、編集部からの回答は以下の通り。
…と、きっぱりと先生本人がデマですと仰られて終わっていたのですが、そもそも発端となった雑誌は何だったのだろうと気になり国会図書館で調べたところ、雑誌「噂の真相」1992年12月号でそれっぽい記事を発見しました。時系列的にも辻褄は合います。
「”未婚の母”内田春菊で注目される女性漫画家の”性と愛” 漫画雑誌編集者
匿名座談会」という企画で、編集者4名(文中では名前の代わりにA~Dのアルファベットが振られている)が、女性漫画家の恋愛や結婚事情について語るものなのですが、その中にこんな記述があったのです。
…という風に、漫画編集者が具体的な団体名まで出していたのですが、
個人的にはデマ(もしくは勘違い)だと思っています。
ビーズガーデンでの回答と豪華本のあとがきの内容が一致してますね。
また、水樹先生はイティハーサを描くことになったきっかけについて、インタビューで次のように語っています。
こういう回答は、特定の宗教に傾倒してると絶対できないはずだし、何よりイティハーサは「一つの答えしかない世界」を否定する話です。
噂の真相はその後1999年にも、水樹先生が引退宣言をしたとの記事を書き、水樹先生が自身のHPで「引退宣言はしていません」と事情を説明する事態が発生しています。
この流れを見ると、噂の真相は関係者からの又聞きをそのまま憶測で語っているように見えるので、先に挙げた宗教関係の話も信憑性が極めて低いと思われます。
というわけで「水樹先生が宗教にコってる」というのは完全にデマだと判断しました。
ていうか、本当に宗教入っていたら、そもそもそんな投稿はぶ~け編集部が採用しませんよね(笑)