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負けるもんか~!
2008年 台風が過ぎ去ったあとのお話
台風が過ぎ去ったあと
もっとも優先すべきことは
生きとし生けるものすべてに
絶対に必要な水
![](https://assets.st-note.com/img/1715889893393-aGOTWKfI0O.jpg?width=1200)
水源復旧工事です!
台風シーズンの秋とはいえ
ココは南国高知 まだまだ暑いのです。
鶏さんたちは、水を飲むことで
体温を下げることが出来ます。
水がなければ、死を意味します。
この時私たちは約3,000羽の鶏さんを
飼育していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715889741754-OPA3SH0b0F.jpg?width=1200)
3,000羽の鶏さんが1日に必要な水
およそ3,000リットル
貯水タンクに蓄えられてる水
およそ10,000リットル
4日もちません!
つまり、絶対に4日以内で
復旧させなくてはならないのです!
![](https://assets.st-note.com/img/1715889574765-MBOB2WK34l.jpg)
そうはいっても、水源までの行程
いつもなら、川を泳いで渡るのですが
川はまさしく濁流です!
こうなりますと、旧ウスキ集落経由の
迂回ルートを通って、水源へ向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715889617598-LpWmBy9APH.jpg?width=1200)
いったん県道21号線に向かい、
ウスキ集落へは、山道となります。
このルートを行く前に、妻に必ず
〇時までに帰ってこなかったら
村の人に捜索お願いするように
伝えてから弁当持参で出発します。
![](https://assets.st-note.com/img/1715889656059-Zsq1SN7CJv.jpg?width=1200)
ウスキ集落までの山道は安全なのですが
そこから先は、先人が作った石垣用水路を辿りながら、
![](https://assets.st-note.com/img/1715889923305-UFqayzI0yB.jpg?width=1200)
途中、いくつかの谷から
ものすごい量の水と土砂に気をつけながら
命綱ゾーンを通って、
植樹記念碑を経由して水源へ向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715890021041-MUUAAozFpv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715890081050-lH2WVi3fmU.jpg)
水源に着いたら、大量の土砂!
思わず大きな溜息が出ますが、
大自然という名の神からの試練
![](https://assets.st-note.com/img/1715890124102-rvNQUNfv7m.jpg?width=1200)
負けるもんか~!って叫びながら
手で土砂を少しずつ撤去していきます。
途中、持参した弁当を食べ
撤去作業を続けていきます。
夕方、妻に伝えた時間ギリギリに帰宅
翌日にまた撤去作業へ向かいます。
その作業を繰り返すうちに
貯水タンクへ向かってる給水口発見!
![](https://assets.st-note.com/img/1715890182330-aUKsU34v6r.jpg?width=1200)
おりゃあ~ 勝ったぞ~!って叫ぶ。
大自然という名の神には勝てません!
あくまでも自分に勝ったのです。
大自然という名の神が
私たちに与える試練
それに真っ向から立ち向かい
克服した時の感動
そこに至るまでの
さまざまな工程の中からの学びと経験
得られた経験からついてくる自信
畏怖すべき大自然という名の神は
さまざまな事を教えてくれたものです。
すべて感謝ですね。
続きは次回
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