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バセドウ病について。(異変に気付いた時)

私は、家系にバセドウ病の方がいます。そのことを高校生の時に知った時「大変だな…しっかりと向き合えてすごいな」「でも、そこまで大変な病気ではなさそうなのかな?」「目が少し出目なのはバセドウ病のせいなのかな?」とその方に思いました。
その数年後、自分がその病気になることはその時はもちろん知りもしませんでした。

バセドウ病とは…
甲状腺ホルモンの病気です。症状として、全身の代謝が活発になりすぎてしまい体重減少や動悸や息切れが頻繁になり疲れやすくなること、精神不安定など全身にさまざまな症状が現れます。
甲状腺は全体的に大きく腫れていき、目がとび出たり目が完全に閉じないなど眼の症状が出ることもあります。 また、炭水化物の多い食事をした後や運動の後などに手足が突然動かなくなる発作が起こることがあります。

このnoteを見て、少しでもこの病気への理解やこの病気で悩んでる方への力になればいいなと思います。

異変を感じたのは短大2年生の時でした。その頃私は人生の全てが楽しくて、真面目に授業を受けながらも友達とクラスの中でふざけあったり授業終わりに食事に行ったり、焼肉屋のアルバイトで色々な人と出会い勉強や経験を積んだりと充実した毎日を送っていました。

そんな中でそれはある日突然やってきます。

短大2年生の秋ごろ、友達数人と某絶叫系のアトラクションが有名のテーマパークに遊びに行きました。


そのテーマパーク自体私は初めてでしたが、絶叫系アトラクションが得意だった私はわくわくしながら順番待ちをしました。やっと自分たちの番になり、ジェットコースターに乗り頂上へ。いつものように「やっふー!」と両手を上げながら楽しく急降下!!…と思っていたのもつかのま「う…なんか気持ち悪い……」そう思い、私は両手で口をふさぎながらキャーキャー楽しそうに騒ぐ友達を横目に無理して小さく笑うことしかできませんでした。ジェットコースターから降りると私の異変に気づく友達たち。「大丈夫?きつかった?」「あんなに余裕ぶってたくせに〜!」「ちょっとベンチで休憩してきなよ」などそれぞれ優しく明るく励ましたり心配してくれました。その言葉に甘えてベンチで水を飲む私。「なんで…今までアトラクションに乗っていて、こんなこと一度もなかったのに」この時は20歳になったというのもありましたし「(大人になるって、こういうことなのかな…?気持ちに身体がついていけなかったり、子どもの時にできたことも少しずつ出来ない時があったりするのかな…?)」と謎に年齢のせいというか、年取っただけかあという認識で終わらせました。これが、バセドウ病に繋がる最初の異変でした。

最初に乗った絶叫アトラクションでの違和感を抱えながらも「体調が悪かっただけかな…寝不足とかもあったのかな」と自分なりに納得し、そのあとはまたみんなの輪の中へ戻り一日を楽しみ、思い出深い日になりました。(ちなみにその中の数人とは今でも仲良しな関係のお友達です!)
そして短大の冬頃、また新たな異変に気付きます。
私の身体の変化はこれだけではなかったのです。

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