負けるもんか~!
2008年 台風が過ぎ去ったあとのお話
台風が過ぎ去ったあと
もっとも優先すべきことは
生きとし生けるものすべてに
絶対に必要な水
水源復旧工事です!
台風シーズンの秋とはいえ
ココは南国高知 まだまだ暑いのです。
鶏さんたちは、水を飲むことで
体温を下げることが出来ます。
水がなければ、死を意味します。
この時私たちは約3,000羽の鶏さんを
飼育していました。
3,000羽の鶏さんが1日に必要な水
およそ3,000リットル
貯水タンクに蓄えられてる水
およそ10,000リットル
4日もちません!
つまり、絶対に4日以内で
復旧させなくてはならないのです!
そうはいっても、水源までの行程
いつもなら、川を泳いで渡るのですが
川はまさしく濁流です!
こうなりますと、旧ウスキ集落経由の
迂回ルートを通って、水源へ向かいます。
いったん県道21号線に向かい、
ウスキ集落へは、山道となります。
このルートを行く前に、妻に必ず
〇時までに帰ってこなかったら
村の人に捜索お願いするように
伝えてから弁当持参で出発します。
ウスキ集落までの山道は安全なのですが
そこから先は、先人が作った石垣用水路を辿りながら、
途中、いくつかの谷から
ものすごい量の水と土砂に気をつけながら
命綱ゾーンを通って、
植樹記念碑を経由して水源へ向かいます。
水源に着いたら、大量の土砂!
思わず大きな溜息が出ますが、
大自然という名の神からの試練
負けるもんか~!って叫びながら
手で土砂を少しずつ撤去していきます。
途中、持参した弁当を食べ
撤去作業を続けていきます。
夕方、妻に伝えた時間ギリギリに帰宅
翌日にまた撤去作業へ向かいます。
その作業を繰り返すうちに
貯水タンクへ向かってる給水口発見!
おりゃあ~ 勝ったぞ~!って叫ぶ。
大自然という名の神には勝てません!
あくまでも自分に勝ったのです。
大自然という名の神が
私たちに与える試練
それに真っ向から立ち向かい
克服した時の感動
そこに至るまでの
さまざまな工程の中からの学びと経験
得られた経験からついてくる自信
畏怖すべき大自然という名の神は
さまざまな事を教えてくれたものです。
すべて感謝ですね。
続きは次回
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