カブス・今永昇太が入団会見、背番号「18」初披露「ゴー、カブス、ゴー!」、「全力を尽くします」


DeNAからカブスにポスティングシステムを行使して4年総額5300万ドル(約77億4000万円)の契約で移籍した今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、シカゴのホテルで入団会見を行い、球団ホームページなどで生配信された。
スーツに青いネクタイを締めて、ホイヤー編成本部長とともに登場した今永。やや緊張した面持ちだった冒頭では早速背番号「18」の真新しい白いユニホームに袖を通して青い帽子もかぶり、小さく笑顔を見せた。いきなり球団歌の一部を引用して「ヘイ、シカゴ!」と声を張り上げて地元ファンの心をつかむと、英語でスピーチして「ゴー、カブス、ゴー!」と言い放って会場を盛り上げた。さらに日本語では「カブスファンの皆様、ワールドシリーズ優勝へ向けて全力を尽くします。リグレーフィールドで待っていてください」と力強く宣言した。
入団の決め手を「可能性が無限大に広がるチームを求めていたので、それがカブスに入団することが自分の成長につながると思ってカブスに決めました」と説明。「自分自身がカブスとともに成長して完成に近づければいいかなと思います」と意気込みながら、新たに同僚となる鈴木誠也外野手(29)との共闘も「カブスを盛り上げることが出来るのを光栄に思います」と心待ちにしていた。
さらには「プライベートでもフィールドでもファニー・ガイでいることを心がけています」とも話した今永。「投げる哲学者」と言われることについて問われると「自分の野球以外の武器はまだ未完成だと思っていることなので、自分の高みに持って行くために野球でも野球以外でも日々勉強。向上心を常に持って過ごしたいと思って過ごしたことがそういうニックネームにつながったのかもしれない」と自己分析していた。


カブス編成本部長が今永昇太&鈴木誠也の共闘でさらなる日本人獲得に意欲「日本の選手にとっての目的地に」


DeNAからカブスにポスティングシステムを行使して4年総額5300万ドル(約77億4000万円)の契約で移籍した今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、シカゴのホテルで入団会見を行い、球団ホームページなどで生配信された。
会見に同席したホイヤー編成本部長は冒頭のあいさつで「今永昇太投手の入団に興奮しています。日本では、横浜ベイスターズの投手として、そして、日本代表としては、世界一を決める試合の先発(WBC決勝)で、輝かしいキャリアを築き上げました。9月にお会いした横浜ベイスターズの関係者の皆様には、心から感謝しています。投げる哲学者という異名を持ち、頭脳明晰という評判の高い彼をチームメイトに受け入れることに、興奮しています。彼は好奇心と向上心に満ちており、カブスに最高にフィットすると思われます。彼が、シカゴで十分な時間を過ごし、リグレー・フィールドで投げる意味について考え、カブスに真に愛情を持ってくれたことが嬉しいです。街も我々も興奮しています」と絶賛した。
 カブスには鈴木誠也外野手(29)も所属して22年から2年間プレー。今季からは日本人コンビで投打を引っ張って行くことになるが、「鈴木選手が入団したことで、組織全体がより良くなるためにどうすべきかを学びました。この(誠也が入団してからの)2年間は我々にとって有益です。これによって将来、カブスが、日本の選手にとっての目的地になって欲しいと考えています。我々は、彼が新天地にスムーズに適応できるようにしたいと考えています。過去には間違いもあったと思いますが、それが、環境をより良くすることに繋がっています。私は、NPBには素晴らしい選手がたくさんいると感じていますし、より多くの選手に、シカゴという街とリグレーフィールド、そしてカブスが、彼らの目的地になるように感じて欲しいと願っています」と、さらなる日本人選手獲得へも意欲を示していた。


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