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あなたの隣は、

大きくなったらアイドルになろうね!!

そんなことを2人で言ってたはずだった。
本当にアイドルになったのは

1人だけであった、

ジリリリリリリリリ🕰

○○起きなさいーー??もう朝よー?

○○   今起きたからー!!

私の名は梅澤○○高校二年生だ。そしてうちの姉が。

美波  ○○あんた今日よるどうするの?

○○  ここで食べるよー?

美波  わかったわ。私も仕事終わり次第帰ってくるから待っててね?

○○  はーい。

美波   あ、それと。あの子あんたのこと待ってるわよ。何とは言わないけど。

○○  、、、、、


美波  次6期生オーディションあるからそれ受けなさい。それで無理なら諦めなさい。

○○  、、、学校行ってくる。

美波  気をつけてね。

パタン。

美波   ハー、私ももう行かないとな。

○○   私だって分かっている。アイドルになんかなれないって、その現実を5期生オーディションで嫌と思い知らされた。だからもう私は、

アイドルになんかなりたくない。

そんなことを考えていたら前から人が現れた。

キャ!!

○○  ご、ごめんなさい!!怪我は無いですか??

大丈夫です!私急いでるんでではまた!!

○○  あっ行っちゃった、でもなんかあの人可愛かったな、、きっとあーいう人がアイドルやるのかな。

ピロン

そこに一通のLINEが来た。

○○!!次のオーディション受けるの?!絶対受けてよ!それで一緒にアイドルやろうよ!!

○○  和、

私はもうアイドルはやらないよと返信をしたいけれど。

○○  なんで打てないんだろ、

何度もそー打とうとするが指が言う事を聞かなかった。

それは二年前のこと

あなたはここには似合わないですね。なんというか違うんですよね?笑

私はオーディションの時そー言われた訳では無いがそんな雰囲気をされていた気がした。審査員の方にもそんな目で見られていたような気がした。
結果は

不合格であった。

○○  何がダメだったんだろ。

結局和はそのまま乃木坂のメンバーとして合格をしていた。5期生としてそしてエースとして今をときめいていた。

和  ○○元気?またなにか相談できることあったら言ってねいつでも味方だから!!

和はいつも私の味方をしてくれていた何があっても私が男子からいじられていても。

和  ちょっとあんたそれは違うでしょ!○○に謝りなさい!!

男の子にも怖がることなく堂々と言ってくれた。
そんな和に私は憧れていた。でもそんな和は私をこの時は唯一味方してくれなかった気がした。

○○  和には分からないでしょ!アイドルになれなかった私を!!

咄嗟に和に言ってしまった。せっかく楽しく遊んでいたのに言ってしまった。でもこれで和が私を嫌いになってくれれば関係も潔く切れる。さー私に怒りなさい。そんな気がした。でも和は

和  ごめんね。

その一言だけであった。その時の顔はよく覚えている。怒ってもなくただ悲しい顔をしていた。そんな和を私は生まれて初めて見た。いや正確には

生まれて初めて見させてしまった顔なのかもしれない。

和  ○○の気持ち少しでも軽くなるように私頑張ったんだけど無理だったみたい笑でも○○

やめてこれ以上は言わないで、

和  私待ってるから。

その時の和の目は確かに嘘をついていなかった。曇ひとつない晴天とした空のような感じがした。

それから2年が経ち今となった。

○○  アイドル。

私は6期生オーディションの広告を見ていた。

世界はほんの一歩で変わる。そんなセリフで私のお姉ちゃんは広告に載っていた。

○○   分からないよ、、

またこのオーディションに受けたところで結局結果は分かりきったことだ、どうせ

受からないだろうって顔してるね?あなた?

○○  えっ誰ですか?

通りすがりの女   えーと私はここをただ通りすがった女よ笑それよりあなたオーディションに受けようか悩んでるでしょ?

○○  え、何故それを?

通りすがりの女  女の勘よ笑あんたは心の底からアイドルになりたい?

○○  、、、、

私たち絶対アイドルになってみんなに笑顔をいっぱい届けようね!!

○○  なりたいです。絶対に!

通りすがりの女  それならこれに受けなさい、

そこには1枚のオーディション広告であった。それは

○○  櫻坂46??

通りすがりの女  そうよ。ここならあなたという個性を思う存分発揮できると思うわ。そしてここの仲間はあなたを暖かく迎えてくれると私が保証するわ。乃木坂さんが決して悪いって言ってるわけじゃないわよ?笑

そー言って冗談交じりに女の人は笑った。そんな横顔にちょっと見惚れてしまっていた。

通りすがりの女  あ、でもこのオーディション広告まだ世に出てないから誰にも言っちゃダメよ?
もしもやる気になったなら応募しなさい。じゃ私はここで

○○ あ、あの!

通りすがりの女   うん?

○○ お、お名前は?

通りすがりの女   小林由依よ。

○○  小林由依さん。

家に帰ると同時に櫻坂46について調べた。

○○   山崎天さんダンス凄っ!森田ひかるさんこんなに体小さいのにオーラがすごい!夏鈴さんっていう人可愛すぎない!!

櫻坂46を知れば知るほど魅力に感じていた。そーいえば小林由依さんって、

櫻坂46の1期生の人なんだ。え、もう卒業されてる人なんだ。ダンス上手。しかも綺麗。私ここに入りたい。

気づいたらそんなことを言っていた。

あらそこのグループに入りたいの?笑

○○  うわってお姉ちゃん。

美波  ふふ○○が久しぶりに楽しい顔してたからさ笑何見てるんだろうと思ったらねー
櫻坂46さんね。いいじゃんあんたにピッタリよ。

○○  姉ちゃんはなんでアイドルやってるの?

美波  んーなんでだろ。私は自分を変えたいと思ったからかな?アイドルになってこんな自分を変えてやる!っていう気持ちで受けたかなー。
でも○○ならきっといいアイドルになるわよ。

○○  ちょっとまだ受かっても応募もしてないんだから笑

美波  やっと笑った笑あんたココ最近ずっとなにか思い詰めてる顔してたから心配したわよ?笑和も心配してたしね。○○大丈夫ですか?ってもう口癖のように

○○  和、、でも私、

美波  それは和本人に言いなさい。あんたの今の気持ちそしてあんたの目指すアイドルをね?

○○  わかった、、

それから私は久しぶりに和に電話をした。

ワンコールですぐ出てくれた。さすがは私の親友だなとも同時に実感をした。

和  久しぶり!!○○元気してたー?もう心配したんだからー笑

○○  うん大丈夫だよ笑あ、あのね、

ダメだ言えない。でも言わないと私の今の気持ちを。

和  大丈夫だよゆっくりでもいいから聞かせて。

○○  私ね櫻坂46さんのオーディションに受けようと思うの。本当は和と一緒に乃木坂に入りたかったけどでも

和   やっと自分の発揮できそうな場所見つけられたんでしょ?いいことだよ。私もさ乃木坂という場所だからこーやって嬉しくもファンのみなさんも応援してくれるし選抜にも選ばらさせて貰ってる気がするんだよね?でも分かるよ。○○は可愛いって言うより綺麗だもん笑ダンスも上手いしちょっと嫉いちゃうぐらい笑笑だから○○は○○らしくアイドルして欲しいな?

○○   和、

いつの間にか私は泣いていた。本当は和に酷いこと言われると思っていたなんで私を裏切るの!って言われると覚悟をしていた。でも和は違った。暖かく私を受けいれてくれた。

和   だから○○が櫻坂46として受かった時には私も全力で応援するよ!それから2人で

いっぱい笑顔届けようね!!

○○   覚えてたの??

和  覚えてるに決まってるじゃん笑私たち二人の目標でしょ!!みんなにいっぱいの笑顔を届けるアイドルになる!ってさ笑だから私待ってるよ。
○○がアイドルになる日。

○○   和、、

感謝しても感謝しきれない気持ちでいっぱいであった。そして最後に和はこう言った。

和   私の隣はあんただけなんだから!!

fin

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