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医療費控除が実際の支払った金額をそのまま還付されるものではないことを解説します。

医療費控除は実際の支払った医療費全額を還付されるわけではありません。

医療費控除額は、支払った医療費のうち一定の金額を超えた部分のみが対象となります。

これは所得税を軽減するための制度ですので、高所得者ほど節税効果が高くなります。

医療費控除額は、所得控除の金額×その人の所得税率で計算されます。

つまり、所得税率の高い人ほどより多くの還付金を受け取ることができます。

例えば、税率5%の人の場合、10万円の医療費控除額に対しては5000円の還付金が得られます。

一方で、税率40%の人の場合、同じ10万円の医療費控除額に対しては40,000円の還付金を得ることができます。

このように、所得税率が高い人ほど医療費控除の節税効果は高くなります。

しかし、還付金額が実際の支払った医療費と比べて少なく感じることもあるかもしれません。

これは、医療費控除が実際の支払った金額をそのまま還付するのではなく、税金を軽減する目的で導入されたシステムであるためです。

還付金額が少ない場合においても、医療費控除は所得税を軽減する手段の一つとして利用できます。

ただし、各人の状況によって控除される効果は異なるため、適切な控除額を選ぶことが大切です。

医療費控除が実際の支払った金額をそのまま還付されるものではないことを解説しました。

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