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好きな場所。

これからも乃木坂46の応援をお願いします。

いつも卒業するメンバーはこの言葉を残し去っていく。僕には考えられなかった。なんで卒業してしまうのか。そのままずっといて欲しいとも思えた。それでもまだ僕には分からなかった。本当のこの言葉の意味を。

〇〇  はー。山下さん卒業か。





達也   どーしたんだよそんな暗い顔して笑なんかあったか?笑

〇〇  いや。僕の推しが卒業するんだよ。

達也  あーそーいう事ね笑まーまーアイドルって一生続けられるわけでもねぇからな?

〇〇  そーいうものかね?なんかそこにずっといればいいのにとか思っちゃうわけよ?

達也  まーな。でもな卒業するってことは新しい1歩にも進むってことなんだよ。俺たちプロ野球だってそうだろ?必ず引退する時だって来る。もしくはメジャーに行く奴らだっている。ま、俺から言えるのはそこまでだ。それと明日の試合ちゃんと投げろよ笑

〇〇   わっーたよ。新しい1歩か。山下さんもそーなのかな。

改めて見ると。僕が推し始めたのは2021年僕は僕を好きになるの山下さんを見てから惹かれたのだ。こんなにも綺麗に踊れる人がいるのかとまで思えた。そしてその頃僕は自分が嫌いでもあった。

それは遡ること高校生の時。

〇〇  くそ。なんで上手く投げれねぇんだよ!!ガンッ!

監督  なんだ。〇〇今日のこと引きずってんのか?

〇〇  はい僕があの時上手く投げれていれば甲子園での優勝が出来ました。なのに僕は、

監督  それ以上言うな。確かに俺もあの時お前らの優勝する姿が見えた。俺もお前らと一緒にあの旗を掲げて一緒に祝いたかった。だが俺の力不足でお前らを引っ張ることが出来なかった。ほんとにすまなかった。

〇〇  監督、、あのひとついいですか?

監督  ん、なんだ?

〇〇   監督は自分のこと好きですか?

監督   自分の事か。俺は好きでは無いな。俺にはこれまでの人生お前らに自慢するような生き方はしてはいない。だけどな、ひとつ言えるとするのであれば、お前らと甲子園行けたことは自慢でもあり誇りだな、笑

〇〇  ふふ、この3年間本当にありがとう御座いました。

監督  おう。👍お前がプロ野球で活躍するところ楽しみにしてるぞ笑

現在

〇〇  人生は近すぎると見えなくなる〜1歩引いてごらん〜🎶

僕はこのフレーズが1番好きなところでもあった。僕はこの野球人生これを大事にしていることでもある。例えば相手の選手に対してここはどー言うふうに投げればいいか落ち着いてそして1歩引いてみる。当たり前のことかもしれないがこれを徹底している、

〇〇  よし、ピッチング練習すっか。

そして1人くらい外に出て近くの公園とやってきた。まるで今自分しか居ないようにも感じた。

〇〇  ふっー。フンっ!

バンッ、コロコロコロ、

それからというもの何十球と球を投げた。投げては取り投げては取りをただひたすら繰り返した。

〇〇  はっー、うん?だれだろ。

そこに1人の女性が立っていた。多分少し前から居たようにも思えた。集中していて気づきはしなかったが、

〇〇  あのー?

???  は、はい!

〇〇   ごめんなさい勘違いかもしれないんですけど、僕の事見てました?笑

???   はい笑今ここを散歩していたら音が聞こえてきて、なんだろと思ったら球をなげていらしゃったので笑ついみてました笑

〇〇  (なんか聞いたことあるような声、いや聞きなれた声と言った方がいいか。)もしかして、

???   バレました笑山下美月です笑さすがは私のファンですね笑




〇〇  やっぱり笑なんでここに!!

美月   たまたまですよ笑少しそこでお話します?

そー言って小さなベンチを指さした。

〇〇  あ、はい笑ぜひ。

僕はそー答えていた、なぜかは分からなかったが、こんなことをしてはいけない気もしていたでも今はそんなこと考える余地もなかった。

美月   よっこらしょ。いいよね夜の空って。

〇〇  へ?確かに綺麗だとは思いますけど。

美月  ふふ何その変な返事笑ねー、私が卒業するって発表した時どー思った?

〇〇  素直になぜ今なんだと思いました。今1期生、2期生と皆さん卒業をして新しい乃木坂としてスタートしたばかりなのにここでエースの山下さんが居なくなるなんてと思いました。

美月   エースか笑確かに乃木坂は新しいスタートを切ったよ。でもね、私も新しいスタートを切らなきゃって思ったの。〇〇くんの言う通り乃木坂もスタートしたばかりだわ。だからこそ
私も新しいスタートが切れるんじゃないかって思えたの笑

〇〇  新しいスタート?

美月  うん笑アイドルとしての山下美月は終了して、女優としての山下美月をスタートしたいの。もちろんそれは乃木坂にいてもできることかもしれないよ?

〇〇  じゃーなんで?

美月  私はこの乃木坂という場所が好きだったの。飛鳥さんも卒業する前さ私はこの場所が好きだったって、だからこそ私はここにいたら甘えてしまうじゃないかって言ってたの。私もそれを言われてから改めて考えたの。”卒業”をね?

〇〇  場所、、、

お前はこのチームという場所が好きか??

美月  〇〇君も今の日本ハムファイターズというチームが好き?笑

〇〇  え?

美月  なんで知ってるのって言う顔だね笑私を甘く見るんじゃないよ笑いつも見てるよ?〇〇くんが必死に投げてる姿も打ってる姿も、私は野球がそこまで詳しい訳でもないよ?でもそんな私でもわかる。この人は野球が好きなんだって。だからこそ聞いてるの今のチームの事好き?

〇〇  ぼくは、、、、

美月  ふふそっか笑ありがとねこんな無駄話に付き合ってくれて笑これ、あげる。

〇〇   これって、

美月   必ず来てよ?笑私の最後のアイドルとしての姿笑

〇〇   はい笑

そこにはひとつのチケットと、小さな紙があった。

美月  そっちの紙は家に帰ってから開けてね笑絶対そこら辺でおとさないでよ?!

〇〇  はい笑

僕はその2枚をポケットへと大事にしまい家に帰った。

それから月日はたち〇〇はそれからというものピッチャーとしてもの凄い活躍を見せた。そして山下美月卒業ライブの日〇〇もプロ開幕戦への試合が始まった。今日はナイター戦ではなく昼間の試合だからライブには間に合うであろうとみた。

〇〇  よしっ。

新庄  〇〇行けそう?笑

〇〇  バッチリです笑

新庄   よし頼んだ笑

達也   今日も頼むぞ笑今日の相手はホークスだからな、改めて気を引き締めていくぞ?

〇〇  あいよ笑

まず初回三者凡退と抑え気持ちいいスタートを切った〇〇。

三振バッターアウト!!

解説  いやー凄いですね、本日の〇〇選手。初回からストレート160キロと勢いのあるピッチングをしています。里崎さん見てていかがでしたでしょうか?

里崎  初回からのピッチングといい素晴らしいものだと思います。このまま流れに乗ってこれるといいですね〜

新庄  よしよしまずは初回は抑えた、このままうちの流れに持っていくよ!!

〇〇  ふっー、

達也   ナイス〇〇、このまま流れに乗っかってくぞ?今日行くんだろ?

〇〇  あ、うん笑だからそのためにも勝ち星は見せないとね。

達也  任せろ俺がしっかりお前のピッチング受け止めてやるからよ?

〇〇  ありがとう。(山下さん今ならあなたが言った言葉わかるかもしれません。)

そして初回から日ハムが確実にヒットを繋ぎランナー、一、三塁と繋いだでいたが。惜しくも達也が三振をしてしまいそのまま初回は終了。そのままゲームがうごきたしたのは5回の表柳田のスリーランホームランにより3対0となってしまった。

9回の裏日ハムの攻撃。


実況  さーついに最終回まで来ました!〇〇選手いいピッチングはしてくれたもののなかなか打線が上手く繋がらずここまで来てしまいました。おっと清宮選手がライト前へと強い打球を飛ばした!

〇〇  やばいな。

一方山下美月の卒業ライブの方では、

美月  〇〇君。

梅澤   どーしたの?山、って〇〇の事か笑あいつなら心配いらないよ笑きっとやってくれるさ。

美月   へっ?なんで〇〇君のことを、っていないし、でもそうだよね。私も最後の有志見せないと、、

      美月、メイクさんが呼んでたよ〜〜!

美月   あ、今行く!!よしっ!

梅澤   〇〇、あんたちゃんとやんなさいよ、




〇〇  未だにこっちは、動きはないか。

新庄   〇〇、準備しといて。次出すから、

〇〇  あ、分かりました!

実況   5番迎えるバッターは万波選手。いやーここで確実にヒットを繋いで欲しい場面ですね。
おっと初球から打って行った!ライトへのつよい打球!いや〜素晴らしい1発が出ましたね?

解説  ほんとにここぞと打つのがやはり日ハムでは無いのかなって思いますね。さーここで六番。レイエスから変わりまして、〇〇選手!今シーズンまだホームランは出ておりませんので、是非欲しい場面

そして電光掲示板にはDHに○○の名前が光った。

〇〇  見ててください山下さん。そして姉ちゃん。グッ、

スタッフ   はーいここで一旦休憩入れるから今のうちに昼食食べておいてね〜?

メンバ ー   はーい!!

美月  よし野球速報!どれどれ。えっ!!


蓮加  ちょっと山うるさい!!😡

久保  ふぉー!楽天勝ってるー!わしほー!!
どれどれ山下さん。笑あれれソフトバンクさんが勝ってますねー笑



美月  史緒里静かにして??

久保   うっ、梅こんな美月見た事ある??

梅澤  ないわね〜笑それだけ熱中なのよ、私の弟に笑

久保   うえっ?!

梅澤   ちょっと久保静かにして!!このことはまだ黙っておきたいの笑

久保   う〜〜(コクッコクッ、)

解説  さー〇〇選手、今ワンストライク、スリーボールですね。狙うならここではないかと思います!

和田   コクっ、シュッ⚾️

 〇〇君はさ今のチームが大好き?

〇〇   僕は、僕は、

カキーン!!

○○は確信をしたかのようにボールを追いバットを投げた。




実況   おっと〇〇選手打った打った!弧を描くように打球はぐんぐん伸びてはいったー!満塁サヨナラホームラン!!

美月   やっ、やっ、やったーー!!かっかっ、勝ったよー!!

梅澤   だから言ったじゃない、

〇〇はここじゃ終わらない器だって笑

〇〇   シャーー!(俺は、このチームが大嫌いだった、入団した時から監督のことも仲間のことも、みんなどうせ裏切るんだと、頭の中で考えていた、でも今山下さん俺わかったよ、俺はこのチームが)

         ”今は大好きなんだ、”

そして○○は無事に山下美月の卒業コンサートに無事に着いたとか着いてないとか?それはまた別のお話で。

~完~

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