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わが子に食べさせたいものを生産する

日本で販売されている卵のうち99.9%以上が無精卵です。

オンドリとメスを一緒に飼育して卵を生産しないと、
けっして有精卵にはなりません。

規定では20羽のメスに1羽のオンドリの割合で
飼育して生産した卵を、有精卵としていいことなっています。

しゅりの里(以前の農場)では、
10羽のメスに1羽のオンドリの割合で飼育し始めますが、

年頃になったオンドリ同士のし烈な縄張り争いにより、
最終的には、約14羽の雌鶏に1羽の雄鶏になります。



栄養学的には、無精卵、有精卵の違いは、ほとんどありません。

決定的に違うのは
無性卵というのは、人間でたとえますと・・・

人間の卵子は、排卵後24時間で死んでしまいます。
受精にいたるには、6~8時間が限度と言われています。

鶏さんの無性卵もこれと全く同じこと・・・。
いわば産み落とされて、約24時間で死んでしまいます。

つまり死んでしまったモノ。
当然ながら、要冷蔵で保管しなければ品質劣化します・・・。


有精卵は21日間適温で保温するとヒヨコになるたまご
上手く保存すれば、半年以上経過してもヒヨコに孵ります

つまり生命力が宿っている「生きているたまご」なのです。

そんな生きたたまご 有精卵を手に入れるには、
オンドリさんに頑張ってもらうしかないんですねえ♡

そうはいってもですねえ・・・。

オンドリは、メスよりも体が大きく餌も沢山食べますし、
時にはこの私にさえ、立ち向かってくることも・・・。




とび蹴りを背後から・・・。

オンドリをメスと一緒に飼育することは、
はっきりいって非常に非生産的です・・・。

でもね・・・。

生産者 藤田守として、いちばんのコンセプト&プライド




「わが子に食べさせたいものを生産すること」

本当に血となり肉となるもの イコール 生命力あふれるもの

100個たまごがあったら、100匹のひよこの孵るたまご

おいしさ? 味?
そんな追求してません!
お客さまがそれぞれ判断して下さってました。

大自然 生命からの授かりもの
これこそが「しゅりたま」である そう思っています。

続きは次回

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