見ている世界のはなし

「見ている世界」の話をしたいと思う。
まあそんな大層な話でもないのだけど。


この間、とある人にこんなことを言われた。

「小海ちゃんの見ている世界が知りたい」

なんでもその人いわく、
「小海ちゃんは俺の知らないもの知ってそうで、そういう人の話聞きたい」とのことで。

それを言われてみて、その人との(その発言以前も含めた)やりとりをよくよく思い返してみると。
実は自分も似たような感覚を持ってたことになんとなく気づいて。

「自分にないもの持ってる、面白い、この人のこともっと知りたい」みたいな感じ。

その人のその発言が残っているのはもう一つ理由があって。

「ゆびさきと恋々」という漫画がある(今絶賛アニメやってます)

あらすじを語ると熱が入って長くなるので割愛するが。
話の中で逸臣くんという青年が主人公の雪ちゃんにこうメッセージを送る印象的なシーンがある。

「おれを雪の世界に入れて」

図らずもこれと重なった感じがあり、先段の発言がより刺さっているところ、なのです。

まあよくよく考えてみると。
今の推しの3人中2人のはまった要因も。
「彼らの見ている世界をもっと知りたい」が一つあるわけです。

シゲさんも晴一さんも、物を書くし。
しかもそれだけじゃない知見というか、純粋な知的好奇心から来ている
物の見方というか、そういうものを持っていて。
ちょくちょく話を聞いていると面白くて。
最近だと、シゲさんが「RiCE」という雑誌に連載をしてる
「サイドカー賛歌」(食に関する雑誌でいわゆる「添え物」のエッセイを
書いてる)の最新号の海苔の回が興味深くて。
(書くと長くなるので気になったらぜひ読んでいただければ…)

さっくんに関しても。
はまった理由というより、今度公開になる「マッチング」の役作りに
関しての話で。
監督と話し合いながら、永山吐夢を「解析」してひもといて、
それを落とし込んで演じてるのかな、みたいなのを。
インタビューとか読んでると感じてて。

自分が興味を惹かれる人のベクトル成分の共通項って、
「興味深い」がそこにあるかどうか、なのかな。

などと考えたとある夜でした。



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