もう一度〜40年後に佐野元春を再び聴き出した理由
前回↓は
佐野元春さんの音楽との出会い、別れ、そして40年ぶりに聴き始めたことについて書きました。
今回はなぜ再び聴き出したのか、そのきっかけ・理由について書きます。
子育てで、好きだったのも忘れていました。
結婚して特に子供が小さい時は、
自分の時間や選択権(いつ何時にどこに行くか、何を食べるか、何にお金を使うかなど)が奪われると、
自分のことはどうでもよくなり、
何が好きだったのか
何をこれからしたいのかさえ忘れてしまうこともあるのです(これは無論、子や環境で人により度合いが違うでしょう)。
そんな状況が続いていた数年前、紅白で
「時代遅れのRock’n’Roll Band」(桑田佳祐さんの)に佐野さんが参加しているのを目にしました。
佐野さんは、ライオンから、ショートカットでスリムな男性に変わっていてビックリしました!
佐野さん、締まって若返っている。
後で調べると手術や辛いことなどもあり、
今はコールドプレスジュースを飲み小麦粉断ちもされストイックに過ごされている、とのことでした。
コロナ禍の苦労ももちろんあったでしょう。
でも今は晴れやかな、軽くなった感じ。
ほどなくして(確か)、私の母校の創立150周年祭に佐野さんが凱旋公演をするという校友会の知らせが届きました。
そう、私も佐野さんも立教大学の卒業生なのでした。
それは本当に偶然でそれまで意識したことも、もちろん直接の接点も無いのですが、
ちょっとした親近感のようなものをその時感じたのは事実です。
立教のことは子供も関係していて長くなるので、まいつか機会があれば書きたいと思います。
その後、TVの「世代別感動した思い出の曲」のような番組で SOMEDAY が流れたところに遭遇し、
「そう言えば好きだったなあ」とまた思い出し、
ようやく、久しぶりに聴いてみるかと Youtube で見つけて聴いてみたら、
↓実際にその時どれを聴いたかは覚えていないのですが、ここでは一番好きなオリジナル(車などの街の音入り)を DaisyMusic さんより:
久しぶりなこともありイントロで泣いちゃいました
(SOMEDAY はその歌詞からも、曲から離れていたり年をとってうまくいってない状況で久し振りに聴くと、感動が増す曲かもしれませんね)。
ちなみに今一番好きなのは「アンジェリーナ」で、
今Youtube で上がっているライブ映像で一番新しいはずのこちら↓が、
イントロも曲中のアレンジも一番好きで、
佐野さん、カッコいい!!
あとは、佐野さんは、大御所が、世代が下の人たちその他とどんどん進化して、
新しいアルバム・ライブを作っていっているところも感銘を受けました。
その他、佐野さんのことを私が好きな理由の一つに、
政治や社会への関心や発信があります。
これは彼の音楽を聴いていない間もそのようなニュースで名前を聞いたりしていたので、
潜在的に私の中では「カッコだけでない Rock'n roller」というイメージができていたように思います。
そう、彼の言うように、人間生きていれば愛に対してと同じように社会や政治にも関心が生まれるはずで、
海外ではプロテストは日常的に普通の人達によってされていますね
(私も若い時に、NYではありませんが留学したので、この点は多分特に海外にいられた方なら理解していただけるのではと思います)。
楽曲でメッセージその他で発信もしている佐野さんを尊敬しています。
あとは、(これは再び聴き始めて思ったことですが)彼が円熟していく過程で、
Kids(teenagers)だけでなく全世代の様々な立場の人にも目が行くようになっているところも、尊敬できるところです。
以上、長くなったしまいましたが、
このようなわけで40年ぶりに佐野さんファンに復活し好きでいるわけです。
タイミングというものはあるもので、
ちょうど自分の育児がようやく楽になり、
仕事もコロナ禍を経て方向転換が軌道に乗り、
自分の楽しいことをする時が来ていたのでしょう。
40年の空白を埋めるように、今、とりあえずYoutube で Motoharu classics から最新のまで聴いたり見ています。
DaisyMusic さん、無料でこんなにたくさん上げてくださってありがとうございます。大丈夫なのかな?
私は本当はCD を買ってライナーノーツとかちゃんと読みたい方なので、徐々に買って行きたいし、
初のライブも行きたいです。
この note では次回以降は、
今や口笛で答え始めた自分の息子をヒントに、
佐野さんの音楽と令和の Kids (teenagers) の関係、可能性について
(今の子達って反抗期が無く外より内の子も多いのでなかなか昔とは違っています)
NYや Visitors について
(私も若い時に勝手に留学したので人のこと責められないじゃん!とその後書いてて思ったのを踏まえ、若い佐野青年の海外経験の意義や、このアルバムの私の今の印象について)
私は横浜出身なので、佐野さんにゆかりのある横浜について
など書いてみたいと思います。
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